【国内鉄道旅】2010年稚内から 乗り鉄旅(1) 宗谷本線「サロベツ」/根室本線「おおぞら」

はじめに

旅行が大好きのタビズキです。コロナ禍の影響で、海外に行けず、飛行機は飛ばず、まん延防止や緊急事態で移動制限まで。海外旅行ブログが鉄道旅ブログ化しつつあり、さらに巣ごもり生活が遷延してネタが無くなってきました。とうとう10年以上前のネタを持ち出すありさまです。

鉄道も運休が多く、旅行しやすいとは言えない状況ですね。通勤電車はけっこう密ですし、運休の影響で各列車の密度が上昇しています。

今回は、2010年の北海道の旅です。2010年は飛行機ファンにとって絶望で始まった年ですが、当時の私は鉄道しか興味無かったのでほとんど無関心でした。そんな年の夏の旅行です。北海道を鉄道で巡る旅です。

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出発は日本最北端の駅 稚内駅

いつもは出張先からの帰還の旅ですが、今回はお仕事ではありません。普通に北海道旅行です。私の旅は観光地を巡るのではなく、鉄道に乗るだけの旅。かなりへんてこなルートで旅をします。失敗するとアウトです。

今回はJR北海道管内を巡る予定なので、JR北海道が発売する「北海道フリーパス」を購入していました。北海道フリーパスは普通列車や特急列車の自由席は乗り放題、特急列車の指定席も6回まで指定可能で、7日間有効で27,430円(2021年4月現在)です。

2021年の今でこそ全国のみどりの窓口で購入可能ですが(2013年にOKになったようです)、2010年当時は、大阪近郊で購入できるのはJR北海道プラザ大阪支店のみでした。当時、大阪駅前の第一ビルにあった店舗ですが、2018年に役目を終えて閉鎖しています。記憶違いかもしれませんが、乗車当日購入ができなかったはずなんです。事前にこの切符を購入するために、梅田に足を運びました。

伊丹空港から稚内空港へ。ANAは夏季のみ伊丹空港から稚内空港に直行便が運航していました。稚内空港からバスで稚内駅へ。稚内空港から稚内駅へは、空港の到着に合わせてバスが運行しています(航空機が運休するとバスも運休)。

稚内空港からバスに揺られて30分で稚内駅に到着です。2010年当時は旧駅舎で年季を感じますが、駅やと構内改装が始まっていて、2011年に新駅舎の運用が開始されています。

稚内駅は日本最北端の駅で、ホームは1面1線しかありません。駅構内で北端に車両止めがあり、線路も最北端になります(新駅舎稚内駅の北側に線路が設置されていますが、JR線と路線は繋がっていません)。

特急サロベツが入線しています。2010年当時は札幌駅まで行くことができました。2021年現在では旭川駅で折り返しになります。さらに、2021年のダイヤ改正で13時台発の特急は曜日限定運行に。ますます宗谷本線はローカル化しています。

稚内発の特急は、サロベツと宗谷があります。非電化区間なので、運用する車両は気動車のキハ261系です。サロベツも宗谷も同じ車両を使用しているので、特急の名前の使い分けはわりと適当な印象(2021年現在、札幌行きが宗谷、旭川行きがサロベツになってますが、2010年当時は関係ありませんでした)。

稚内駅から南へ続く線路。稚内駅から鹿児島県の枕崎駅まで線路が繋がっていると思うと、感慨深いものがありますよね。

13時台の特急サロベツで札幌駅へ向かいます。札幌到着は19時くらい。約400kmの距離を5時間以上かけて運行です。この日はそのまま札幌で宿泊となりました。

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特急おおぞらで釧路へ

翌朝、札幌駅へ。スーパーおおぞら1号で釧路に向かいます。朝7時ごろ出発ですから、6時頃に起きてチェックアウトとハードな始まりでした。

写真は釧路駅で撮影

スーパーおおぞらは千歳から帯広を経由して釧路に向かいます。気動車キハ283系です。

写真は釧路駅で撮影

乗車時間は4時間程度。前日の乗車時間より短いとはいえ、なかなかの長時間乗車になります。でも、ぜんぜん苦になりません。ま、当時は私も若かったですし。

釧路駅で乗り換えです。釧路駅から釧網線(網走方面)が出ていますが、根室本線も先に延びています。滝川・富良野・帯広・釧路とつづく根室本線は、当然ですが根室まで行くことができます。釧路駅から先の根室本線には優等列車がありません。

スーパーおおぞら1号は快速ノサップに乗り継ぐことができます。ノサップの語源は、北海道最東端「納沙布岬」からきています。

キハ54形の快速ノサップ根室ゆきです。待ち時間少なく乗車することができましたが、乗客は比較的多く、席を確保することができませんでした。

途中の厚岸駅で降車客があり、席を確保できました。ときどき鹿が出てきて徐行したり止まったりするのは、北海道ローカル線ならではの光景です。

釧路駅から2時間以上揺られて終着駅の根室駅に到着しました。ここで線路は行き止まりです。日本最東端の駅・・・ではありません。ひとつ手前の東根室駅が最東端になります。

根室から観光と言えば、納沙布岬でしょう。ここからは路線バスです。根室交通さんのバスで納沙布岬に向かいます。バスはJRの列車に連絡して出発します(当時は1日8往復ぐらいありましたが、2021年現在は5往復しかありません)。

45分くらいで納沙布岬に到達。北海道最東端にやってきました。目の前は大海原のパノラマが広がります。

納沙布岬には灯台があります。ほかにも、観光地らしく売店などもありました。帰りのバスの時間があるので、滞在時間は50分もありません。あわただしく納沙布岬を後にします。

ふたたびバスで根室駅へ戻ってきました。

根室駅からは釧路に戻る路線しかありません。さきほどと同じキハ54形ですが、今度は各駅停車になります。16時ごろ出発で3時間近くかかって釧路駅に到着です。釧路駅についたときはもう真っ暗になっていました。

この日は釧路駅に宿泊。釧路川近くの炉端焼きの店でお食事をいただきました。一人旅なので一人で炉端焼き。こんな観光客は私だけかと思ったら、ほかにもいらっしゃいましたね。心強い(?)です。ほっけが大きすぎて食べきれなかった記憶があります。

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まとめ

2010年の稚内駅からの鉄道旅です。立ち寄る先々でちょっと観光しながら、列車の旅を楽しみました。ちょっと昔になるので、写真も少なめ、カメラの性能も少し落ちますね。思い出しながら記事を書いています。次回は釧路駅からの旅です。

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