【世界一周解説編8】世界一周航空券と宿泊

世界一周航空券を使って世界周遊の旅をするに際して、宿泊をどうするのがいいのでしょうか。宿泊の予約サイトの話ではなく、どこで宿泊するかという話です。いろいろな考え方があると思いますが、今回は弾丸旅行を中心に私の考えを披露されていただきます。

スポンサーリンク


弾丸旅行で宿泊費を節約するには

以前にも書いたと思いますが、世界一周旅行をするには最短で3~4日、最長は1年になります。最短で旅行する場合は、ほぼすべての宿泊を飛行機で済ませることになるでしょう。この場合、宿泊費はかかりませんが、エコノミークラスだけの旅だと苦行といっても過言ではないと思われます。ビジネスクラス以上のフライトであれば、フラットシートにして熟睡することが可能なことが多いので、負担も軽減できるでしょう。

日本からヨーロッパで10-12時間、ヨーロッパから北米東海岸で7-9時間、北米東海岸から日本で13-15時間、各乗り継ぎ3時間として42時間前後です。朝11時の便で出発したとして、理論上は2日後の朝5時に帰り着くことになります。実際は、日本に到着する便のほとんどは夕方着なので、もう少し時間がかかります。いずれにせよ最短では全く楽しみはないでしょう。

早朝着便と夜発便の間を使って観光がお得 宿泊費ゼロ

宿泊費をできるだけ浮かせるためには、できるだけ長距離夜行便を用いることです。それだけではなく、都市に到着する時間を早朝にして、出発する時間を夜にするのが望ましいでしょう。私の例でいうと、ドバイに到着する便を深夜発早朝着とし、ドバイで1日観光して、夜発の便で出発しました。到着までに十分睡眠をとって(実際はいろいろあってとれなかったですが)観光に備えて、出発までに十分な時間を確保しました。宿泊費がかかっていないので出費が最小限になりました。

スポンサーリンク


周遊旅行ではどこに宿泊するのがいいか

諸事情により宿泊が必要な場合、普通に街中で宿泊したほうが無難です。観光地に近いため、宿泊前後で観光可能ですから、時間の有効利用となります。空港直結のホテルはかなり割高になるケースが多いです。ただ、フライトがどうしても早朝発で空港周辺に宿泊しなくてはならないこともあるでしょう。

費用を安くするなら、空港周辺の送迎付きホテルになると思います。ヒルトンなどのブランドホテルでも、空港に直結していない場合は比較的安く宿泊できます。ただ、異国の地なので、小さなトラブルの積み重ねで飛行機の出発に遅れる危険性もあるため、旅慣れてないならあまりお勧めしません。

空港に隣接して徒歩でアクセスできるホテルは、サービスや部屋の大きさから考えると割高になります。乗り遅れが不安なら、選択肢にあげることができると思います。

トランジットホテルという選択肢もあります。空港内にあるホテルで、名前からもわかると思いますが、本来は乗り継ぎ客用のホテルです。空港と直結したホテルと同様に、コストは高くなります。

ードバイ国際空港のトランジットホテルー

トランジットホテルはセキュリティエリア外が多いですが、セキュリティエリア内に位置するホテルもあります。こちらの場合は、保安検査や出国審査を受ける必要がないため、より時間に余裕ができます。限られたスペースに配置されたホテルなので、部屋の大きさやサービスは期待してはだめですね。時間単位で利用できるホテルも多いので、短時間と割り切って使用するのもありだと思います。

空港のソファーに寝るという手段もバックパッカーではよくする方法ですが、やはりセキュリティ面で不安になります。荷物も多いので、せめてセキュリティエリア内で仮眠をとるほうが安全です。注意点としては、チェックインカウンターがオープンになっていないと保安検査場が通過できないことと、すべての空港が24時間運用しているわけではないということです。特に、ハブ空港ではない航空会社では、出発の2-3時間前にならないとチェックインが始まりません。ちゃんと確認したうえで、計画を立てましょう。

空港での仮眠ではなかなか疲労が取れないので、長旅だと旅の後半になるほどじわじわと体にこたえるようになります。ドーハ空港など、一部の空港では仮眠用の設備が空港内に設置されていて自由に使えるところもあります。

ちなみに、空港内のラウンジは仮眠が許可されていないところがほとんどで、仮眠をとっているとスタッフに起こされてしまいます。逆に、仮眠室を設けているラウンジもあります。シンガポール(チャンギ)空港の「The Haven」やバンコク(スワンナプーム)空港の「Royal Orchid Lounge」などです。前者はプライオリティ・パスで入室できるラウンジですが、仮眠室の利用は有料です。後者はタイ航空のラウンジですから、スターアライアンスの上級会員やビジネスクラス以上を利用しないと使用できませんが、入室者は仮眠室を無料で利用できるようです。注意しましょう。

