【世界一周解説編19】関西で航空会社上級会員取得するなら、JGC?SFC?(1)国際線就航路線から考える

世界一周航空券に関していろいろ解説しているこちらのブログ。関西在住の方が上級会員取得を目指す場合、JALかANAのどちらの上級会員を入手したほうが便利になるのでしょうか。今回は、国際線(関西空港)の時刻表からみた利便性で考えてみます。(2019年2月現在)

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1.関西空港からアメリカ方面

目的地 JAL便 ANA便
ホノルル JL

HA

×
グアム × UA
ロサンゼルス JL ×
サンフランシスコ × UA

HA:ハワイアン航空 UA:ユナイテッド航空

アメリカ方面はJALだとホノルルとロサンゼルスに行くことができます。ハワイが好きな方はJALの方がよさそうです。

※ハワイアン航空ではJAL上級会員でも優先カウンターや手荷物優先などの優遇がありません。

ANAは自社便はありませんが、UAの便がグアムとサンフランシスコに出ています。ハワイに行きたければ、東京経由しかありません。

まとめると、JAL側に軍配が上がります。

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2.関西空港からヨーロッパ・中近東方面

目的地 JAL便 ANA便
フランクフルト × LH
ロンドン BA ×
ヘルシンキ AY ×
ドバイ EK ×

BA:ブリティッシュエアウェイズ AY:フィンエアー EK:エミレーツ航空 LH:ルフトハンザ航空

関西空港からヨーロッパ・中近東方面は、どちらも自社便を就航させていません。ですが、共同運航便が就航しています。

運行状況を見る限り、JALの方が選択肢は多そうです。2019年3月31日より、関空ーロンドン便が10年ぶりに復活するので、ロンドンへ直行することが可能になりました。中近東はエミレーツ航空との共同運航便があるJALの方がよさそうです。

※エミレーツ航空ではJAL上級会員でも優先カウンターや手荷物優先などの優遇がありません。ブリティッシュエアウェイズはJAL上級会員でも手荷物優先がありません。

まとめると、JAL側の圧勝となります。

3.関西空港から東南アジア・オセアニア方面

目的地 JAL便 ANA便
クアラルンプール MH ×
シンガポール × SQ
バンコク JL TG
ジャカルタ × GA
デンパサール × GA
ハノイ VJ VN
ホーチミンシティ × VN
マニラ × PR
セブ × PR
デリー/ムンバイ × AI
オークランド × NZ
ケアンズ JQ ×
シドニー QF ×

MH:マレーシア航空 JQ:ジェットスタージャパン QF:カンタス航空 VJ:ベトジェットエア

SQ:シンガポール航空 TG:タイ国際航空 GA:ガルーダ・インドネシア航空 VN:ベトナム航空

AI:エア・インディア NZ:ニュージーランド航空 PR:フィリピン航空

赤字はLCC 青字は共同運航便なし

関西空港からアジア方面は、ANA便はないものの、スターアライアンスの共同運航便が充実しています。特にシンガポールとバンコクへは、1日2便が運航しており、需要の多い路線でもあるため、圧倒的な魅力を見せています。

一方、JALはバンコクへは自社便を飛ばしていますが、他の東南アジアへはほとんど便がありません。2018年10月よりベトジェットエアと共同運航を開始していますが、こちらはLCCですから魅力が低下してしまいます。さらに言うと、ベトジェットエアにJAL便名で搭乗する場合は、JALの上級会員でなくても、skybossというベトジェットエアの上級会員待遇になります。

※エア・インディアのムンバイ/デリー便は香港経由です。また、ANAの共同運航便の設定はありません。エア・インディアは、2018年以降スターアライアンス系のWebサイトから予約できなくなっており、今後の展開に注目が集まっています。

関西空港からオセアニア方面は、オーストラリアならカンタス航空とジェットスタージャパン、ニュージーランドならニュージーランド航空になります。どちらの国に興味があるかで分かれるでしょう。

※カンタス航空にはJALの共同運航便の設定はなく、手荷物優先の取り扱いもありません。ジェットスター・ジャパンはLCCで、優先カウンターと手荷物優先の優遇がありません。

