【世界一周2024旅行記12】ロンドン・ヒースローからアメリカ・ロサンゼルス空港へ ブリティッシュ・エアウェイズ BA269便 エアバスA380-800 ファーストクラスに搭乗 MPCも使ってみました

ワンワールドファーストクラス世界一周の旅。前回までの記事で羽田から出発し、シンガポール、香港、スペイン・マドリード、カタール・ドーハ、ロンドンとフライトを乗り継いで観光を続けてきました。今回の記事でロンドン・ヒースローからアメリカ・ロサンゼルスに移動します。

以前、誤ってフライング投稿してしまった記事です。改めてアップしています。一部の方には投稿通知が送信されたかもしれません。ご迷惑をおかけしました。

ワンワールド世界一周航空券によるマイル修行に欠かせないのが、ヨーロッパー中東路線と北米横断路線です。ワンワールド・エクスプローラーは大陸制なので、フライト距離はどれだけ伸ばしてもOKです。できるだけ長い距離を乗る方が、マイルもマイレージポイント(JALの場合はFOP)も貯まります。

搭乗距離を伸ばすには同一大陸内で長距離路線を往復するのが一番です。西欧ー中東(ドバイあるいはドーハ)も良く使われますし、北米大陸横断路線(欧州からあえて西海岸に入り東海岸に戻ってからアジアを目指す)を利用するのも定番になります。

ヨーロッパから北米横断路線がある西海岸都市を目指すのですが、やはり便利なのはロサンゼルスですね。サンフランシスコやシアトルなどに比べて便数が多くて便利ですし、ヨーロッパ側から遠いので距離が稼げます。そういえば、前回のワンワールド・世界一周(2016年)でもヒースローからロサンゼルスに向かいました。

前の記事はこちら↓

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この旅で2度目のロンドン・ヒースロー空港

到着した第4ターミナルから第5ターミナルへターミナル間バスで移動しました。第4~第5はかなり距離があるので、移動だけで20~30分くらい覚悟が必要です。

第5ターミナルで入国せずに乗継になります。数日前に歩いた経路を再び進みます。搭乗券はドーハで発券済みです。自動改札で弾かれてしまい、ブリティッシュ・エアウェイズのカウンターに回されました(自動改札の横にブリティッシュ・エアウェイズのミニカウンターがあります。)。

カウンターでESTAの登録状況に関してチェックされました。ドーハのチェックイン時にかなり入念にチェックされてるんですけどね。

「Fast Trackが使えるよ」とのことで、通常の保安検査場へ行くルートの手前で右折してFast Trackを利用します。

このFast Track、利用者がメチャクチャ多いので、ちっともFastじゃないですね。そもそもFast Trackの利用対象かどうかのチェックをしていないので(身もふたもない)、明らかに対象外の方々も多数並んでいる状態です。通常列の方が早いくらいかもしれません。保安検査場通過に30分くらいかかったかな。何のためのFast Trackかわからないです。

ヒースロー空港は上位クラスの搭乗客にかなり高額の施設使用料・税金を徴収します。いっそ、近隣の空港へ乗り継いだ方が安く済むこともあります。

さて、戻ってきましたヒースロー空港。ブリティッシュ・エアウェイズのラウンジにお邪魔します。

2025年現在、ロンドン・ヒースロー空港第5ターミナルには下記ラウンジがあります。

ロンドン・ヒースロー空港第5ターミナルのラウンジ(2025年)
ブリティッシュ・エアウェイズラウンジ

Galleries First Lounge ターミナル5A(南)
Concorde Room ターミナル5A(南)
Galleries Club Lounge ターミナル5A(南)(北)
Galleries T5B Club Lounge ターミナル5B
British Airways Arrivals Lounge
プライオリティ・パス対象ラウンジ
Plaza Premium Lounge ターミナル5A(北)
Club Aspire Lounge ターミナル5A(南)

