【世界一周2018弾丸旅行記5】ライン川沿いを車窓観光 ローレライの岩山も見えた

ライン川観光の王道は、リューデスハイムからクルーズ船に乗り込む旅です。私は、あえてリューデスハイムで降りて、電車の旅を選択しました。ライン川周囲の観光スポットを車窓から眺めます。

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ライン川車窓観光(VIA路線から)

リューデスハイム駅は他の駅と違い、電車が来るまで改札(というかホームに向かう扉)を閉じていました。

駅ではDBのチケットを販売しているようでしたが、正確にいうとリューデスハイム駅はDBが運営している路線ではありません。第3セクター路線が乱立する日本と同様に、ドイツも地域路線を別会社運営に移行しつつあります。

ライン川のリューデスハイム側はVIAと呼ばれる私鉄が、逆側はDB(ドイツ鉄道)が管理しています。チケット販売網はDBで一元化されているようです。

さすがはドイツ、ほぼ時間通り(3分遅れ)に電車がやってきました。ライン川に沿って電車で走っていきます。

各駅停車しかないローカル線で、30分に1本程度の電車しかありませんが、席は8割ぐらい埋まっていました(途中で半分ぐらいになりましたが)。

ーラインシュタイン城ー

進行方向に向かって左手にライン川が流れています。ですからライン川を見下ろせる席を確保しました。リューデスハイム~コブレンツの間では、ライン川に沿って古城が数多くみられます。

ーライヒェンシュタイン城ー

特にライン川を隔てて反対側に多いのですが、その方がむしろ城が見やすいと言えます(ライン川を隔てて反対側にDBの路線があるのですが、そちらからだと城はかなり見上げになるので見えにくいと思います)。

―シュターレック城ー

電車だと一方の城しか見えないことが多いので、ライン川クルーズは人気があります。そして古城の多い区間(リューデスハイム~サンクト・ゴアール)が最も人気が高いのです。

ープファルツ城(ライン側の中州に建っています)ー

ライン川クルーズの欠点は、非常に進みが遅いこと。私はローカル線の各駅停車に乗っているにもかかわらず、先ほど私が乗っていたクルーズ船を追い越し、さらにリューデスハイム始発で一つ前を走っていたクルーズ船まで追い越してしまいました。

ーシェーンブルク城(ホテルになっています)ー

電車の車内で、私は地元の方々に不審な眼で見られていますが、そのような視線をものともせず、一心不乱に写真を撮り続けました。

また、日本でも有名なローレライの岩山も、なんとなくこのへんかなというところを写真におさめました(あってますよね)。

電車はライン川に沿って走り続け、モーゼル川と合流点に発展した街コブレンツに到着しました。

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ライン川クルーズ終着地コブレンツ

電車が到着したコブレンツはライン川クルーズの終着点でもあります。コブレンツはマインツより人口が少ないようですが、マインツよりは大きな都市に見えました。

レーア通りがショッピングのメインストリートだと思いますが、すごい人の数でぶつかりそうになります。

ーヘルツ・イエズ教会ー

そして、街がきれいでした。ゴミがほとんど落ちていません(どうしてもマインツと比較してしまいますが)。きれいに整備された公園も多数見かけました。

ープラン広場ー

コブレンツで観光できる時間は2時間です。ヘルツ・イエズ教会やプラン広場などを順番に巡っていきます。どうやらガイドブックの地図が間違えていたらしく、聖カステア教会に向かっていたにも関わらず、なぜかバルドゥイン橋の前に出てしまいました。

ーモーゼル川のバルドゥイン橋ー

かなり早足で観光地を巡っているので、疲れが溜まってきます。
モーゼル川沿いに歩き、ドイチェス・エックにたどり着きました。

ードイチェス・エックを見下ろすー

ここはモーゼル川とライン川が合流する地点です。コブレンツはこの2つの川の合流点として、交通の要所に位置していたために栄えたそうです。そしてその合流地点を見下ろすようにヴェルヘルム皇帝の銅像が建てられています。


ドイチェス・エックの傍から、ライン川の対岸の山の上にあるエーレンブライトシュタイン城塞にむかってロープウェイが走っています。せっかくですから乗ってみましょう。今度はチケット売り場でリュックをお腹側に抱いて、安全を確保して並びます(びびりすぎですかね)。

城塞の中は博物館になっているのですが、入場券を同時に購入すると安くなります。ただ、先ほどの(ガイドブックに騙された)遠回りのために、もう城塞の中を眺める時間がありません。

受付の白人のおにいさんに往復チケットをお願いすると、「城塞に入らない?」と日本語で聞かれました。すごい日本語上手。いや、そもそもよく日本人とわかったね。最近はこのあたりに観光に来るアジア系は中国人の方が多いみたいなのに。おもわずオウム返しに「入らない」と日本語で答えてしまいました。

ロープウェイはライン側を足元に見下ろしながら、対岸に向かっていきます。天気も良くなってきて(カンカン照りになって日焼けが・・・)、ドイチェス・エックを見下ろす景色は素晴らしいです。

―エーレンブライトシュタイン城塞を対岸から眺めるー

城塞を外から眺めて、すぐに戻ってきました。あまり時間が残っていないので、早足で駅に戻ります。足が棒になってきました。

ー選帝侯の城:城の前の庭園は出入り自由のようですー

選帝侯の城の前を通って(きれいな庭園で、地元の方がピクニックされていました)、コブレンツ中央駅に戻りました。

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