まとめると、ANAの方がスターアライアンス系の選択肢が多そうです。

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4.関西空港から東アジア方面

目的地 JAL便 ANA便
ウラジオストク S7 ×
ソウル

(金浦/仁川)

KE OZ
プサン KE ×
済州島 KE ×
香港 CX AI,NH
マカオ × NX
北京 MU CA,ZH,NH
大連 CZ CA,NH
瀋陽 CZ ×
青島 MU SC,NH
済南 × SC
煙台 MU ×
無錫 × ZH
南通 × ZH
上海(浦東) JL,MU NH,CA,HO
広州 CZ ×
杭州 MF NH
福州 MF ×
厦門 MF ×
南京 MU HO
成都 × CA
昆明 MU ×
深圳 × ZH
台北(桃園) JL,CI,CX BR
高雄 CI BR
台南 CI ×

S7:S7航空 KE:大韓航空 OZ:アシアナ航空 CI:チャイナエアライン BR:エバー航空

CX:キャセイパシフィック航空 MU:中国東方航空 CA:中国国際航空 CZ:中国南方航空

ZH:深圳航空 SC:北東航空 HO:吉祥航空 AI:エア・インディア 青字は共同運航便なし

関西空港からウラジオストクにはワンワールド系のS7航空が出ています。極東方面の貴重な路線です。

韓国方面は大韓航空が充実しています。大韓航空はスカイチームですが、JALと提携して数多くの路線で共同運航便を就航させています。ANA側は同じスターアライアンス系のアシアナ航空がソウルに多数の便を就航させています。

香港はワンワールド系のキャセイパシフィック航空が充実しています。スターアライアンス系では、エアインディアが就航しているものの、ANAのサイトから予約できないので利用のハードルが上昇します(2019/2/24~ANA便が香港便を運航予定です)。ANA側なら、マカオ航空のマカオ便の方がおすすめになります。

台湾はスカイチームのチャイナエアラインがJALと提携しており、路線も充実しています。スターアライアンスはエバー航空があります。便数は甲乙つけがたいですが、JAL便が就航しているのは大きいですね。

中国国内はANAが自社便を複数の路線に就航させており、非常に充実しています。さらに中国のフラッグキャリアである中国国際航空や深圳航空がスターアライアンス系なので、ANAのネットワークを補完する形になっています。加えて、独立系の山東航空と吉祥航空も共同運航便を設定しています。ワンワールド系の中国航空会社はないので、やはりスカイチームである中国東方航空・中国南方航空と共同運航便を設定しています。JALの自社便が少ないことと、共同運航路線が少ないこともあり、中国国内はANA側の方が充実してみえます。ただ、アライアンスの片方しか就航していない都市もあるため、一概には言い切れないかもしれません。

2019年6月3日から、JALと厦門航空(スカイチーム)でコードシェアが開始されました。中国を到着地とする関西発着の3路線(杭州・福州・厦門)が含まれています。JALの中国路線も徐々に充実してきています。

東アジアに関しては、中国ならANAが有利で、香港はJAL、その他はややJAL有利といったところでしょうか。中国経済の成長が著しい現状では、ANA側に軍配が上がるのかもしれません。

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まとめ

JALはヨーロッパ、アメリカ(特にハワイ)路線が有利であり、ANAは中国を中心としたアジア路線に強みがありそうです。双方ともに、強みのある路線へさらに自社便を投入し、各航空会社の独自性をみせています。

中国出張の多いビジネスマンならANAなのでしょうが、短距離路線ならLCCで代替するという手段もあります。長距離路線になるほど、上級会員サービスの有効性が発揮されますから、欧米旅行がメインならJALになるでしょう。羽田乗り継ぎを苦にしないなら、どちらでもいいと思います。上級会員という資格に対する考え方と、海外旅行を考えている国を天秤にかけて、選択するのがいいと思います。

これが、関東在住の方だと、両方の航空会社の就航都市はほぼかぶっているので、独自性がj感じにくいと思います。関西発着路線は限られているからこそ、慎重に航空会社を選ぶ必要がありそうです。

次回は国内線の就航路線から考えてみましょう。

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