【世界一周解説編8】番外編:関西空港のぼてじゅうでプライオリティ・パスを使ってみた

プライオリティ・パスとは、イギリスのプライオリティ・パス社が運営する空港ラウンジ利用システムとそのカードを指します。プライオリティ・パスのカードがあれば、世界中の提携ラウンジを使用することができます。今回は、世界一周には関係ないですが、国内線利用の関西国際空港でプライオリティ・パスを使ってみます。

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プライオリティ・パスのシステムのをおさらい

プライオリティ・パスを持っていると、飛行機の搭乗券がある場合に限り、空港にある提携ラウンジを使用できます。そのパスは無条件に手に入るものではありません。正式に発行する場合は、年会費が発生します。

年間優待回数 年会費 本人利用料金 同伴者料金
プレステージ会員 制限なく無料 399USドル 無料 27USドル
スタンダードプラス会員 10回まで無料 249USドル 27USドル 27USドル
スタンダード会員 なし 99USドル 27USドル 27USドル

提携ラウンジはプライオリティ・パス社が運営しているわけではありません。ラウンジによってはプライオリティ・パスがなくても有料で入場できる場合があります。多くのラウンジでは27USドル以上必要なので、スタンダード会員でも損はしません。とはいえ、元を取ろうと思えば、海外旅行してかなりの回数ラウンジに入室しないとだめです。上のいずれの会員であっても、元をとるのは難しいかもしれません。

プライオリティ・パスで入室できるラウンジは、ほとんどがビジネスクラス用航空会社ラウンジと同等と考えられます。ファーストクラスラウンジ並みの上品さやサービスは期待できませんが、フードサービスやアルコールを含むドリンクサービス、シャワーサービス、WiFiサービスなどが期待できます(サービス内容はラウンジによります)。

プライオリティ・パスが利用できるラウンジは世界で1000カ所以上とされています。かならずしも国際線に乗る場合だけしか使えないわけではありません。国内線でも利用可能なラウンジがあります。2018年8月現在の情報です。

成田空港第1ターミナル TEIラウンジ、IASS Executive Lounge1
成田空港第2ターミナル TEIラウンジ、IASS Executive Lounge2
関西空港第1ターミナル KALラウンジ、ぼてぢゅう

いずれも、セキュリティエリア外に店舗があるという共通点があり、だからこそ国内線でも使用することができます。ただし、成田空港のラウンジはカードラウンジ相当なので、同伴者ありの場合はクレジットカード(ほとんどの会社のゴールドカード以上ならOK)提示でも無料で入れますし、入場料が発生する場合はプライオリティ・パスを使用せずに直接入場料を払った方が安くつきます。

KALラウンジは大韓航空のビジネスクラスラウンジです。スペースが広くないので混雑しやすく、国内線だと入場を断られるケースがあるとの口コミもあります。ぼてじゅうはラウンジではなくレストランですが、プレステージ会員の場合、1人あたり3400円分まで無料扱いになります。プライオリティ・パスは最近このようなレストラン無料タイプの提携を増やしてきており、オーストラリアのシドニーを中心に提携店舗を増やしています。

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プライオリティ・パスをぼてじゅうで使用してみた

すでに書きましたが、関西国際空港の3階に「ぼてじゅう」というお好み焼きがメインの和食レストランがあります。関西にチェーン店がいくつかあります。プライオリティ・パスを使用すると、3400円分(税込)までの注文を無料ですることができます。もし、3400円を超える場合は、超えた分だけ実費で必要です。

関西空港の店舗に向かいますと、ほぼ確実に店舗前に列ができています。列に並ぶと、店員さんがプライオリティ・パスを所持しているかをチェックします。プライオリティ・パスを使用する旨を伝えると、搭乗券の有無・人数・プライオリティ・パスを使用する数を確認されます。

プライオリティ・パスは飛行機に乗る方用の優待カードなので、搭乗券が必要なのはあたりまえです。問題は、プライオリティ・パスの使用する人数に関してですね。プライオリティ・パスは、名義の記載がある方のみを対象とするのが原則です。家族で使用する場合はややこしくなります。私は何度かお邪魔していますが、「ぼてじゅう」でのプライオリティ・パスの扱いはいろいろと紆余曲折しています。結果、2018年8月現在下記のようになっています(公式ホームページにも掲載されています)。

