しばらくホテルやラウンジの紹介記事ばかりで休止していたワンワールドファーストクラス世界一周の旅(ホリデーシーズンを楽しむ旅)の本編を再開していきます。
前回までの記事で羽田からシンガポール、香港、スペインのクリスマスシーンを鑑賞してきました。今回の記事でカタール・ドーハの観光を楽しみたいと思います。
前回の記事はこちら↓
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カタール・ドーハってどんな街?
カタール・ドーハは2022年のサッカー・ワールドカップ開催もあって、中東の中では日本での認知度も高まっている都市です。2024年にはJALの直行便も就航しています。ただ、乗継利用のケースが圧倒的のようで、日本人観光客も少なく、観光関連の情報は少ないですね。観光ガイドブックもほとんどありません。
以前はカタール入国にビザが必要でした。私が2016年に世界一周した際には観光を断念し、UAE訪問した思い出があります(航空会社の運行するトランジットツアーはありました)。2017年に日本のパスポートでビザなし入国できるようになっています。
砂漠の多い中東の港町なので、寒さを感じる季節はありません。緯度は台湾・台北より北に位置していますが、夏季は40度越えが当たり前、冬季も平均気温が20度を超えます。最高気温25度くらいあって冬でも暑く、乾燥しているので油断禁物です。今回の旅は、無茶苦茶寒い場所と熱い場所を行ったり来たりなので、携える衣類の選定がかなり難しかったですね。
南アジア~北アフリカにかけての近隣諸国から多くの出稼ぎ労働者が来ています。私がお話ししたウーバーの運転手さんはエチオピア出身と言ってました。外国籍の方は不動産取得ができないそうですが(レンタルは可)、ザ・パールというリゾートアイランドは許可されているそうで、ホテルやリゾートマンションなどが林立しています。オイルマネーで豊かな都市で、マンパワーは海外の方が支えているようです。
多くの国の方がいらっしゃるので、観光地は英語で大丈夫です。スタッフも優しい方が多いので、観光しやすい国です。
イスラム教国家なので、ホリデーシーズンの訪問でしたがクリスマス的な要素はありません。服装などに気を付ける必要があります。また、金曜日はほとんどの施設がお休みになるので、金曜以外の訪問や観光をお勧めします。
カタール・ドーハ空港から市街地に向かう手段は下記の通りです。
カタール・ドーハ空港から市街地へ(2025年現在)
地下鉄(メトロ) 2カタール・リアル(約80円、要ICカード) 所要時間 20分
ウーバー 30~35カタール・リアル(1,200円~1,400円) 所要時間 30分
他に貸切空港送迎サービスなど
空港ターミナルから空港メトロ駅まで比較的歩くので(10分くらい)、荷物が多い方はつらいかもしれません。メトロは1日券で6カタール・リアルで、1日券なら紙チケットも発行できます。日系会社によって施工された交通システムです。
私は面倒なので1日券を購入しました(24時間券ではないので各日最終便までしか利用できません)。券売機は高額紙幣は利用できませんが、空港駅には窓口もあって両替してくれます(駅員さんはとても親切です)。さすがに深夜は運行していないので、早朝深夜航空便には使えません。
メトロ駅からホテルや観光スポットに向かう際には徒歩が基本です。ドーハの治安はかなりいいので(NUMBEO2024で安全度カタールは3位で9位の日本より安全)、徒歩アクセスは安全面では問題ありません。ドーハは砂漠の街なので冬季以外は外を出歩くのが現実的ではありません(かなり乾燥しているので冬季でも脱水に注意)。ドーハで最も便利な交通手段はウーバーです。
ドーハのウーバーはメチャクチャ安いので、ウーバー以外の交通手段を考える気も起らないくらいお勧めです。ドーハ観光された先人たちのブログでも、ほぼウーバー移動ですね。
世界各地の有名観光都市で運行されている、乗り降り自由の「The Bus」はドーハでも運行されています(1日約9,000円)。本数が多くなく、ウーバーが安すぎるので、私はウーバーをおすすめします。知らない人の車に乗るのが不安なら、The Busもいいと思います。
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Katara Cultural Villageへ
まずは空港からメトロ・レッドラインでAl Qassar駅へ。この日の宿泊はザ・セントレジス・ドーハ (The St. Regis Doha)でした。
フォトジェニックなプールを備えるリゾートホテルです。
さて、観光です。事前に観光ガイドブックの電子書籍を購入していたのですが、マドリード滞在中に利用できなくなりました(泣)。
ということで、ガイドブック無しの観光に突入します。幸い、Webアクセスはできるので、先人のブログ頼りになってしまいました。
