【国内ホテル】東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ 宿泊記(2) ミッキー広場を見下ろせるポルト・パラディーゾ・サイド スーペリアルーム(ピアッツァビュー)のお部屋とオチェーアノの朝食を紹介

はじめに

2025年秋、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタに宿泊してきました。

東京ディズニーシー・ホテルミラコスタは東京ディズニーリゾートの運営するディズニーホテルの3番目のホテルとして誕生しました。2001年の東京ディズニーシーオープンに合わせて開業しています。

2025年現在、日本のディズニーホテルは下記の4ランク6ホテルがあります。

ラグジュアリータイプ
東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル (グランドシャトー)
デラックスタイプ
ディズニーアンバサダーホテル
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ
東京ディズニーランドホテル
東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル (ファンタジーシャトー)
モデレートタイプ
東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル
バリュータイプ
東京ディズニーセレブレーションホテル

以前は日本のディズニーホテルの中で最高ランクに位置していましたが(デラックスタイプの中でも最高位でした)、2024年に東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルがオープンしてその座を譲っています。

2024年はトスカーナ・サイド カピターノ・ミッキー・トリプルルームに宿泊しましたが、今回はポルト・パラディーゾ・サイド スーペリアルーム(ピアッツァビュー)です。ハーバービューのお部屋に比べると窓からの景色やショーの鑑賞範囲が制限されますが、ミッキー広場を見下ろせるいいお部屋です。

客室の様子と朝食の紹介をさせていただきます。

スポンサーリンク


ホテルの概要とディズニーホテルとしてのメリット2025

今回、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ(以下、ホテルミラコスタ)に宿泊してきました。東京ディズニーリゾート公式ホテルであるディズニーホテルです。東京ディズニーシー開業と同時に運営開始になっただけあって、ディズニーシーと一体になっていて、ディズニーシーのエントランスの一角を形成しています。

ディズニーホテル宿泊のメリットはいろいろありますが、特に大きいものが以下のものです。

・通常より15分早く入園できるハッピーエントリー(一部対象外)
・混雑に伴う入園制限でも入園保証
・後泊のディズニーホテルへの郵送サービス(セレブレーションホテルへの発送はOKだが、セレブレーションホテルからの発送は不可)
・舞浜駅傍のウェルカムセンター2階からホテルへ荷物を発送するバゲッジデリバリーサービス(無料 預け入れ7:30~16:00 セレブレーションホテルを除く)
・ホテルからウェルカムセンター2階へ荷物を発送するステーションデリバリーサービス(有料 受け取り13:00~20:00 セレブレーションホテルを除く)
・レストランやショーの早期予約
・ホテル内ショップでディズニーグッズを購入できる

これらのサービスをどれだけ重視するかが、ディズニーホテルを選択する要因となるでしょう。 ホテルの部屋は4か月前から(バケーションパッケージだとさらに前から)予約できます。

コロナ禍を経て、下記のルール変更があります。基本的に改悪ばかりです。
・ホテル予約は5か月前→4か月前開始
・初日から両パークに出入りできるスペシャルパスポート購入権→廃止
・ルームキーの刻印、持ち帰り→不可
・客室内バスアメニティ→ボトルタイプになったため持ち帰り不可
・客室内ホテルオリジナルペーパーバッグ→エコバック2個
・ミラコスタ客室内アメニティのカミソリ→オーダー制に
・客室内ミネラルウォーター→ホテルロゴ廃止
・ディズニーリゾートラインの無料チケット→廃止
・東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンターでのプリチェックイン→廃止
・プール利用料金1,000円アップ
・その他、施設運営時間短縮
・オフィシャルホテルとディズニーホテル間の郵送サービス(2024年終了)※ディズニーホテル間はOK
・公式開園時間より大幅に早い開園かつ直前まで開園時間が不明

東京のホテル料金高騰を考慮すると、多少の価格改定によるディズニーホテル宿泊料金上昇があったとはいえ料金は比較的据え置かれています。宿泊料金は相対的には安くなっていると考えられますが、そのためのサービスカットでしょう。ファンタジースプリングスホテルとの差別化もあるかもしれません。サービスカットの中で、スペシャルパスポート廃止が痛いですね。

