【世界一周解説編22】世界一周でホテルの上級会員を目指す(2)

世界一周航空券を使って世界周遊の旅をするなら、旅先でホテルを利用することも(私みたいな弾丸旅行ならともかく、普通は)必要になります。せっかく宿泊するなら、こちらも上級会員を目指すのはいかがでしょうか。今回は前回の続きです。

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はじめに

ホテルにも航空会社のように上級会員というシステムがあります。宿泊回数が多い方が上顧客として、さまざまなサービスを受けることができます。世界一周旅行でホテルの上級会員を目指すとして、世界各地にまんべんなくあるホテルチェーンでないと意味がないことになります。

・マリオット
・インターコンチネンタル
・ハイアット
・ヒルトン
・シャングリラ
・アコー
・ワンハーモニー
・マンダリンオリエンタル
・フォーシーズンズ
・アマン

前回はマリオット、インターコンチネンタル、ハイアット、ヒルトンまで解説しました。今回は残りのグループにおける上級会員システムに関して解説します。

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シャングリラホテル&リゾート

世界各地に100以上のホテルを展開するグループです。数こそ少ないものの、高級かつ有名なホテルが勢ぞろいしています。こちらではゴールデンサークルという上級会員システムが展開されています。

シャングリラの上級会員の主な特典は以下の通りです。

サービス ゴールド ジェイド ダイヤモンド
獲得条件 入会申込 20泊or10回 50泊or25回
無料市内電話
ポイント +20% +50%
アーリーチェックイン 11時 8時
部屋のアップグレード
ラウンジ利用
レイトチェックアウト 16時 18時
朝食無料

なかなかサービスが充実しています。10回泊まるだけで(連泊だとダメ)ジェイド会員というのは素晴らしいですね。ジェイド会員でも朝食無料になります。

ただ、ホテルの数が少なく、日本国内には東京にしかありません。宿泊実績を積み上げるのは結構大変だと思いますが、世界一周航空券を発行しているなら、10滞在のジェイドまでは視野に入るのではないでしょうか。

アメリカンエクスプレス・プラチナカードを獲得する。

こちらのカードを所持していれば、ジェイド会員資格を取得できますが、私たち一般庶民にはハードルが高そうです。

ANAアメリカンエクスプレスプレミアカードを申し込む。

こちらも直接申込可能なクレジットカードです(正確に言うとインビテーションが必要なのですが、直接申し込み成功報告がわりとあります)。ただし、年会費がすごく高い。15万もします。普通のサラリーマンが維持可能なカードではありません。

こちらのカードを所持していると、自動的にジェイド会員の資格が付与されます。ステータスマッチと違って、クレジットカードを持っている限りにおいて、半永久的にステータスを維持できます。

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アコーホテルズ(フェアモント・ラッフルズ)

アコーホテルズとはフランス発祥のホテルチェーンで、3500以上のホテルを運営しています。もともと中級ホテルが多かったのですが、フェアモント・ラッフルズ・スイスホテルを主体とするFRHIを買収したため、高級ブランド系も強くなってきました。日本にも進出してきています。

スイスホテル南海大阪

上級会員の資格と主な特典は以下の通りです。

サービス クラシック シルバー ゴールド プラチナ
獲得条件 入会申込 10泊 or  800ユーロ 30泊 or 2800ユーロ 60泊or 5600ユーロ
無料WiFi
ウェルカムドリンク
部屋のアップグレード
ラウンジ利用
レイトチェックアウト

朝食無料特典がありません。ラウンジアクセス権もなかなか獲得できないため、アップグレードとレイトチェックアウトが主なメリットになります。サービスを実感できるのはプラチナ以上でしょうか。

上級会員になるには、所定の宿泊を積み重ねる必要があります。あるいは支払金額でもいいです。いずれにしても高いハードルであることは間違いありません。一部、対象外のホテルがあるので、注意しましょう。

ヨーロッパにホテルが多く、超高級ホテルばかりでもないので、宿泊の際に選択肢に入りやすいです。世界一周航空券だと、シルバーが限界でしょうか。

イビスビジネスカードを申し込む

アコーホテルズはイビスビジネスカードという会員証を発行しています。日本語サイトもあるので、日本国籍でも申し込めるようです。年会費は90ユーロとユーロ建てになります。こちらのカード発行で、ゴールドステータスになります。ラウンジアクセス権はありませんが、アップグレード等のサービスが受けられるようになります。