まずやってきたのはKatara Cultural Villageです。Katara駅はAl Qassar駅から北に1駅です。
駅から出ると目の前にあるショッピングモールKatara Plazaを通り抜けます。
Katara Squareに出ました。
さらに進むとKatara多目的ホールがあります。
海に出ました。南方向を眺めると、海の向こう側に宿泊先のザ・セントレジス・ドーハ (The St. Regis Doha)が見えます。
Katara Cultural Villageの一角にあるOliOli Doha Children’s Museumです。目を惹く近未来的建物です。
ロボットがいますね。子供用のテーマパークのようです。
Katara Cultural Villageの象徴的オブジェです。Katara Cultural Villageはショッピングプラザや観光スポットからなる複合施設で、個々の施設に入らなければ特に入場料はいりません。
リゾートアイランド「The Pearl」へ
Katara駅から北上してLegtaifiya駅に来ました。ドーハのリゾートアイランド「The Pearl」の最寄り駅になります。
The Pearlは人工島で、外国資本でも不動産所有が可能な場所です。UAEドバイのThe Palm Jumeirahに似た位置づけです。
駅から人工島にバスが運行されているようですが、経路も利用方法もわかりにくので歩いてみることにしました。
人工島との間は長い橋で繋がっています。
歩いている人はいませんね。冬季なのでまだ許容範囲内ですが、夏季だと確実に熱射病になるので、徒歩は500m以内にしましょう。
橋から南方向(Katara方向)を眺めます。うっすらとザ・セントレジス・ドーハも見えます。
ひたすら歩くと、人工島内に入ります。車移動が原則のこの島は、歩道がない場所も多く移動が難しいですね。ロータリーがあり、右手にHamad Bin Jassim Bin Jaber Bin Mohamed Al Thani Mosqueが建っています。歩道が無くて、どうやって先に進めばいいのかわからない・・・、徒歩移動が無理ゲー状態です。
Piazza Arabiaまできました。この辺りも歩道が無いので・・・どう移動したらいいのかつらいです。ショッピングセンターやレストランが多数あります。
The Pearlは地区ごとにテーマがあり、この辺りはポルト・アラビアと名付けられていて、ポルトガルの港都市をイメージしているようです。
さらに500mくらい人工島の奥へ進むと(歩行者の経路は迂回が多いので実質1kmくらい)、Qanat Quartier地区です。イタリア・ベネチアをイメージした場所です。
水路が張り巡らされていて、カフェなどが建ち並びます。
Marsa Malaz Bayまで来ました。この地区はまだ建築中の区画も多いですね。
冬季、20℃程度の気温ですが、ドーハの街歩きは想像以上に疲労を生みます。やはり乾燥しているので脱水もあるのかもしれません。約2.5km1時間くらい歩いただけですが、もう心身ともにボロボロです。このあたりで引き返すことにしました。
ウーバーで駅まで400円くらい(+チップ)。日本だとバスよりも安いかもしれません。移動はウーバー一択です。短距離でも文句言われないのがいいですね。
いったん休憩して、観光を仕切り直しです。
スーク・ワキーフ(Souq Waqif)を散策
ドーハの観光スポットとして有名なスーク・ワキーフ(Souq Waqif)に向かいます。
Souq Waqif駅から地下道で直結しています。
駅とスークの位置関係はこんな感じ。
スーク・ワキーフは雑貨販売やレストランが建ち並ぶ市場(スーク)です。日本の市場もそうですが、観光地化してきているようです。
細い小径には、金細工や香辛料などを販売する店舗などもあって、情緒があります。公衆トイレもあるので安心です。
レストラン、カフェなどもあります。海外観光客ツアーが大型バスで乗りつけて観光している方々も多いです。
スークを抜けるとマリーナに出ます。
この幾何学的な建築物はイスラム美術館です。こちらもドーハでは有名な観光スポットです。年中無休となっていましたが、私の訪問時は「今日はクローズだよ」と言われました。残念。
海岸沿いは公園になっていて、電動スクーターやセグウェイなどが行き交っていました。専用レーンもあります。自転車は見かけたことが無いですね。そもそも歩行者が少ないです。
美術館が運営していないので、ここで帰ることにしました。
ドーハ滞在中にはもう1カ所ホテルを利用しました。ドーハの市街地にあるザ・ウェスティン・ドーハ・ホテル&スパ (The Westin Doha Hotel & Spa)です。
テラス席を備えたクラブラウンジがあり、マリオット・ボンヴォイのステータス会員にはおすすめです。
次の記事で、ドーハを出発します。