ホテルミラコスタは少し年代の古いホテルなので、客室にUSB充電ポートがありません(東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテルやセレブレーションホテルでは提供されています)。これも大きなデメリットです。

ディズニーホテルとしての実施的なメリットは通常より15分早くパークに入園できるハッピーエントリーに尽きます。2025年秋現在、東京ディズニーシーのハッピーエントリーを実施しているのは、ホテルミラコスタ、ファンタジースプリングスホテルの2ホテルのみなので、希少価値があります。

ただし、2025年現在、ハッピーエントリーで早く入場しても、アトラクションが稼働する時間は15~45分ぐらい後になります。プライオリティパスの取得などでアドバンテージはありますが、アトラクション体験に関して優位性は揺らいでいます。

とまあ、いろいろ変化がありますが、重厚で格調高い雰囲気で「ホテルミラコスタ」は人気が高いです。ファンタジースプリングスホテルオープンに伴い予約のハードルは下がりましたが、バルコニーやテラスの付いた部屋は相変わらず予約困難です。

アクセスやホテル施設の解説は2024年の記事を参考にしてください。

チェックイン

フロントは2階です。東京ディズニーシー・ステーション駅のリゾートライナーの先頭側にある小さな改札がミラコスタホテルへの最短アクセスルートです。

改札に磁気チケットの挿入口が無い

2025年現在、ディズニーリゾートラインの東京ディズニーシー・ステーション駅からホテルに向かう際に1つ注意点があります。

ホテルミラコスタ用改札で利用できない磁気チケット

この改札に使われている改札機が改修され、ICカードあるいはQRコードのみ対応となったため、磁気チケットが利用できなくなっています(1階の中央改札は利用可能です)。

ホテルミラコスタ利用予定の方は、磁気チケットを購入しないようにしましょう。交通系ICカードを利用するかQRコード用チケットを購入することをお勧めします。

さてチェックインです。今回はポルト・パラディーゾ・サイド スーペリアルーム(ピアッツァビュー)を予約しました。小学生以下はレギュラーベッドで添い寝可能なので、最大で大人3名子供2名宿泊可能になります。

室数が多いため、チェックイン列が長くなる傾向にあります。プリチェックインやオンラインチェックインがとても有用です(ルームキーの返却が必要になったのは、チェックイン業務をオンラインチェックインに誘導するためだと思われます)。

チェックイン後の荷物を運んでくださるポーターさんはいらっしゃいますが、人数が多くなくてかなり待つので、オンラインチェックインをするか、ルームキーをいただいて自力でアクセスしたほうが早いです。

スポンサーリンク


お部屋の様子 ポルト・パラディーゾ・サイド スーペリアルーム(ピアッツァビュー)

宿泊のフロアに向かいます。エレベータにセキュリティはありません。ホテルの廊下にはさまざまな絵が描かれています。

今回宿泊したのはポルト・パラディーゾ・サイド スーペリアルーム(ピアッツァビュー)でした。ツインベッドとトランドルベッドを備えています。

ミッキーたちの絵が飾られています。

ミッキーの探検マップ、高級感漂うソファも設置されています。

テレビ台の下にはパジャマが収納されています。大人用しか入ってないので、子供用が必要ならテレビでオーダーするかレセプションで受け取る必要があります。

枕元の台にはコンセント、時計、電話、照明の集中コンソールがあります。2001年開業のホテルなので、USB充電ポートが無いのが難点です。

入り口傍の棚には、アイスペール、湯沸かしポット、UCCのドリップ珈琲、辻利のティーバッグ、カップ類があります。

下には無料のミネラルウォーターが入った冷蔵庫が収められています。

クローゼットです。スリッパ、靴ベラ、シューブラシなどが用意されています。

子供用に足台、セイフティボックスも置かれています。

ウェットエリアです。右手がバスルーム、左手はトイレになります。

カップ、歯ブラシ、ソーイングセット、バス用タオル、ウォッシュタオル、入浴剤などが置かれています。カップやソーイングセットは持ち帰り可能です。

引き出しの中にドライヤーとヘアブラシ(1点)があります。残念ながら、カミソリは客室のテレビでオーダーが必要です。

バスルームです。バスアメニティはボトルタイプで、ブランドは不明です。ディズニーホテルのバス水回りの水圧はかなり良好で、すぐにお湯が貯めれますし、シャワーも快適です。バス用のイスや桶があるのも〇です。

