【世界一周2018弾丸旅行記1】世界一周ビジネスクラスの旅:出発

とある金曜日の夕方、私は関西国際空港にいました。以前、世界一周をしたときと違い、少しは気分に余裕があります。でも、湧き上がってくる興奮を隠すのに必死ですね。結構、胸がどきどきしています。

久しぶりの世界一周航空券による旅行で、予約したクラスはビジネスクラスです。ただし、いつものように一人旅です。

スポンサーリンク


出発までのお話

出発までの詳しい話は、準備編を見ていただけばよいかと思います。

そもそも今回の世界一周のきっかけは「ANAの上級会員になりたい!」から始まっています。ANAの上級会員になるにはプレミアム・ポイント(PP)を5万ポイント獲得する必要があり、そのためには国内線(特に沖縄)やシンガポール旅行で修行されるケースが多いと思います。同じ路線を往復するだけでは面白くないし、短期間で一気にPPを獲得し、かついろいろなところに行くことを目標にして、世界一周航空券を選択しました。

前回の世界一周では「ワンワールド・エクスプローラー(3大陸・ファーストクラス)」を購入して、JALの上級会員になりました(最終的にJALグローバルクラブ・プレミアになることができました)。

今回は「スターアライアンス(STAR1・ビジネスクラス)」を購入しました。29000マイル以内の行程で世界一周を完結させる航空券です。これでANAの上級会員を目指します。出発は前回と同じ関西国際空港です。ただし、国内線。最初の搭乗は、今回の世界一周航空券に含まれていないフライトです。

今回の世界一周航空券の最初のフライトは関空ー羽田便です。ですが、ずいぶん前に搭乗して航空券を消化しています。で、別切りで購入した航空券を使って大阪に戻っています。このわけのわかりにくい作業は、「ストップオーバー最低2回・旅行期間最低10日間」のルールを守るために行ったことで、仕事の東京出張のついでにこなすことができました。航空券上では、すでに私は東京で長期ステイ中です。

そんな大阪―東京往復を終えてからしばらくが経過しました。この日が実質的に世界一周の出発日です。関西空港から、再び羽田空港に向かいます。サラリーマンらしく平日の仕事を終えた後、普段なら定時に職場を離れることは無理なのですが、無理を通してバタバタと空港に向かいました。

荷物は今回もリュックサック一つです。弾丸旅行ですから、荷物は少ないにこしたことはありません。リュックの中にはカメラと着替えですが、4日間の予定なので着替えがかさばって重くなっています。

関西空港に着いたのは19時頃です。職場から直接来たので、まずは夕食にしましょう(この時期は、まだ2018年の台風21号も関係ないころです)。こんな時に威力を発揮するのがプライオリティ・パスです。関西空港のセキュリティエリア外のレストラン街に、ぼてじゅうというお好み焼きレストランがあります。こちらではプライオリティ・パスと当日有効な航空券(国内線のe-チケットでもOK)を提示すると、税込みで3400円までお食事ができます。限界を越えれば、超えた分だけ支払う必要があります。

プライオリティ・パスを所持する方が多いため、ぼてじゅうの入場は常に列を作って待っている状態です。入り口にプライオリティ・パスの条件に関して掲示されています。以前は子供の扱いが有料だったり、食べないなら無料だったりとあいまいでしたが、私が利用した時は6歳未満は無料扱いにできるようです。子供用のプライオリティ・パス所持は難しいですし、同伴者まで無料にしてくれるプライオリティ・パスを持っている人は少ないでしょうから、少し家族づれも利用しやすくなったと言えそうです。

店内に入るのに列に並ぶ必要がありますし、お好み焼きを焼くのは20~30分程度をみておく必要があります(と店員さんにも確認されます)。ですから、飛行機の出発時間より1時間30分(できれば2時間)以上前に空港に到着しないと、利用するのが難しいですね。

1人3400円だとかなり飲み食いできそうなイメージですが、空港内にあるためか、それなりのお値段がします。お好み焼き1枚で1300円~1800円程度。お好み焼きになにか1品とアルコールドリンクを頼むと、ほぼ3000円を超えてきます。私は月見お好み焼き?と明石焼きとウーロン茶でなんとか金額内に抑えました(写真は、別の時に注文したステーキ&ねぎ焼です)。

周囲を見回すと、7割ぐらいはプライオリティ・パス利用者です。プライオリティ・パス所持者はこちらの店を積極的に利用する一方で、所持していない方は行列を見て避けてしまう人もいるでしょうから、こんなもんでしょうかね。国内線もOKなので、ビジネス客が多くなります。

