【IHG・ANAホテルズ】インターコンチネンタル・アンバサダーを申し込んでみた

2020年5月ももう少しで終わりですね。今年の上半期は、日本中がコロナに振り回された感がありますが(今年の漢字はコロナ関連だろうなあ)、特に観光関連は直撃です。そんな中、5月25日に緊急事態宣言が解除されました。そして、2020年7月末から、観光や飲食が割安となるGoToキャンペーン(政府主導景気対策)が開催されるようです。

そんな中、インターコンチネンタル・アンバサダーを申し込んでみました。その経緯と顛末を簡単にアップさせていただきます。

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インターコンチネンタル・アンバサダーとは

インターコンチネンタル(IHG)は外資系のホテルチェーンです。世界中で4500以上のホテルを展開しています。近年はANAクラウンプラザホテルなどのANAホテル系もIHGグループに入っています。ということで、IHGはANAと親和性のいいホテルグループです。

国内でもIHG・ANAグループとして36のホテルが名を連ねています。外資系ホテルチェーンでありがちな会員サービスシステムも展開されており、宿泊する回数が増えると、平会員、ゴールド、プラチナ、スパイアと昇級します。規定ではスパイアが最上級なのですが、招待制のロイヤルアンバサダーという会員があり(認定基準は不明)、これが真の最上級資格になると思われます。

IHGグループは入会しただけでも無料WiFiが利用できるようになるので、ホテルを利用するならとりあえず入会しておくのがおすすめです。ゴールド会員からレイトチェックアウトの資格は発生し、プラチナ以上で客室アップグレードが提供されます。

上級会員の資格と主な特典は以下の通りです。

サービス 一般会員 ゴールド プラチナ スパイア アンバサダー ロイヤルアンバサダー
獲得条件 入会申込 10泊 or 1万Pt 40泊 or 4万Pt 75泊or 7.5万Pt 200$支払 招待制
無料WiFi
ポイント +10% +50% +100%
専用予約番号
部屋のアップグレード
ラウンジ利用 ○※
レイトチェックアウト 16時※ 16時※
飲食割引※ 20$ ミニバー50$

IHGは朝食無料特典がありません。また、※はインターコンチネンタル宿泊時のみです。ラウンジアクセス権もなかなか獲得できないため、アップグレードとレイトチェックアウトが主なメリットになります。サービスを実感できるのはプラチナ以上でしょうか。

インターコンチネンタル・アンバサダーは、年会費200 US$を支払うことで得られる資格です。お金さえ出せばいただけるので、ハードルはかなり低いです。

主な特典は下記の通り。

IHG公式HPより引用
〇客室アップグレード保証

ホテルご滞在のたびにチェックイン時にワンランク上の客室へのアップグレードを適用いたします。ワンランク上の客室とは、料金をお支払いいただいた客室カテゴリーより1つ上の客室を指します。

〇プライベートチェックアウト&うれしいおもてなし
午後4時までのレイトチェックアウトに加え、レストラン&バーの最大20USドル相当のご飲食クレジットもご利用いただけます。ミネラルウォーターとインターネットサービスは無料です。

〇ウィークエンド無料宿泊
ウィークエンド無料宿泊は、アンバサダー ウィークエンド無料宿泊レートにて有料で週末にご宿泊いただいた際の2泊目にご利用いただけます。地域によって週末の設定が異なる場合があります。
アンバサダー会員のお客様は ウィークエンド無料宿泊をご予約いただけます。

〇IHG リワーズクラブ プラチナエリート ステータス
アンバサダーにご入会いただくと同時に、IHGリワーズクラブでのプラチナエリート ステータスが付与されます。IHGリワーズクラブは、世界5,500以上のIHGホテルでのご滞在のたびにポイントを獲得いただけるホテル ロイヤリティプログラムです。

インターコンチネンタル・アンバサダーは、プラチナステータスが自動的についてくる夢のプログラムです。もっとも上であるスパイア資格との差は宿泊時の獲得ポイントとアーリーチェックインぐらいですから、プラチナで十分です。200 US$の価値はあると思います。

ちなみに、IHGグループは、ANA上級会員との相性が抜群です。IHG・ANAの共同ブランドホテルでは、宿泊料金が10%引きのうえに朝食が無料になるSFC会員用プランが提供されています。また、ANA上級会員向けに、IHG上級会員へのステータスマッチが実施されたことが何度かあり、ANAプラチナはIHGプラチナ、ANAダイヤモンドでIHGスパイアになることができました。

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インターコンチネンタル・アンバサダーを申し込んだ理由

私のブログの固定ユーザーさんはほとんどいらっしゃらないので(泣)、いちおう説明しておきますね。私はもともとマリオットグループのヘビーユーザーで、2020年2月まではチタンエリートの資格をいただいていました。マリオット系列とシェラトン系列が合併するまでは、SPGアメリカンエクスプレスカード(シェラトン系のクレジットカード)を所持していたので、自動的にゴールド会員でした。

プラチナチャレンジというキャンペーン(3か月で16泊でゴールド⇒プラチナ会員にup)でプラチナ会員となり、合併した際のどさくさで、プラチナプレミア⇒チタン会員にさせていただき、出張の宿泊はマリオット系列ばかりを選択していたものです。

