羽田空港の国際線出国セキュリティエリア内には、非常に数多くのラウンジがあります。JALの場合、その多くはビジネスクラス用の「サクララウンジ」です。JALが運営するラウンジでは、さらに上のファーストクラスラウンジがあります。せっかくファーストクラスのチケットを持っているので(もう一生入る機会もないでしょうし)、ファーストクラスラウンジに入りたいですよね。ちなみに、ファーストクラス搭乗者だけがファーストクラスラウンジの入場資格ではなく、JALの上級会員(プレミアとダイアモンド)も入場可能です。
スポンサーリンク
これは羽田空港だけでなくすべての空港に言えることですが、ラウンジの場所を示す案内が少ないので、非常にみつけにくいです。羽田空港ではラウンジの案内表記は多いものの、ファーストクラスラウンジはどこか本当にわかりにくく・・・。
「えー、こっちだっけ」「ありゃ行き過ぎた」の繰り返しになり、いったりきたりしてようやく見つけました。たどりつくのに10分以上・・・へとへとです。
ラウンジの入り口は一つ上のフロアにあり、入っていくとスタッフの方が待っています。ちょっとどきどきしながらチケットを提示します。
「ファーストクラスラウンジへどうぞ。荷物はそれだけですか。タグをお付けします」
タグ??なんのことか最初はさっぱりわかりませんでしたが、私の唯一の手荷物にタグがつけられました。ファーストクラスの文字がまぶしいですね。
国際線「ファーストクラスラウンジ」は非常に広いですが、みなさんダイニングルームにいらっしゃいます。こちらでは、ビュッフェ形式でさまざまな食事が食べ放題です。一流ホテルの食事まではいきませんが、パン、シチュー、サラダ、デザートなどいろいろな種類の食べ物がありますが、特にカレーが有名らしいです。ちなみに、成田空港の「ファーストクラスラウンジ」では、お寿司を目の前で握ってくれるらしいですね。
中に入ると50人以上の人がお食事をとっています。これがすべてファーストクラス搭乗者とは考えにくいです。ファーストクラスはJALの主な路線で1機あたりわずか8席で、ファーストクラスの無い便もあります。ということは、JALの上級会員(ダイヤモンドかプレミア)が多いのだと思います。年間8万FOP以上飛行機に乗ればなれるらしいですが、私ではとうてい無理。このラウンジに入るのは最初で最後でしょう。食べすぎると、飛行機上の食事が食べられなくなるので、控えめにしました。
お酒もいろいろ種類があるらしいですが、アルコールに弱いのでパスしました。このラウンジの目玉は、目の前で作ってくれるライ麦ガレットです。1日のうちでこの時間しか口にすることができないらしいです。注文すると、ベルを渡されて少し待ちます。
5分ほど待ったでしょうか、ベルが鳴ったのでライ麦ガレットをいただくことができました。私の口は全く肥えていないのですが、うん、見た目の印象のとおり、想定内のお味でした。すみません。
部屋の広さのわりに人が多く、後日訪問したいろいろなラウンジより食べ物の種類が少なめです。この旅行記は、ほかにもいろいろなラウンジを紹介していく予定なのでご期待ください。
このラウンジには食事のスペースだけではありません。靴を磨いてくれるサービスやシャワールーム、マッサージサービス(マッサージサービスは2018年現在では終了しています)などが提供されており、もちろん無料です。これらのサービスは知っていましたが、私にとって初めてのファーストクラスラウンジです。私は緊張していましたし、舞い上がっていたのだと思います。このとき、ダイニングルーム以外の場所に足を踏み入れることはありませんでした。
ラウンジでのんびり時間をつぶし、ほどよくお腹が膨れてきたところで、いよいよ搭乗の時間です。8名のファーストクラス客は飛行機に優先して1番最初に搭乗できます。この日、1番最初に優先搭乗する人が非常に多く、30人以上はいたと思われます。これも、JALの上級会員の方々(プレミアとダイアモンド)にもファーストクラス搭乗客と同じ優先搭乗資格があるためでしょう。
搭乗時にパスポートの提示を求められるのをしらずに、少しあたふたしてしまいました。初めての優先搭乗ですが、ベテラン風に表情をとりつくろって(たぶんバレてますが)、機内に入っていきます。
スポンサーリンク