【空港ラウンジ体験記】関西国際空港 第1ターミナル エアサイドラウンジ(Airside Lounge) 国際線出国後エリア本館にあるDragon Pass対象ラウンジ

はじめに

今回は2025年秋に訪問した、大阪・関西空港(関西国際空港)第1ターミナル 出国後エリア本館にある「エアサイドラウンジ(Airside Lounge)」を紹介します。

第1ターミナル本館のゲート22と23の間にあります。

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入室基準

エアサイドラウンジ 運営時間 8:00~22:00(2025年秋)

エアサイドラウンジは関西空港の第1ターミナル国際線出国手続き後にあります。ですから、関西空港から出国するときにしか利用できません。関西エアポートリテールサービス株式会社(関西エアポートの子会社)の運営です。

以前は航空会社のステータス会員や上位クラス搭乗者にサービスを提供するビジネスクラスラウンジの位置づけでしたが、2025年6月に関西空港のラウンジアクセスが大幅に改変されました。2025年秋現在、エアサイドラウンジを指定ラウンジとする航空会社はありません。

プライオリティ・パスは利用できませんが、ドラゴンパスの提携ラウンジになっています。

・KIX-ITM Global Business Clubのメンバー
・ドラゴンパス
・KIX-ITM会員特典(500フライトポイント)

正直なところ、こちらのラウンジを利用するハードルはかなり高いです。KIX-ITM Global Business Clubは勤務先が法人会員で搭乗者が対象になる必要があります。個人事業者なら利用可能でしょうが、一般の方が利用するのは難しいです。

ドラゴンパスは中国版のプライオリティ・パスみたいなサービスですが、日本国内発行のクレジットカードには付帯しません。ラウンジを利用するだけなら1人55USドルの価格設定になっています(ドラゴンパス会員は35USドル)。会費は年99USD~とコスパがいいとは言えません。

KIX-ITM会員とは関西エアポート(伊丹、関西、神戸の3空港運営会社)が発行する無料会員です。会員特典でラウンジチケットを入手することが可能です。KIX-ITMカード会員が関西空港利用毎に1便当たり10ポイント獲得できるフライトポイントを500ポイント獲得する必要があります。フライトポイントの最も有効な利用方法は40ポイントで駐車料金1日無料(最大4,200円が無料)なので、駐車料金換算だと500ポイント52,500円になります(実際はKIX-ITMカードで25%割引もあるのでもう少し下がりますが)。ラウンジチケット交換はコスパがいいとは言えません。

車を利用しない方はフライトポイントの交換先はマイルや商品券になり、だいたい1ポイント5~10円くらい換算ですね。そう考えると妥当な気もします。

とまあ、私たち日本在住者にはブラックボックスに近い存在で、訪問が難しいラウンジです。たまたま?私のKIX-ITMカードのフライトポイントが余っていたので、ネタ的な意味もあってラウンジチケットに交換して利用してみました。

ちなみに2025年12月現在、関西空港 第1ターミナルには下記ラウンジがあります。

関西空港第1ターミナルのラウンジ PP:プライオリティ・パス
エアロプラザ
KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA カード/PP対象
国内線保安検査後
ぼてぢゅう1946 Japan Traveling Restaurant by BOTEJYU PP対象
ラウンジKANSAI 国内線航空会社共用ラウンジ
国際線保安検査後
カードラウンジ 「六甲」 北ウイング2階12番ゲート付近 カード/PP対象
カードラウンジ「アネックス六甲」 北ウイング2階中間駅付近 カード/PP対象
カードラウンジ 「金剛」 南ウイング2階29番ゲート付近 カード/PP対象
KIX Lounge Kansai 本館3階 ビジネスクラス共用ラウンジ
KIX Lounge Premium 本館3階 ファーストクラス共用ラウンジ
エアサイドラウンジ 本館3階22/23番ゲート付近 ドラゴンパス対象

アクセス

ラウンジは第1ターミナル出国後エリア、本館のゲート22と23の間にあります。

出国審査を終えて、右に進みます。エスカレータがあるので降ります。

2階に降ります。

うねうねとした免税店街を通り抜けていきます。いつもめちゃくちゃ混雑していて、通り抜けるのに時間がかかります。

免税店エリアを出ると、正面に待合エリアがあるのですが、その向こう側の駐機場側に出ます。

エアサイドラウンジの案内板に従って、駐機場側の通路を右に進みます。

すぐ目の前にゲート22があり、その向こう側の上方にラウンジがあります。

階段あるいはエレベータでラウンジに向かうことができます。

上に昇ると、ラウンジの入り口があります。

内部の様子とサービス

2025年秋のエアサイドラウンジ訪問時の紹介です。

サービスは以下の通り。

席数 不明 喫煙なし
・ソフトドリンク
・無線LAN
・新聞雑誌
・アルコール類
・軽食
・トイレ
・電話ブース
・シャワー

ラウンジ内にトイレがあるのは便利です。トイレが無いと受付に声をかけて外に出る必要ができますからね。

ラウンジは細長い構造になっています。利用者はほぼDragon Passに限定されているので、中国系の利用者が多い印象で、日本人の利用者はかなり少ないです。

席にコンセントはありますが、USB充電ポートは利用できなくなっていました。

シャワールームが備わっています。2024年までは関西空港で唯一シャワーブースを備えたラウンジでした。

フードプレゼンテーションです。欧風カレーなど、日本人向けのフードもありますが、やはり中華系のフードも多いです。

ハムやサラダなど。スイーツもあります。

こちらはベーカリー類など。

チキンラーメンやお味噌汁もあります。

アルコール類は焼酎や日本酒なども用意されています。

角ハイボールにプレミアムモルツなど。冷蔵庫にはソフトドリンクもあります。

おつまみも用意されています。

エスプレッソマシンもあります。

こんな感じでいただきました。

フードの種類はやや少なめの印象で、以前あった飛鳥ラウンジより少し提供される種類が少ない感じです。2024年以前のエアサイドラウンジとほぼ同じくらいでしょうか。ある程度お食事の代わりになると思います。

駐機場に広く面しているので、内部はかなり明るい雰囲気です。私の訪問時は、あまり混雑しない時間帯だったので席に余裕がありました。

2025年現在、航空会社の指定ラウンジから外れたので、利用者を選ぶラウンジになってしまっています。共用ビジネスクラスラウンジ「KIX Lounge Kansai」の方がフードの種類は上なので、ビジネスクラス客にとっては改善かもしれません(KIX Lounge Kansaiも関西空港直営です)。プライオリティ・パスでは利用できないので気をつけましょう。

まとめ

2025年秋に訪問した、関西国際空港 第1ターミナル エアサイドラウンジ(Airside Lounge)を紹介しました。Dragon Passで利用可能な空港直営の商業ラウンジです。2025年現在、日本在住者が利用するにはハードルがかなり高く、ブラックボックスのようなラウンジになっています。

航空会社ステータス会員なら素直にKIX Lounge KansaiあるいはKIX Lounge Premiumを利用する方がフードサービスが充実しているのでいいと思います。また、2025年現在、プライオリティ・パスでカードラウンジ 「六甲」、カードラウンジ「アネックス六甲」、カードラウンジ 「金剛」で軽食サービスを受けられるようになったので、こちらを利用してもいいかもしれません(ただし、フードレベルはエアサイドラウンジの方が明らかに上です)。

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