トイレです。

ピッツァビューの客室なので、メディテレーニアンハーバーのミッキー広場を見下ろすことができます。残念ながら、ハーバーは視界の端に見える程度です。

客室の窓はほとんど開きません。かろうじて、パーク内の音を拾えるようになる程度です。スマホのレンズすら出る隙間がありません。

ディズニー・ハロウィーンのグリーティングですが、何とか見えます。

ダッフィー&フレンズ20周年カラフルハピネスのグリーティングです。望遠カメラならもう少しきれいに写真撮影できると思います。

夜景です。ナイトハイ・ハロウィーンの花火を鑑賞することができました。

朝食会場 地中海料理レストラン「オチェーアノ」

フロントのある2階に朝食会場オチェーアノがあります。

オチェーアノ
ブレックファスト 6:30~10:00 大人4,200円(2026年4月以降4,500円)

ランチ/ディナー(ブッフェ) 11:30~21:00
ディナー(コース) 17:00~21:00

ビュッフェはアルコールなどは有料になります。物価上昇に伴いオチェーアノも価格改定が続いています。

オチェーアノでは、うまく時間が合えばハーバーショーを鑑賞することができます(朝食時間を除く)。食事時間は90分程度に制限されていますが、その時間内で、ショー開催時間になるとバルコニーに出てショーを鑑賞できます。待ち時間なしにショーが鑑賞できる特典は魅力的です。ショーの行われている場所と距離は少し離れていますが、レストランの位置が比較的低層で目の前に遮るものが無く音楽も直接聞こえるので、臨場感があります。

コース料理を注文した方の方が、バルコニー案内が優先されます(お値段の順ということです)。ビュッフェだと、食事をとりに行ったり、ショーを見たりと、少し落ち着かない食事になってしまいますね。小さなお子さんも多いので、にぎやかなレストランになっています。

今回、朝食ビュッフェを利用しました。フードプレゼンテーションを見てみましょう。

ホットミール類。

こちらも洋食類。

和食類。

サラダ類。

ベーカリーやスイーツ。

シリアルやフルーツ。

ヨーグルトやみそ汁など。

こんな感じでピックアップしました。

とろろご飯もいいですね。

チュロスやパンケーキ、カレーやスイーツなど。こども受けするフードも多いです。

朝食の場合、朝のエントリーに間に合うためにあわただしく食事をされる方が多いです。入場開始時間が事前にわからないので、プライオリティシーティングの予約時間が難しいのも難点ですね。そもそも6:30~8:00の予約はかなり難しくなっています。いったんエントリーした後に退園し、9時台に朝食をいただくのも選択肢です。

スポンサーリンク


まとめ

今回は2025年秋に宿泊した、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの様子をアップさせていただきました。ディスニ―リゾート直営のホテルリゾートで、ディズニーシーに直結していて、パークの拠点として利用価値が高いホテルです。朝早くから夜遅くまでパークを楽しむ方にお勧めです。

雰囲気はゴージャス感がありますが、ディズニーらしいキャラクター色は控え目です。上位のファンタジースプリングスホテルと差別化するためか、サービス面は改悪が続いていて低下傾向です。

こちらのホテルに宿泊するメリットは、ディズニーシーのハッピーエントリー対象であることに尽きます。メインエントランスからの入園になりますが、ソアリンやトイ・ストーリーマニアなどのアトラクションを楽しんだり、早朝のメディテレーニアンハーバー周辺のデコレーション鑑賞に威力を発揮します。パークからホテルに直接出入りするホテル&パーク・ゲートウェイも設置されていて、ディズニーシーの拠点として抜群です(なかなか連泊が難しいですが)。

2018年のハーバービュー宿泊時

予約困難ですが、ハーバーショーを鑑賞できる客室なら、お部屋からショーを楽しむことができ、優雅な時間を楽しめます。これはどのディズニーホテルにもない最大のメリットです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする