【インターコンチネンタル】ANAインターコンチネンタルホテル別府リゾート&スパ 宿泊記(1)

はじめに

2022年夏、ANAインターコンチネンタルホテル別府リゾート&スパに宿泊してきました。

2019年のコロナ禍直前に開業したホテルで、2022年現在でもまだまだ内装は新しいです。別府市北西の明礬(みょうばん)地区の山中に開発されたホテルです。GHS(Global Hospitality service)がIHG・ANA・ホテルズグループジャパンと提携して運営しています。GHSはこちらのホテル以外に、ANAクラウンプラザホテル大阪、、ANAインターコンチネンタルホテル千歳、ホテル インディゴ 箱根・強羅などのIHG系ホテルを運営しています。

2022年10月にGHSから東京センチュリーに経営移管されています。

インターコンチネンタルの名を冠するホテルは、IHG系の中でも高級路線です。2022年現在、ANAインターコンチネンタルホテル別府リゾート&スパはIHGグループで国内1、2を争う価格設定です。そんなホテルに宿泊してきました。

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ホテルへのアクセス

今回はANAインターコンチネンタルホテル別府リゾート&スパを訪問しました。今回のホテルへのアクセスは少しややこしいので、かなり長文になります。

別府駅西口

ホテルへのアクセス拠点となるのは別府駅です。最寄り駅は別府大学駅あるいは亀川駅ですが、別府大学駅にはJR特急が停車せず、亀川駅も停車しない特急が多いです。また、こちらの2駅からのバスアクセスは良くないため、やはり別府駅を拠点にすべきです。

別府に向かうには、電車(JR)、飛行機(大分空港)、航路(大阪南港→別府観光港)の3つです。

JR小倉駅に停車中の883系ソニック

別府駅はJR小倉駅から特急で80分前後、JR博多駅から特急で130分、新幹線乗継でも110分くらいです。関東・関西圏からだと、大分空港を利用する方が圧倒的に早いので、別府へのアクセスは空路をおすすめします。

大分空港

大分空港から別府市内へ向かうのに一番便利なのはレンタカーですね。東九州自動車道別府湾スマートインターチェンジから降りて10分、全所要時間50分程度で到着です。駐車場はたくさんあり無料です。

タクシーだと1万円越え(1.4万~1.5万くらい)になりますが、人数が多いならリムジンバスの代金もばかにならないので(別府駅まで片道大人1,500円)、選択肢に入ると思います。

航路で別府へ

大阪南港コスモフェリーターミナル

あまり選択しないルートかもしれませんが、大阪南港から別府にフェリーが運航しています。フェリーの写真は2017年のものです。

別府国際観光港のさんふらわあ

大阪メトロが運営するニュートラム路線の「トレードセンター前」駅からさんふらわあターミナル(大阪) 第1ターミナル(大阪南港コスモフェリーターミナル)に向かいましょう。大阪19時ごろ発で、別府に翌7時ごろ着きます。

以前宿泊したキティールームです。他にもくまもんルームなんてのもあります。家族連れにおすすめですね。

別府では別府国際観光港に着きます。観光港から路線バスあるいはタクシーでホテルに向かいましょう。観光港からのルートに関しては、次の項を参照してください。

大分空港から別府市内へリムジンバスで向かう

大分空港から別府市内に向かうリムジンバスは、別府駅行きと別府北浜経由大分駅行きの2路線があります。いずれの路線も空港ー日出間は高速道路ですが、日出から別府まで一般道(国道10号)になるので、別府市内の渋滞の影響をもろに受けます。時間に余裕を持って利用しましょう。所要時間は50分くらいで、片道大人1,500円です。

別府北浜 大分方面停留所 道路反対側に空港方面乗り場やAPU線乗り場があります

別府北浜経由大分駅行きは別府駅に停まりませんが、別府北浜から別府駅まで徒歩5分くらいです。

リムジンバスでどこで下車するか、これは難しい問題です。亀川古市や亀川駅、観光港がホテルの最寄バス停になり、別府駅ではかなり南に下ってしまいます。ですからこれらのバス停で降りたいところなのですが・・・。最も重大な問題点は、別府市内で流しのタクシーを見つけることはほぼありません。基本的に、配車しないとタクシーに乗れないと考えておいてください。

亀川古市 大分方面停留所

まず、亀川古市はやめておきましょう。鉄輪方面に向かう路線バスのバス停が無く、どこにも行けません。

亀川駅、六勝園もお勧めしません。ホテルまで直行する路線バスが無く、鉄輪で乗り換えが必要です。亀川駅はバス停が一カ所ではなくわかりにくいです。地元の方ならスムーズかもしれませんが。

観光港停留所

観光港や餅ヶ浜だと、ホテルまで直行する路線バスは路線24になります。

観光港から徒歩5分 路線24(APU線)のバス停留所(APU方面)

リムジンバスの停留所のある国道10号沿いではなく、1本西側の道にあるバス停まで5分くらい歩く必要があります。観光港にはタクシー乗り場があるのですが、ほぼタクシーがいません。

別府北浜停留所 大分空港方面&APU線APU方面

別府北浜は路線24のバス停が目の前です。また別府駅まで5分くらい歩いてもいいでしょう。別府駅は選択肢が豊富で、タクシーも停車しています。

ということで、リムジンバスで素直に別府北浜あるいは別府駅まで乗るのが安全です。タクシーを配車しておけるなら六勝園や観光港もありかも(バス代も1,400円とちょっとお安いです)。観光港からホテルまでタクシーで15分2,200円でした(経験済です)。

別府駅から路線バスでホテルへ

本来なら、JR別府駅からホテルに無料シャトルバスが運行しているのですが、2022年夏現在、コロナ禍の影響で運休中です。

別府駅西口 3のりば 5、41路線に乗りましょう

JR別府駅からホテルには路線バスがあります。亀の井バスで、西口3乗り場から路線5(APU線)41(サファリ線)、東口から路線24(APU線)に乗車しましょう。

いずれも1時間に1本くらいなので、全体で1時間に3本くらい。所要時間は30分くらいですが、西口からの方が少し早く着きます。

ホテルの停留所は少し行き過ぎるので、降りてから少し戻ります。徒歩5分くらい。車がかなりの速度で飛ばしているので、歩道が無いためとても怖いし、夜は真っ暗です。

料金は430(5、41)~510(24)円、路線検索には「べっぷーに。」というサイトが便利です。

もっとも、これだけの高級ホテルです。駐車場は高級車だらけ。路線バスに乗ってくる宿泊客はあまりいらっしゃらないと思います。公共交通機関を利用する方も、駅からタクシーを選択する方が目立たない(?)と思われます。

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チェックインとアンバサダー特典

フロント前ロビー

ANAインターコンチネンタルホテル別府リゾート&スパのフロントは、入り口にはいってすぐにあります(フロントは2階になります)。フロント前ロビーから別府市内の景色は、いきなりの絶景です。

クラブルームの宿泊者は、クラブラウンジが利用できますし、チェックインもクラブラウンジで行えます。今回はクラブラウンジアクセス権つきのお部屋を予約したので、クラブラウンジでのチェックインになりました。

いろいろ特典を説明していただけました。

クラブインターコンチネンタル特典(クラブルーム宿泊客限定)
クラブラウンジアクセス権付与
お部屋へのスペシャルウェルカムアメニティ
ハーンバスアメニティ
初回90分スパ 10%オフ
120分以上のスパあるいは20,000円以上のスパ商品購入で「ハーン・ライスブラン・ソープ」提供

私はインターコンチネンタル・アンバサダー会員です。アンバサダー会員は、週末無料宿泊特典(1泊)やIHGプラチナ会員資格付与もありますが、インターコンチネンタルブランドのホテルに宿泊する際には、他にも多くの特典が付きます。

インターコンチネンタル・アンバサダー宿泊特典
ワンランク上の客室へのアップグレード保証

プレスリーダー(アプリ登録で雑誌・新聞閲覧)
無料インターネット
2,000円分のレストラン&ミニバー クレジット(部屋付けのみ)
※ルームサービス・ブティック・スパの商品は対象外
午後4時までのレイトチェックアウト
〇ハーンヘリテージスパの商品と60分以上の施術予約 10%オフ
〇ピエールエルメパリとコラボウェルカムスイーツ

〇は別府リゾート&スパ独自の特典です。スパ関連でクラブルーム特典とかぶっているような(いないような)なんともなのですが、私はスパには興味ないのでどうでもいいです。

ちなみに、アンバサダー会員はIHGプラチナ会員でもあるので、プラチナ会員特典も適用になるのですが、

IHGプラチナ特典
ボーナスポイント60%
無料宿泊特典の宿泊も宿泊実績にカウント
●無料インターネット接続
●午後2時までのレイトチェックアウト
●無料客室アップグレード

といった感じで、アンバサダー特典とかぶってしまい(上記●の項目)、あまりメリットはありません。

記載はありませんが、ウェルカムドリンク特典はIHGプラチナ会員特典としてついているようです。

部屋89室
クラシック ツイン(62㎡ 49㎡+テラス13㎡)
クラシック シティービュー(68㎡ 52㎡+テラス16㎡)
クラシック シティービュー トップフロア(68㎡ 52㎡+テラス16㎡)
クラブインターコンチネンタル(68㎡ 52㎡+テラス16㎡)
ジュニアスイート(102㎡ 85㎡+テラス17㎡)
プレミアムスイート(96㎡ 77㎡+テラス19㎡)
パノラマ1ベッドルームスイート(145㎡ 99㎡+テラス46㎡)
パノラマ2ベッドルームスイート(212㎡ 151㎡+テラス61㎡)

ホテルは4階建てです。

今回はクラシックツイン シティビューで予約していました。クラブラウンジを使いたかったので、クラシックですがラウンジアクセス権付きのプランを選んでいました(約25,000円お高くなります)。

アンバサダー会員の私は1段階無料アップグレードが保証されます(プラチナ会員特典のアップグレードと両方適用になることはありません)。アンバサダー会員特典で、クラブインターコンチネンタルツインにアップグレードしていただけました。

お部屋の広さは68㎡で同じですが、ハーンのアメニティが付くのと、テラスに半露天風呂(温泉)があります。約30,000円程度、得しました。

2022年夏現在、別府のホテルはブロック割が適用可能ですが、関西の私たちにとっては全く縁がありません。私のおすすめは、別府市のふるさと納税です。現地での宿泊料金支払い時に割引を有効にするチケットがいただけます。ふるさと納税のトラベルチケットは、トラベルサイト経由でないと割引が効かないことが多く、ホテル会員特典が受けられないことになりがちですが、別府市は直接予約の支払い時に使えるのでありがたいです。

お部屋の様子(クラブインターコンチネンタル ツイン)

宿泊フロアに向かいましょう。3階ラウンジ近くのお部屋です。ラウンジが近いのは、気軽に訪問できていいですよね。温泉やプールへのアクセスも抜群の、別府湾側の宿泊棟になります(フロント近くの扇山側の棟だと、温泉もラウンジも遠くなります)。

中に入ります。テラスを含めて68㎡あるので、かなり広く感じられます。別府スパ&リゾートは、一番狭い部屋でも62㎡あるので、こちらのホテルの中では標準的な広さです。部屋の中にはソファとテーブル、イスとミニテーブルなど、イスが一杯です(笑)。

ウッド調の和テイストのお部屋です。ベッドは135cm×203cmです。

枕元には集中コンソール、電話、置時計があります。USB電源ポートもあります。

入り口付近にあるクローゼットです。浴衣、下駄、かごといった温泉セットや、セイフティボックス、体重計、バスローブ、スリッパなど、いろいろ揃っています。

クローゼットの隣は荷物置き場と、その隣にミニバーやネスプレッソなどです。

棚の下は冷蔵庫になっています。あまりスペースはありませんが、少しぐらいは飲み物を収納する隙間はあります

隣にはテレビリモコンたマルチプラグ、USB充電ポートがあります(なぜかこちらのポートでは、充電に非常に時間がかかりました)。

テーブルの上にはウェルカムスイーツが置かれています。

ベッドの枕元の裏が洗面スペースです。バスルーム、トイレがそれぞれ仕切られています。

洗面は2箇所あります。広々と利用できます。

アメニティは小箱に入っています。インターコンチネンタルルームのソープ類はハーンが用意されています。

バスルームのアメニティもハーンです。

バスソルトが3種類用意されています。温泉の大浴場があるので、バスタブを利用しない方も多いかもしれませんね。もったいないですが。

一番奥にトイレです。

テラスにもソファとテーブルがあります。

そして、半露天温泉が付いています。

別府の街並みを、温泉に入りながら見下ろすことができます。絶景です。

山側(扇山)の雄大な景色もいいです。眼下にはインフィニティプールも見えます。

別府湾の夜景は息をのむほど心に沁みますよ(写真は画素数を落としてアップしていますが、元の画素数でみるととても美しい夜景です)。

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まとめ

今回は2022年夏に訪問したANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパの様子をアップさせていただきました。街の中心部や温泉街の中心部から離れていますが、ホテル内で完結できるサービスの詰まったリゾートです。今回はクラブルーム利用なので、クラブラウンジも利用できました。

まだ築3年なので内装も外装も新しく、高級感漂うホテルです。部屋数も絞られているため、人と行き交うことも少なく、とても閑静な雰囲気を堪能できます。その分、宿泊料金が高くなりますが、それは致し方ないですね。

次回は、お食事やプール、クラブラウンジの様子をアップさせていただきます。

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