以下にまとめてみます。

 安全性  費用  搭乗までの時間  快適性
市中ホテル  〇 ×  ◎
空港に隣接したホテル  〇  〇
トランジットホテル(保安検査場外)  〇  〇
トランジットホテル(保安検査場内)  〇 ×  〇
空港のソファー × ×

ケースバイケースですが、空港のソファーは公式にOKというわけでもないですし、当サイトではおすすめできませんね。当サイトのおすすめは、搭乗時間の制限がなければ、普通に市中ホテルです。出発が朝早くで時間や交通手段に問題があるようなら、空港周辺のホテルを考慮しましょう。そしてなにより、ホテルはきちんと予約をしておきましょうね。

スポンサーリンク


よりホテルを快適に利用するために

世界一周旅行では、さまざまな国を巡ります。そして様々なホテルにお世話になるでしょう。こんな時に便利なのが「ホテルの上級会員」の資格です。航空会社に上級会員の資格があるように、ホテルにも上級会員の資格があります。航空会社の上級会員になるには飛行機に数多く登場する必要がありますが、ホテルの上級会員になるにもホテルにたくさん宿泊する必要があります。

世界各地に展開している有名なホテルグループとして、ヒルトン系、IHG(インターコンチネンタル)系、マリオット系(SPGを含む)、アコー系、ハイアット系などがあります。全て外資系ですね。世界各地にホテルチェーンを展開しています。世界一周旅行で特定のホテルグループを利用し続ければ、上級会員も見えてきます。

ホテルの上級会員の特典はグループやランクによって異なるので一概には言えません。実感しやすい特典として、①無償のルームアップグレード、②朝食無料、③ホテルラウンジアクセス権などがあります。ホテルの上級会員になるために世界一周旅行を利用するのもいいですが、それだと世界一周旅行の際には上級会員の資格が有効利用できません。あらかじめ上級会員になっておき、特典を享受するのがベターですよね。

たとえばヒルトン系で見てみましょう。上記のアップグレードや朝食の特典がつくのは「Gold」ランクです。一番簡単に到達するには年間20滞在(連泊しないで20泊)が必要です。出張族ならともかく、一般サラリーマンには無理ですよね。あるいはマリオット系(2018年8月以降)だとプラチナエリートで朝食やラウンジアクセス権がつきますが、年間50泊必要とより厳しい条件です。くわしくは、各ホテルグループのホームページで閲覧できます。

ただし、裏技ではないですが、自動的に上級会員になる方法があります。以前、デルタ航空の上級会員になれるゴールドカードを紹介したと思いますが、それのホテル版だと思っていただいたらいいです。そのメリットは以下の通りです(しょっちゅう変わるので、間違ってるかもしれません)。

 2018年5月現在 カード名 資格 ルームアップグレード 朝食無料 ラウンジアクセス 年会費
ヒルトン系 ヒルトン・オナーズVISAカード(ゴールド・プラチナ) ゴールド あり あり なし 7,470円~
アメリカン・エクスプレス・プラチナ(要インビテーション) ゴールド あり あり なし 13万円+税
マリオット系

(2018年8月以降)

スターウッド・プリファード・ゲスト・アメリカン ・エキスプレス・カード ゴールド あり なし なし 3.1万円+税
アメリカン・エクスプレス・プラチナ(要インビテーション) ゴールド あり なし なし 13万円+税
アコー系 イビス・ビジネスカード ゴールド あり なし なし 90ユーロ+税?

海外ではハイアット系(Chase Hyatt Visa Signature)、マリオット系(Chase Marriott Rewards Premier Credit Card)、IHG系(IHG Rewards Club Select Credit Card)なんかもあるらしいですが、たぶん日本人は申し込むことすらできません。イビス・ビジネスカードは、Web上に日本語サイトがあるのですが、本当に申し込めるのでしょうかねえ。

アメリカン・エクスプレス・プラチナは最強ですが、ゴールドカードで実績を積んでインビテーションを獲得しなければなりません(シャングリ・ラ ホテルやクラブ・カールソンの上級会員も付いてきます)。実質的には、マリオット系とヒルトン系の2択ですね。

マリオット系はSPG系と合併して、2018年8月から新規プログラムになります。クレジットカード特典はがどうなるか、不明な点も多いです。7月末までに申し込めばプラチナエリートになれるという噂も飛び交ってますが・・・本当かなあ。

ANAの上級会員「SFC」になると、IHG系ホテルで朝食無料などの優待が受けられますが国内のみです。また、インターコンチネンタルの場合、アンバサダーという有料会員制度がありますが、アップグレード特典のみであり、IHG系のすべてのホテルで有効と言うわけではありません(特定のクレジットカード会員や航空会社上級会員に対して、初年度年会費無料特典が乱発されています)。

まとめますと、ホテル系クレジットカードで世界一周旅行に有効利用できるのは、ヒルトンとマリオットになります。これらのうち一方の上級会員となり、宿泊時にうまく利用すれば、充実したホテル滞在をすることができそうです。

次回はラウンジの有効利用についてです。

スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする