最初の目的地フランクフルトに降り立ち、ライン川クルーズを楽しもうと思います。クルーズの出発地マインツに向かいました。さあ、クルーズ船に乗りましょう。
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ライン川クルーズは雨の中
マインツのライン川の岸辺に、ライン川クルーズのチケット売り場らしき小屋はありますが、人影はありません。周辺をさらに一回りして、7時30分になりました。ようやくスタッフの方の姿を見かけたので、チケットを購入します。朝1番の船は8時30分発です。
「15分前くらいに来てね」と言われたので、さらに周辺を一回り。朝早いですがだんだん足が疲れてきました。8時15分くらいに川岸に戻ると、10名近くの人影を見ることができました。桟橋の前に立って待っていると、8時20分ごろに船内への案内が開始されました。
私は一番乗りで船に入ります。全部で15人くらいが乗り込みました。おそらく200人くらいは収容できそうですが、マインツから乗船する方は少数派ですね。ライン川クルーズのメインは、リューデスハイム~サンクト・ゴアールあたりです。理由は後ほど。
クルーズ船は2階がオープンデッキで、1階はガラス張りで囲まれています。
ー1階はエアコンが効いており快適ですー
せっかくですからオープンデッキで風に当たりたいですよね。階段を上にのぼります。
もちろん2階に席を確保します。
出発時間になると小雨がぽつぽつと降ってきました。2階の一部に少し屋根がありますので、そちらに皆さん避難します。
船が動き始めました。いよいよライン川クルーズです。船内放送でドイツ語、英語の順に解説が流れます(とあるブログで2017年には日本語の解説もあったようなことが書いてありましたが、日本語は流れませんでした)。
最初に見えてきたのは、ヴィースバーデンの街です。ライン川を下っていると、右手に見えてきます。この街にも大聖堂があります。
最初は調子よく写真を撮影していた私ですが、雨も強くなってきてそれどころではありません。ドイツも真夏のはずですが、半袖では寒くなってきました。長袖の上着を取り出して羽織ります。
それでも寒かったので、ホットコーヒーを注文しました。少しお腹が空いていたのでソーセージも注文。ドイツと言えばソーセージですからね(笑)。ライ麦パンにはさまれていてボリュームがありました。これなら昼ご飯代わりになりそうです。
船はいくつかの港に立ち寄りながら下っていきます。最初はヴィースバーデン、次はエルトフィレ。ライン川右岸に見えるエルトフィレの街にも大聖堂があります。このあたりの港では、ほとんど人の乗降はありませんでした。
さて、私の目的地はリューデスハイムです。丘の上につづくリフトが目に入ってきました。
リューデスハイムはワインの名産地で有名です。日本人ツアーの観光地としても人気が高いらしいです。リューデスハイムに着くころには雨もあがっていました。ここで降りたのは私だけでした。逆に、50人ほど観光客が乗船してきます。中国の方が多いですかね。一気に船内がにぎやかになりそうです。
ーたくさんの観光客が船に乗ろうと並んでいますー
これから、リューデスハイムの観光です。
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雨上がりのリューデスハイムで泥棒さんに出会った
リューデスハイムでの滞在時間は1時間しかありません。短時間で観光を済ませてしまいましょう。まずは、船着場からゴンドラリフト乗り場を目指します。
リューデスハイムの街はこじんまりと小さく、細い路地を進んでいきます。
ゴンドラ乗り場前にたどり着きました。ここで衝撃の出来事が。チケット売り場前に列ができていたので順番を待っていたとき、ふと後ろを見ると、若い白人男性が、私の背中に背負っていたリュックをあけて中を探っています(全く気配を感じませんでした)。とても怖い話ですよね、私にとって今年一番の衝撃でした。
とにかくリュックを体の前で抱きしめると、男は素知らぬ顔で去っていきました。
私は恐怖のあまり、追いかけるどころか、何もしゃべれませんでした。ドイツは比較的治安のいい国だと思いますが、やはり気をつけなければなりませんね。そんなことがありながらですが、時間がないのでとにかくゴンドラに乗り込みます(動揺していたのか、通路で財布を落としてカードをぶちまけてみたり、さんざんですね)。
ゴンドラというよりリフトみたいな感じですね。リフトからライン川をながめるといい眺めです。晴れていたらもっときれいでしょう。
先ほどの恐怖が抜けきっていないので、あまり冷静ではありません。リフト内では、何か取られたものがないかカバンの中身を何度も確認していました。
リフトから降りて数分歩くと、ゲルマニアの女神像があります。この銅像の前から見下ろすライン川も絶景です。
みなさん記念撮影をしていました。
―リフトの頂上駅ー
時間の余裕がないので、すぐにリフトで下におります。リューデスハイムの街中の観光に戻ります。
ーつぐみ横丁の模様ー
リューデスハイムで最も有名な通り「つぐみ横丁」を眺めた(というより走り抜けた)後、ブレムザー館に向かいます。
ブレムザー館では自動演奏してくれる機械を展示しているらしいのですが、門が閉まっており人の気配もしません。
さらにリューデスハイムのシンボルともいうべきブレムザー城にも行ってみましたが、やはり閉鎖されています。ガイドブックによると定休日は月曜日らしいですが、今日は月曜日じゃないですよ~。
ーブレイザー城の遠景ー
ブレムザー城ではワインの製造過程を見学できるらしいのです。ワインの試飲を楽しみにしていましたが、その時間が浮いてしまいました。本当は、ワインの名産地なのでお土産のワインを買いたかったのですが、世界一周旅行の最中ですからねえ。荷物が増えると何かと大変です、残念ながら諦めました。
予想外に時間が余ってしまいましたが、しかたないので、リューデスハイム駅に向かいます。
ーリューデスハイム駅前のアンスバッハブランデー工場―
次は、ライン川周辺の景勝地を電車の車内から眺めます。
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