【世界一周解説編36】香港のe道(e-channel)を申し込んでみた 2回目以降の入国がスムーズになります 2023年12月からJGCは対象外に

2023年秋、香港でe道(e-channel)を申し込んでみました。香港入国審査を短くしてくれるファストパスルートです。

海外旅行時、渡航先では入国審査が必須です。そして多くの国では混雑していて、入国に1時間くらいかかる国もあります。せっかくの海外旅行で、入国に時間がとられるのは避けたいところですが、入国審査のファストパスというべき方法が用意されている国もあります。

よく見かけるのは、①航空会社の上級会員資格で入国審査の優先ルート(シドニーなど)、②搭乗クラスによる入国審査の優先ルート(バンコクなど)、③有料で優先してくれる場所(クアラルンプールやバリなど)もあります。

香港の場合、観光客の入国に30分~40分くらいかかり、交通への乗り継ぎや観光に影響が出かねないこともあります。そんなときに活躍するのが優先ルート「e道(e-channel)」です。

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e道(e-channel)の申請条件<2023年>

e道(e-channel)の申請条件は、いろいろ細かい条件もあるのですが、私たち日本在住日本人にとって現実的な条件は、要約すると下記の通りになります。

・18歳以上で有効なパスポート所有している。
・認可された航空会社の特定の資格(認定された上級会員など)を有しているか、過去12カ月で3回以上香港に入国している。

香港とマカオ、深圳間など、いろんな場所でe道のシステムが運用されています。JAL、ANA、香港出入国管理局の公式HPによると香港国際空港での運用しか記載されていません。他のエリアで利用可能との情報もありますが、コロナ禍以前の情報も多いので注意してください。

私たちが所持している可能性のある資格としては、

e道申請可能資格
JALの資格
・JMBダイヤモンド会員、JGCプレミア会員、JMBサファイア会員、JMBクリスタル会員
ANAの資格
・AMCダイヤモンド会員、AMCプラチナ会員、AMCブロンズ会員、SFC会員(家族会員も可)

他にも、キャセイパシフィック航空やデルタ航空でも申請可能のようです。デルタ航空の場合、デルタ・スカイマイル・アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの申込で、初年度のみゴールドメダリオンになることが可能なので、こちらを利用するのも手です。

2023年12月より、JALの会員資格JGCが対象外となりましたが、ANAのSFCは依然として有効です。JGCは、2024年から取得ハードルが異常に高くなっていますし、改悪が続いていますね。

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e-道(e-channel)の申請と実際

e道の申請は香港国際空港か香港島のImmigration Towerで受け付けていますが、香港国際空港で登録してみました。

ANA公式サイト<https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/premium/service/priority-flight/detail/#section09>から引用

第1ターミナルのArrival North Hall(10:00~18:00)、Arrival South Hall(7:30~23:00)で実施されています。入国審査直後で、自動ドアの通過前のエリアにあります。入国しなければ登録できないことと、自動ドアを通過してしまわないことを念頭に置きましょう(自動ドア通過して手荷物受取所まで行ってしまうと、もう戻れません)。

とりあえず普通に入国審査を通過し、端に向かいます。Frequent Visitor e-Channel Enrollment Officeがあります。

パスポートと会員資格(私はJALの会員資格カード)を提示して、書類を渡されるのでサインします。指紋採取と顔写真撮影をして終了。

パスポートにバーコードが添付されます。

私の訪問時は他に人がいなくて、3分くらいで終わりました。

これでe-channelを利用可能になりました。パスポートの有効期限まで利用可能で、パスポート失効時にe-channelの通過もできなくなります。

e-channelはバーコードをかざして指紋認証すれば通過可能です。30分以上の待ち時間が一瞬になるのでかなり楽になります。

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まとめ

今回、e道(e-channel)の登録をしたので、その実際を報告させてもらいました。航空会社上級会員資格で登録可能です。コロナ禍後もちゃんと運用されているので、資格のある方はせっかくですから利用させていただきましょう。

2023年12月から、JAL・JGC会員は登録不可になっています(ANA・SFCは可能)ので注しましょう。

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