さて、空腹感もひと段落したところで、まずは外貨の両替ですね。今回は一旦羽田に向かう予定ですが、関西空港は国際線もあるため、国際線の出発フロア(4階)には、外貨両替の窓口がいくつかあります。羽田に向かう人でも両替はできます。レートを見て比較するのが正しいと思いますが、面倒ですね。JALマイルが獲得できると表示していた銀行で、ユーロをゲットしました。

スポンサーリンク


ANAラウンジとANA98 KIX→HND便

さて、保安検査場に向かいましょう。羽田に向かうので国内線の出発フロア(2階)に降ります。時間は20時前後、もう国内線はほとんど終了しているので、保安検査場も人はまばらです。保安検査場はANAのダイアモンド会員なら優先レーンがありますが、私には一生無縁ですね。今回の世界一周を終えてもダイアモンドには届きません。

ANA側の保安検査場をパスしてすぐのところ右手に、国内線用のANAラウンジがあります。国内線のANAラウンジに入るにはプラチナ以上の上級会員か、プレミアムクラスに搭乗する方だけです。国内線普通席に乗る人は上級会員でない限り利用できないのですが、国際線ビジネスクラスに乗り継ぐ場合は例外的に利用が認められています。

私の関西空港発羽田行きの便と、羽田からの便は一連のチケットではありません。ANAのホームページ上では、ビジネスクラス以上を乗り継ぐ場合と書かれていますが、そのチケットが一連のチケットである必要があるかどうかは記載されていません。ANAラウンジが使用できるかどうか、ちょっと不明な状態でどきどきしながら受付に向かいました。

「羽田で国際線のビジネスに乗り継ぐのだけど、ラウンジは使えますか?」
「ちょっと確認させてもらいますね」
羽田行きのチケットと、国際線のチケットの両方を提示します。ちょっとではなく、けっこう時間がかかりましたが、OKのようです。
「どうぞ」
とチケットが返却され、中に入ることができました。

ワンワールド系のラウンジはファーストクラス用も含めていくつも渡り歩いてきた私ですが、ANAのラウンジは国内線も含めて初めてです。

関西空港のANAラウンジ(国内線)は、同じ空港のJALのサクララウンジ(国内線)より少し広かったです。ただ、関西空港から羽田空港に向かうフライトは、ANAの方が圧倒的に多いため(スターフライアーとの共同運航便も含めて)、ラウンジの中は人でいっぱいでした。サクララウンジと比較すると、非常に混雑して見えます。

ーANAラウンジのシート。コンセントもありますー

ラウンジで何とか席と飲み物を確保してから、まずはSIMフリーのiphoneに、海外用の格安SIM(楽天のお買い物マラソンで購入済み(笑))の挿入を試みます。

が、挿入口が開かない。え、これってこんなにあけにくかったっけ。ボールペンのペン先を使ったりといろいろ苦闘しますが、これは無理そう。ネットで調べると、あけるための専用器具があるらしいですね。SIMの入れ替えなんてしたことないので知らなかったです。調べると、針金のクリップが使えそう。うーん、関西空港のセキュリティエリア内では販売していないですね。

そんなこんなでラウンジ滞在もあっという間に過ぎ去り、搭乗の時間になりました。搭乗口にはダイアモンドやサファイアといった上級会員がすごい列を作っています。ていうか、多すぎませんか上級会員の方々。さすがビジネス路線ですね、搭乗客の3分の1ぐらいは上級会員のようです。これだけ多いと、上級会員のメリットは乏しそうですが、東京ー大阪のようなビジネス路線でなければ、それほど上級会員数が多くないので、かなり優先して搭乗できます。

羽田行きの便は、普通席にもすべてモニターが付いていました。スターフライヤー便なら当たり前ですが、今回はANA便なのでこんなことあまりありません。おそらく国際線用の機材でしょう。ちなみに、前方はビジネスクラス用シートが設置されていましたが、このフライトにはもともとプレミアムクラスの設定はないので、前方席を事前指定できた上級会員の方々は普通席料金でビジネスクラスシートに座れていたようです。

さて、夜の便なので、窓の外の景色を見てもつまんないですし、ドリンクサービスでアイスコーヒーをいただいてぼーとしていたら、あっという間に羽田についていました。

羽田空港は第2ターミナルに到着します。国際線ターミナルに移動しなくてはなりません。乗り継ぎ用の受付があったようなのですが、おもいっきりスルーしていまい、普通に到着口から到着フロアに出てしまいました。

次回は羽田空港国際線ターミナルに移動します。

スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする