目次
はじめに
2022年9月に入り、海外旅行帰国時のPCR検査が免除となり、海外旅行のハードルが一気に下がりました。東南アジア旅行を検討している方も多いと思います。
まだ入国できない国もあり、HISでは「香港に入国しない日帰りツアー」なんかを企画していますね。入国しなくていいから海外を近くに感じたい気持ちは、私はとてもわかります。
今回、関西空港から出国し、シンガポール航空でシンガポールへの旅行を敢行してきたのですが、その際に気づいたこと、だれも教えてくれなかったこと、変更になっていることを簡単にまとめました。
時勢柄、いろいろ状況は変化しますので、記事内容に不具合があったとしても、自己責任でお願いします(当方は責任はもちませんよ~)。
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シンガポール入国時の必須書類は? 補足情報です
東南アジア各国やヨーロッパの国々がwithコロナに舵を切り、入国制限を撤廃していますが、その中で、シンガポールは無条件入国を認めていません。
ワクチン接種歴(2回実施し2週間以上経過)を含めた入国カード「SG arrival card」(デジタル申請)と誓約書(デジタル申請)が必要です。そして、TRACE TOGETHERというアプリのインストールと登録が求められています。
この入国カードの申請、シンガポールのMyICAアプリが必要とかVisit Singaporeアプリが必要とか、さまざまな情報が錯綜していますが、ふつうに「シンガポール政府Safe Travel」Webサイトで申請しましょう(無料です)。参考する記事としては、在シンガポール日本大使館のホームページが一番信用できます。
申請の際、ブラウザがChromeだと不具合が出ることがあるので(最後に印刷できなかったり)、他のブラウザをお勧めします。
ちなみに、誓約書はSG arrival cardの申請時の内容に含まれるので、「あれ誓約書はどこに?」と悩むだけ無駄です。
シンガポール政府によると、Web申請は72時間前から受付となっていますが、正確には、到着日を含めて3日前の0時から入国カードの申請が可能です。それ以前に申請しても、入国日時を記入できないので弾かれてしまいます。
そのため、0時過ぎにシンガポールに到着する便だと、出発50時間前くらいにならないと申請できないことになります。また、日本で3本の指に入る某大手旅行会社のWebサイトでは、3日前までにWeb申請する必要があるとホームページ上で書いていましたが、それは明らかに間違いです。
ワクチン接種歴のアップロードは、国の接種証明書アプリの英語版を、VDS-NCのQRコードでアップしましょう。QRコードのアップは任意となっていますが、接種証明書はどうせ必要です(紙媒体で持参も可ですし、アプリで提示もOKみたいです)。
QRコード無しの申請だと、承認状態がYellow(証明書確認必要な状態)になってしまいますが、QRコードアップ済みだとGreen(証明書確認不要でOK)となります。登録したメールアドレスに承認結果が返信されます。念のため印刷して持参しましょう。
パスポート番号にSG arrival cardの申請結果が紐づけされているので、Greenだと入国審査はスムーズです。私の体験とネット内の検索した限りでは、TRACE TOGETHERのインストールの有無を確認されることは、ほぼ無いようですが、とりあえずインストールはしておきましょう。
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日本出入国、シンガポール出入国にかかる時間は?
日本出国時のチェックインカウンターでは、ワクチン接種証明の確認だけですから、接種証明アプリを見せればすぐに終わります。
日本出国審査は、最近のパスポートはスタンプ無しの顔認証でOKですから一瞬です。
シンガポール入国は、出国カードがGreenだと両親指の指紋認証と顔認証だけなので1分程度で終わります。
シンガポール出国時のチェックインカウンターでは、特にMySOSの確認もありませんでした。私の出国審査は指紋と顔認証ですぐOK・・のはずが、顔認証がうまくいかずに係員さんに直接確認されちゃいました。
日本入国は羽田でしたが、こちらは動線をターミナル全体に広げています。検疫はターミナルの端で、入国審査はターミナルの中央ですから、歩く距離が途方もなく長いです。MySOSアプリで事前入力が青なら、ファストトラック利用で審査自体は一瞬ですが(日本人はほとんどファストトラック対象になっていました)、時間は30分以上をみておきましょう。足の弱い方や高齢の方は、今の段階では海外旅行をお勧めできません。
MySOSをいつ入力するか。帰国便搭乗日に帰国便搭乗までに入力することが想定されていると思われますが、かなり前から登録可能です。登録時点で審査が発生するので、早めに登録がおすすめです。直前に失敗すると困ったことになるかも。海外でWiFiやローミングなどが面倒なら、日本出国前に入力しても問題ありません。
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シンガポールはF1開催が近いので
2022年のF1シンガポールは9月最終週の週末(10月2日決勝)です。シンガポールのF1はモナコと同様に街中で実施されます。
マリーナ周辺の道の両側に、レース用の壁が設置されています。
いろんな場所がF1仕様に改修されていて、歩行者は大回りが必要でした。
チャンギ空港とCHANGI LOUNGEの運用
チャンギ空港第1ターミナルと直結したJEWELは、2019年に設けられた総合娯楽施設です。第1ターミナルの到着出口の目の前にあるJEWELに、プライオリティ・パス対象ラウンジ「CHANGI LOUNGE」があります。
出国前エリアなので利用しやすいです。JEWEL1階のEARLY CHECK-INカウンターの前にあります。CHANGI LOUNGEもEARLY CHECK-INカウンターも、案内の標識がJEWEL1階のあちこちに表示されているのでわかりやすいと思います。
