はじめに
2010年の北海道の旅の続きです。前回は鉄道で稚内から札幌、根室と旅して釧路駅に戻ってきました。今回は釧路駅から旅を始めます。
スポンサーリンク
くしろ湿原ノロッコ号
2日目は釧路で宿泊。3日目は釧路駅から出発です。11時過ぎに釧路駅を出発する「くしろ湿原ノロッコ号」に乗車します。DE10 1660の機関車にけん引された、50系客車4両で運用されています。
あいにくの雨でしたが、客車にはガラス窓があるので大丈夫。
キタキツネの人形たちがお出迎えです。列車内に売店もあります。
釧網本線を釧路駅から塘路駅に向かいます。釧路湿原の中を走行します。窓を開けることができればよかったんですけどね。
路線と並走する釧路川です。川はくっついたり離れたりです。
車内はパック旅行の方々が大勢乗車されており、私のような個人旅行客は少なかったです。
50分くらいで塘路駅に到着です。ウッド調のコテージのような駅です。団体さんでごったがえしています。
塘路駅は駅員さんのいない無人駅ですが、ノロッコ & 8001というお土産屋兼喫茶店があります。写真撮影はお断りとのことで(ネット上に画像が多数あるので、撮影OKになったのかもしれません)、駅構内の写真はありません。
ノロッコ号はこちらで折り返し。帰りは機関車が客車を押して進む形になります。写真では手前方向に進みます。ちょっと変な格好に見えます。
塘路駅の周囲には集落がありますが、交通の要衝というわけではないので、下車してもそのあとの足がありません。パック旅行のお迎えのバスに乗り込む方、折り返しとなるノロッコ号釧路行きに乗る方が去ってしまうと、とっても閑散とした駅になってしまいます。
私は網走方面の普通列車に乗り継ぎ予定です。釧網本線は単線なので、ノロッコ号が塘路駅に停車しているうちに釧路方面からきた列車が塘路駅を発車する必要があります。
塘路駅に到着してから15分後ぐらいに普通列車がやってきたので乗り込みます(2021年現在、この時間帯に設定されている列車はありません)。
45分くらい乗って12時過ぎに摩周駅に到着。霧の摩周湖で有名な摩周です。もともとの駅名は弟子屈駅で、弟子屈町の中心になります。こちらで2時間の待ち合わせ。お昼としました。
弟子屈といえば弟子屈ラーメンが有名ですが、駅から徒歩では厳しいです。駅前にお店は少ないのですが、駅を出てすぐ左手にぽっぽ亭という食堂があり、豚丼をいただくことができました。
摩周駅には足湯が用意されています。せっかくなので足湯を堪能させていただきます。失敗したのは、タオルを持っていくのは忘れていたんですよねえ。ちょっと濡れた足に靴下を履く不快感が忘れられません・・・。
スポンサーリンク
摩周&川湯温泉 足湯めぐり号
15:06発の網走行きに乗り込みます。キハ54形快速「摩周&川湯温泉 足湯めぐり号」です。快速というだけあって停車駅が少ないのですが、途中停車駅で10分以上停車するなど、観光列車のような性質の列車です。快速列車なので予約も追加料金も不要。
釧路駅から網走駅まで釧網本線を4時間くらいかけて走破します。停車駅の多い快速「しれとこ」(2018年にしれとこ摩周に改称)の方が1時間短い3時間程度の所要時間ですから、どれだけのんびり走るかわかります。
16分で川湯温泉駅に到着しました。摩周駅でも21分停車しましたが、川湯温泉駅でも18分停車します。
そしてこの駅にも足湯があるので、せっかくですから楽しませてもらいます。駅名に温泉がついていますしね。
こちらの足湯はやや人が多くて混雑していました。
川湯温泉までやってきています。ここから知床方面の網走へ向かいます。
1時間30分くらい揺られて、17:14に網走駅に到着。釧網本線の終着駅であり、旭川駅から続く石北本線の終着駅でもあります。
札幌行きの特急「オホーツク」に乗り換えです。気動車キハ183系ですね(900番台かな)。
特急オホーツクは、途中の遠軽駅で進行方向が変わります。乗客は自分たちで座席を一斉に転換させる作業が必要で、遠軽駅名物ですね。珍しいことではなく、特急「ひだ」の岐阜駅、特急「しらさぎ」の米原駅、特急「はまかぜ」の姫路駅などがあります。秋田新幹線でも大曲駅で逆になりますよね。
ふたたび札幌駅に戻ってきて3日目が終了です。乗り放題のフリーパスがあるので、まだまだ北海道の旅は続きます。
スポンサーリンク
まとめ
2010年の稚内駅からの鉄道旅です。今回は釧網本線の足湯めぐりがメインになりました。次回は、ふたたび札幌駅からの旅です。
スポンサーリンク