【世界一周解説編20】関西で航空会社上級会員取得するなら、JGC?SFC?(2)国内線就航路線から考える

世界一周航空券に関していろいろ解説しているこちらのブログ。関西在住の方が上級会員取得を目指す場合、JALかANAのどちらの上級会員を入手したほうが便利になるのでしょうか。今回は、国内線(伊丹空港・関西空港・神戸空港)の時刻表からみた利便性で考えてみます。(2019年3月現在)

2024年以降JALのJGC会員になるハードルがあがり、尋常な努力では到達できなくなりました。2024年以降にフリークエント会員を目指すならANA一択です。

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1.伊丹空港のネットワーク

目的地 JAL便 ANA便
羽田 15 15
成田 2 2
札幌 4 7
福岡 4 6(1)
那覇 2 4
函館 1 1
青森 3 3
秋田 3 3
三沢 1 0
花巻 4 0
山形 3 0
仙台 8 7(3)
福島 0 4(2)
新潟 4 6(3)
但馬 2 0
出雲 4 0
隠岐 1 0
松山 3 9
高知 0 6
大分 3 4(1)
長崎 4 3
熊本 4(1) 6
宮崎 6 5
鹿児島 7 6
屋久島 1 0
奄美 1 0
全便 90 97

JALの()は天草エアライン、ANAの()はIBEX

ANAは主要路線でJALより若干充実させています。札幌・福岡・那覇便で数便多く設定されています。また、ANAは四国方面(高知・松山)で便数が充実しています。南東北方面(福島・新潟・仙台)もANAが強いですが、独立系IBEXエアラインとの提携によるアドバンテージと言えます。

JALの強みは、東北・中国・離島方面です。歴史ある航空会社なので、地方路線が充実しています。関連会社であるJTAやJACを持っているのが強みです。

全便数ではANAが上回っていますが、就航路線はJALの方が多いです。どちらも1長1短ですね。伊丹空港をホームとする京都・北摂・神戸方面の方が、どちらをメインの航空会社とするかはケースバイケースといえます。

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2.関西空港のネットワーク

目的地 JAL便 ANA便
羽田 3 10(5)
福岡 0 1
札幌 3 2
那覇 3 4.5
宮古 0 2
石垣 1 1

()はスターフライヤー

関西空港のネットワークはANAの圧勝です。特に、羽田便の充実が目を引きます。独立系スターフライヤーの共同運航便が支えている印象です。スターフライヤーは普通席も全席革シートで、他の航空会社より足元の広さがあり、国内線なのに個人モニターを備えるなど、ANA便よりレベルの高いシートです。

JALは繁忙期にはもう少し離島便を増やしますが、ANAと比較してフライトが充実しているとは言えません。ただし、隠れた共同運航便があります。ジェット・スター・ジャパンの運航便のうち、国際線に乗り継ぐ場合(国際線チケットと同時発券する場合)のみ共同運航便扱いになります。関西発で使えるのは成田便ぐらいですね。国内線のみの場合は共同運航便になりませんが、JALマイルを加算することは可能です。JALはジェットス・スター・ジャパンの筆頭株主(33.3%)で、部分的に提携しています。

まとめますと、関西空港をホームとする河内・泉南・和歌山方面の方は、ANAを選択するほうがいいと思われます。

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3.神戸空港のネットワーク

目的地 JAL便 ANA便
羽田 0 2
札幌 0 3
那覇 0 3

見ての通り、ANAの圧勝です。ですが、ANA便は羽田2便と札幌1便だけで、札幌の2便はエアドゥ、那覇の3便はソラシドエアです。これらの会社はANAの子会社ではありませんが、かなりの資本援助を受けています。いずれにせよ、神戸空港を発着するJAL便がない以上、三宮周辺の方はANAの一択になるでしょう。

2019年9月以降、神戸空港発着のFDA便が就航し、JALと共同運航を開始しています。松本2便、高知1便、花巻1便、青森1便の計5便あります。

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まとめ

以上より、京都・北摂地域を除き、ANAの方が優勢といった印象です。ただ、三宮の方でも伊丹空港をよく使うと思いますし、泉南地域のかたで伊丹空港を使う方も多いでしょう。空港からの距離だけでは断定できないです。

また、沖縄の離島方面リゾートが好きな方は、那覇からの乗り継ぎが充実しているJAL系を選ぶ方もいると思います。直行便だけが選択肢ではありませんよね。

それでも、総合するとややANAの方が利便性が高い印象でしょうか。国際線の利便性と総合して判断するとよいかと思います。

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