当日に関西空港を出発する便に搭乗予定であること

 搭乗券やeチケットなどの提示が必要です。到着便に関しては、以前はOKだったようですが、2018年8月現在は不可になっています。

同じテーブルでは、全員プライオリティ・パス使用とすること

 要は3400円分を複数人でシェアはできないということです。

 プライオリティ・パスには同伴者料金が設定されているので、正規のプライオリティ・パスであれば、同伴者1人あたり27USドルが後日請求されます。ただし、クレジットカード会社を経由して発行されている場合は、そのカードの規定に従います。クレジットカードによっては無料のものもあれば、1000円のもの、2000円のものと、さまざまです。同伴者料金はぼてじゅう側ではわからないので、知りたい方はクレジットカード会社に問い合わせてください。

 注文は3400円×人数分をまとめてします。2人分なら6800円以内、3人分なら10200円以内で注文可能です。

テイクアウトは対象外
6歳未満は無料扱い

 今まで幼児の扱いに関して、有料だったり無料扱いだったりとそのときどきで判断が分かれていたようですが、2018年8月現在では6歳未満が無料と明記されています。

朝10時まではモーニングセットのみの提供

 朝7時からオープンしていますが、朝10時まではモーニングセット以外のメニューはありません。モーニングセットは1300円前後なので(モーニングに1300円はけっこうなお値段ですが)、飲み物をつけても(ノンアルコールは100円で追加可能なので)、3400円の枠を使い切るのは難しいです。ただし、アルコールの注文が可能なので、ビールを何杯もお替りすれば枠を使い切ることが可能です。

別名義の複数枚のプライオリティ・パスの使用可能

 同じ名義のプライオリティ・パスを複数枚使用することはできませんが(プラチナカードを複数所有している方に生じる現象です)、別名義のプライオリティ・パスならば複数毎使用できます。例えば、夫婦でそれぞれの名義でプライオリティ・パスを所持している場合、それぞれ使用できます。夫が自分名義のプライオリティ・パスを複数枚所有していても、夫の分しか使用できません。

 ただし、注文は3400円以内ずつ分割することになるので少し面倒です。

順番待ち列が長くなりがちなので、注意してください。1組で5分程度の待ち時間、6組並んでいれば30分程度は必要です。さらに、お好み焼きを焼くのに20-30分程度を要すると言われます。食事を食べるのにも30分程度は必要でしょう。セキュリティエリア外なので、国内線なら、飛行機出発の30分前には店舗を出る必要があります。これらを総合すると、店舗に並ぶ時点で、飛行機出発まで2時間を切っていると、乗り遅れのリスクが高くなります。

さて、店内に案内されて、食事を注文します。メニューは税抜き価格で表示されているため、消費税抜きで3100円程度まで注文できます。スマホで電卓機能を使うのがいいかもしれませんね。ぼてじゅうのお好み焼きの値段は少し高めです。1人3100円だとすると、お好み焼き+つまみ1品+ソフトドリンクで、なんとか範囲内に収まります。アルコールを注文すると、お好み焼きの価格を下げる必要があります。時間を節約するためには、あらかじめ列に並んでいる間に注文を決めておく方がいいです。

店内の客層は、ビジネス5:観光客5でしょうか。プライオリティ・パス利用者が半数を超えていると思われます(お店の人が「●●番さんパスです」なんて声を掛け合ってます)。

今回、私は家族で利用しました。夫婦と子供2人ですが、1人は6歳未満なので3人がプライオリティ・パスの対象となります。私のお連れさんもプライオリティ・パスを持ってますので、子供の分だけ私のプライオリティ・パスで支払いとしました(幸い、私のプライオリティ・パスは1人だけ同伴者無料です)。6800円以内の注文と3400円以内の注文をすることになります。「ミックスジュース3つ」なんて注文をしましたが、不自然なので分けてくださいとのことでした。うーむ、面倒ですなあ。

お好み焼き以外は、それほど時間がかからずに提供していただけます。十分お腹がいっぱいになる量をいただけました。お金がかかっていないので、たいへん満足です。

2018年3月までは、伊丹空港でアメリカンエキスプレスのクレジットカードを提示すると、食事券をいただけるサービスが実施されていました。伊丹空港のサービスが無くなり、関西空港でプライオリティ・パスが使用可能となったため、私は関西空港を使用する回数が増えてきています。早朝はぼてじゅうの店舗が開いていないため、関西空港の早朝便を使用する際に利用できないのが難点ですね。せっかくの特典ですから、利用できるときは利用していきたいと思っています。プライオリティ・パスに関する解説記事も参考にして下さい。

この場合、2円だけ支払う必要があります(笑)

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