問題は、こちらのCHANGI LOUNGEにおけるプライオリティ・パスのルールです。ラウンジの運用ルールがコロコロ変わり、利用者を戸惑わせています。
2022年秋の訪問時の運用は、
●運営時間は9:00~21:00
もともと24時間営業でした。
●フードとドリンクはそれぞれ3つのみ(フードは専用メニューでアルコールは有料)
もともとはビュッフェ形式でしたが、オーダー式になっています。
●シャワーは別途有料
以前は無料だったようです。
2022年秋現在で、30分で17$
プライオリティパスだと20%オフしていただけますが、
サービス料10%税金7%がついて、結果16.05ドルでした。
とまあ、いろいろ変化しまくっています。以前の情報では、チェックイン5時間前からでないと利用できないというルールが一時期あったようですが、かなり早めでも利用できました。
・簡易ビュッフェ+ホットミール1つ+ビール1杯+シャワーのセット
参考までに、チャンギ空港第2ターミナルは大改修中で、第2ターミナルの航空会社は第3ターミナルで運用中です。
チャンギ空港のプライオリティ・パス対象ラウンジは(2022年秋)
●第1ターミナルがSATS Premier LoungeとMarhaba Lounge(旧dnataが運営)の2箇所
●第2ターミナルは改修のため運営休止中
●第3ターミナルはSATS Premier LoungeとMarhaba Lounge(旧dnataが運営)、Ambassador Transit Loungeの3か所
●第4ターミナルはBlossom Lounge1か所です。
第2ターミナルのシンガポール航空ラウンジも改修中で、もともとdnataラウンジがあった場所がクリスフライヤーゴールドラウンジになり、dnataラウンジがMarhabaラウンジに名前と場所を変えて運営されています。
MRTやバスがVISA非接触式クレジットカードに対応
シンガポールの重要な移動手段であるMRT(市内の電車)ですが、日本のような通常の片道チケットが販売されていません。従来は、EZ-LINK(イージーリンク)カード(日本の交通系ICカードみたいなもの)を作る必要がありました。
2019年4月ごろから非接触式クレジットカード(コンタクトレス決済)に対応しています。4本の弧が並んだマークが記載されたカードだとコンタクトレス決済可能です。VJAグループ(VISA・Master Card)のコンタクトレス決済カードに対応しています。
鉄道構内へ入構時と出構時にタッチするだけでOK。カードがあれば特に準備は不要です。
かなり便利ですが、注意点もあります。
最も大事なのは、カード決済手数料(0.5$)が発生すること。VISAは日にち単位で、Master Cardは5日ごとにまとめて発生するので、MRT利用は(市内観光は)できるだけまとめたほうがお得です。
支払いは後日の為替レートで清算されるので、為替手数料だけでなく、為替損が発生する可能性もあります。
SimplyGoというアプリを使用して紐づけると、利用履歴や使用料金が確認できます。アプリが無くても使えます。
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関空の国際線エリアとラウンジ
2022年現在、関西空港第1ターミナルは大規模な改修作業に入っています。2022年10月には新しくなった国内線エリアがお目見え予定です。
国際線エリアは、しばらく改修作業が年単位で継続する予定です。そのため、かなり広いエリアが封鎖されています。
2022年秋現在、関西空港国際線北ウイングのANAラウンジは改修工事エリア内にあるため閉鎖中です(KIX公式HPにはクローズともなんとも書かれていませんが、ANA公式HPでは閉鎖中の文字があります)。同じく2022年秋現在、ANAは関西空港発の国際線は全く運行していないので、ANAユーザーには問題ないように思われます。
影響を受けるのは、JAL以外のフライトの搭乗予定者ですね。特に、スターアライアンス系の利用できるラウンジが1つもありません。航空会社ラウンジは全て閉鎖中で、中央エリアにあるKIXノースラウンジのみ運営中です(JALの指定ラウンジになっています)。
今回シンガポール航空を利用しました。従来のシンガポール航空便は南ウイング発着で、同じく南ウイングにあるサクララウンジが指定ラウンジでしたが、2022年9月現在北ウイング発着になっています。そして、指定ラウンジが無い状態です(ミールクーポンも無し)。
なぜかわかりませんが、JALのスタッフがシンガポール航空のチェックインや搭乗案内をしていました。JALのスタッフさんに、復路でANA便があったりすると相談しにくいですよね・・・。
国際線エリア内のカードラウンジはアネックス六甲だけ運営中です(8時~22時)。シンガポール便は23時以降に出発なので、このカードラウンジすら利用できません。私のようなラウンジ至上主義者には、詰んでる状態です。
幸い、国際線中央エリアのシャワールームは運営しているようです。エアロプラザのカードラウンジ「カフェラウンジNODOKA」のシャワールームも利用可能です。両者とも有料になります。
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まとめ
今回は、2022年秋の関西空港とシンガポール情報でした。シンガポールの旅行誌の発刊が2019年で途絶えていて、旅行雑誌では実情がわかりにくい面もあります。
2022年秋の時点で、シンガポールでは、マスク着用義務が無くなっています。建物外では7割くらいは着用していない印象です。一方で、空港などの建物内ではほとんどの方がマスクを着用していました。飛行機内では着用義務があります。
今回の旅行にあたって、いろいろ調べたうえでわからなかったことを、私なりの答えとして速報版でアップさせていただきました。速報版なので、いろいろ端折って記載しています。近日、きちんとした旅行記事にしたいと思います。
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