2023年2月にイビスビジネスカードは終了しました

ALL PLUS VoyageurとALL PLUS ibisを申し込む

2023年3月にはじまったアコーホテルズの新有料会員システムです。ALL PLUS Voyageurは20泊の宿泊実績、ALL PLUS ibisは10泊の宿泊実績がつくので、両方入会で合計30泊になりゴールドステータスになります。ラウンジアクセス権はありませんが、アップグレード等のサービスが受けられるようになります。それぞれ年会費は199ユーロと99ユーロですから、イビスビジネスカードよりお高くなっているのは否めません。

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ワンハーモニー(日航・JAL・オークラ)

ーパラオ ロイヤル リゾート バイ ニッコー ホテルズー

今回紹介するホテルグループの中で、唯一日本発祥のホテルチェーンです。名前の通り、JAL系と相性のいいホテルグループになります。

こちらも上級会員システムがあります。

サービス メンバー ロイヤル エクスクルーシブ
獲得条件 入会申込 10泊 or

5,000Pt

30泊 or

15,000Pt

新聞無料
ポイント +25% +50%
部屋のアップグレード 5泊分
レイトチェックアウト

上級会員サービスとしてはやや渋い印象です。エクスクルーシブ会員でも朝食無料やラウンジサービスはありません。各ホテルごとに独自のサービスも用意されているので、ないよりはあった方がお得でしょう。

上級会員になるには、所定の宿泊を積み重ねる必要があります。あるいは支払金額でもいいです。ハードルは高めなので、正攻法で獲得するのは難しいかもしれません。また、アジアにはホテルが多いですが、欧米にはかなり少ないので、世界一周旅行で上級会員獲得は難しと思われます。正攻法以外を考慮しましょう。

One Harmony VISA ゴールドカード

こちらは直接申込可能なクレジットカードです。カード決済の獲得ポイントが、ワンハーモニーのポイント対象になります。

こちらのカードを所持していると、自動的にロイヤル会員の資格が付与されます。クレジットカードを持っている限りにおいて、半永久的にステータスを維持できます。(ですが、あまり会員特典が・・・)ゴールドではない、One Harmony VISA クラシックカードもありますが、こちらはステータスが付与されません。

JALマイルをポイントに変換する

実は、JALマイルをワンハーモニーポイントに変換できます。変換レートはキャンペーン次第ですが、通常、JALのマイル3万を18000ポイントに変換できますので、いきなりエクスクルーシブ会員になります。

ワンワールドの世界一周旅行を終えて、貯まったJALマイルを使ってエクスクルーシブ会員になるのが一番簡単です。

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マンダリン・オリエンタルホテルグループ

香港発祥の外資系のホテルチェーンです。運営ホテル数は少なく、日本にも2019年現在で1件しかありませんが、有名なホテルグループになります。

こちらのグループには上級会員システムがありません。ただし会員システムはあり、メンバーになるだけで、無料WiFiとウェルカムギフトが提供されます。

また、マンダリン・オリエンタルの公式サイトから予約すると、16時までのレイトチェックアウト、部屋の無料アップグレード、洗濯サービス、高速WiFiサービス、無料の朝食から2つ選べる特典が受けられます。

メンバーになるだけで朝食をいただけるので、上級会員なんていりませんね。

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おわりに

アマン、フォーシーズンズ、ペニンシュラに関しては、私の調べた範囲内では会員制度を見つけることができませんでした。

ペニンシュラにはフィットネスクラブの会員制度がありますが、入会金100万越えのすごい価格ですね。手が出ません。また、アメックスと共同で発行するゴールドカードがあり、ペニンシュラ東京でのみアップグレードや朝食無料、レイトチェックアウトなどのサービスがつきます。ただ、これらは世界一周旅行には役に立ちそうにはありません。

以上、いろいろなホテルグループに関してみてきました。マリオット、ヒルトン、IHG、アコーなどは、ホテルも多いので上級会員であるメリットも大きいです。ライフスタイルにもよりますが、検討していいと思われます。

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