マリオット系列の会員制度は、1年の宿泊回数などで翌年の会員ランクが決定するシステムで、条件を満たさなくなっても1ランクダウンにとどまるという不文律がありました。2019年はプラチナステータス条件の50泊にわずかに届かない状態で、「どうせ来年はチタンから1ランクダウンのプラチナ会員だから、あと数泊しても一緒かな」と、少したかをくくっていた(それが悪いんですが)ところ、2020年は2ランクダウンのゴールド会員に落とされちゃいました。2020年3月ごろ、日本全国で同じような阿鼻叫喚が飽和していたようですが、コロナ騒ぎでそれどころじゃなくなっちゃいましたけど。

同様のケースで、マリオットに裁定を申し立てて、プラチナに復帰された方もいらっしゃるようです。私もそれを見習ってもいいのですが(うまくいくとは限りませんが)、これを機に他のホテルグループを楽しんでみようと思い立ちました。完全にマリオット系を離れるつもりはありませんが、もう少し楽に上級会員になれるグループもありますしね。

簡単さでは、今回のIHGグループと、ヒルトングループが筆頭だと思います。ヒルトンにもヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンという有料会員システムがありますし、クレジットカード契約(ヒルトンHオナーズVISAゴールドカード・アメリカンエクスプレス・プラチナカード)でゴールド会員まで昇格できます。ただし、いずれもラウンジ無料利用はできません(さらに上を目指す必要があります)。

私はANAのSFC資格を持っているので、IHGグループの方が良さそうだと考えました。ラウンジ利用はできませんが、いまのご時世、ラウンジが通常運用される保証がありませんからね(ビュッフェスタイルは新しい生活様式に準拠しないため)。

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インターコンチネンタル・アンバサダーを申し込んでみました

2019年にステータスマッチでIHGプラチナになっていたこともあり、IHGのポイントを少なからず持っています。昨年のステータスもあってか、2020年はゴールドステータスでした。昨年からの1ランクダウンで許していただけたようです。

ゴールドとプラチナでは、客室のアップグレードと宿泊時の獲得ポイントに差があります。アップグレードは通常1ランク程度のようですが、少し期待したいところですよね。うまくいけばアンバサダー年会費の200 US$分を1泊で取り返せるかもしれません。

申込はWebの公式HPでできます。IHG・ANAグループではなく、IHGの公式HPです。

ログイン&ご入会登録のボタンを押すと、すぐにクレジットカードの入金登録画面になります。必要事項とクレジットカード情報を入力すると終了。登録はあっという間でした。

これで会員資格はプラチナになります。Webに反映されるのに2週間程度かかることもあると記載されていましたが、私が登録した時は即時的にプラチナに変わりました。スピーディなのはいいことですね。予約時に予約ホテルへ自分のステータス情報が流れるでしょうから、すぐに資格がアップしているといろいろ期待が持てそうです。

今後、アンバサダーを更新する限りはプラチナステータスです。どれだけのサービスを受けることができるのかわかりませんが、その実績次第では会員資格を継続していきたいと思います。

2020年6月1日追記

 IHGリワードのステータスは2022年1月まで延長されます。

<IHGより受け取ったメールより引用>IHGリワーズクラブの本年のステータス、ポイント、特典等を管理していただきやすくなるよう、プログラムにさらなる変更を行いました。お客様のIHGリワーズクラブ ステータスを2022年1月まで自動延長させていただくと共に、2020年のエリートメンバーシップ取得条件を25%以上緩和いたしました。


一方で、インターコンチネンタル・アンバサダーのステータスは3月15日以降に登録した分において、期限延長から除外されます。

<公式HPより引用>Following the complimentary three-month membership extension provided on March 15, 2020, we have extended this for a further three-months. Complimentary membership extension now totals six-months.(中略)Extensions are not applicable for members who enrolled or renewed after March 15, 2020.

ということで、今登録すると、アンバサダー特典は予定通りの期限ですが、プラチナステータスは2022年1月まで延長されると思われます(私は保証できませんが)。お得かもしれませんね。

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今後の予定

マリオット系は、SPGアメリカンエクスプレスカードの無料宿泊が残っているので、これを利用すれば当分利用はなさそう。今後はラウンジ利用できないので、そもそもラウンジが無いホテルを選んだ方がステータス陥落のショックは少ないかな。

6月19日以降、都道府県を越えて観光していいみたいです。さあ、旅行も解禁か、と言いたいところですが、なかなかそういうわけにもいかなさそうです。コロナリスクではなく、別のトラップがあるんです。

これまで旅行もできず、ホテルの予約サイトを何気なく眺めていました。5月25日の緊急事態解除後の予約サイトを見て驚きました。宿泊料金が突然急騰したのです。

私の狙っていたホテルでは、夏の週末やお盆の時期は、5月25日以前と比較して5~8割くらい料金が上昇しました。「GoToキャンペーンもあるから」と、ホテルチェーンが一斉に便乗値上げしたと考えるべきでしょう。経営が厳しいのはわかりますが、こちらもしらけてしまいます。ひどいよなあ。

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