前回は近距離・ビジネスクラスでしたが、今回は長距離路線のファーストクラスに搭乗します。ブリティッシュ・エアウェイズのフラッグシップラウンジ「コンコルドルーム」を利用できます。

コンコルドルームの利用条件はかなり厳しく、実質的にブリティッシュ・エアウェイズのファーストクラス搭乗客以外は利用できません(細かい諸条件をクリアすると入室できますが、私たち日本在住者は考えるだけ無駄です)。

わたしが訪問するのは2016年以来、2回目になります。以前訪問した時は、気持ちが萎縮していて(ラウンジ慣れしていない頃ですからね)、ラウンジの片隅でビールを飲んだだけで辞去した記憶があります。

以前より利用条件が緩和され、利用対象者が増えたので、利用者がかなり多く感じられました。その分、にぎやかに、悪く言えば騒がしくなっている印象です。スタッフの数が増えた様子もないので、相対的に質が低下している感は否めません。時間も無かったので、さくっとお食事をして、ラウンジを離れました。

ブリティッシュ・エアウェイズの長距離路線はコンコースCから出発します。コンコースCはサテライトターミナルのような位置づけで、メインターミナルから列車でアクセスです。ラウンジから20分以上かかりました。

この便の搭乗はカオスでしたね。Take A Seatと掲示されているのに搭乗が始まるし、Boardking Groupなんて関係なしに、みんな一斉に搭乗していきます。列も何もないです。スタッフも入場整理を全くしないし、他ではなかなかお目にかからない混乱状態でした。遅延があったわけでもなく、イレギュラーになる要因が全くないし、これが通常運用と信じたくないところです。

※2022年~24年の間に4回ヒースローを利用していますが、こんなことは初めてです。

ブリティッシュ・エアウェイズ BA269便 ヒースロー発ロサンゼルス行き エアバスA380-800 ファーストクラスに搭乗

さて、搭乗です。カタール航空のA380-800からブリティッシュ・エアウェイズのA380-800に乗継ですね。

BA269便のファーストクラス搭乗は2回目です。以前の搭乗記録はこちら↓

ファーストクラスは1-2-1の1列4席です。ヘリンボーンシートですね。各席はオープンになっています。

以前乗ったのはB777だったと思います。今回はA380なので一回り大きい機体です。

もちろんフルフラットシートになります。11時間を超えるフライトなので、ゆっくり眠れるのはありがたいです。

シート横には小物入れのスペースがあります。ユニバーサルタイプのプラグ、ディスプレイのコントローラー、USB充電ポートが用意されています。

ダイニング用のテーブルは、サイドテーブルから引き出して使います。

各シートの通路側に、上着やスーツケースなどを収納するスペースがあります。中央列の頭上に荷物入れスペースがないので、こちらをできるだけ利用しましょう。

ヘッドホン、スリッパ、ブランケットなどのアメニティ。

リラックスウェアも配っていただけます。

アメニティはイギリスのTemperley Londonです。

クシ、耳栓、歯ブラシセット、ボールペン、ELEMISのアメニティが収納されています。

ブリティッシュ・エアウェイズ BA269便 ファーストクラスのお食事

さて、離陸後すぐに食事の提供です。

A LA LARTE
AMUS
E BOUCHE
British gout’s cheese, caramelised pear, fig, watercress
STARTERS
Marinated Canadian lobster
Duck and goose liver en croute
Double baked souffle
Tomato and red pepper soup
MAIN COURSE
Herb crusted Welsh rack of lamb
Traditional Christmas dinner
Waild caught halibut
Celeriac Wellington
DESSERT
Gingerbread Swiss roll
Chocolate bread and butter pudding
Homemade vanilla ice cream
Seasonal Fruit
CHEEZE
Picos Blue, Tomme de Savoie, Wookey Hole cave aged Chedder, Cenarth Brie
LIGHT BITES
Heritage beetroot and goat’s cheese salad, walnut granola, tarragon and white balsamic vinaigrette
Sirloin Steak sandwich, Emmental cheese and onion Chutney
Popcorn
Tyrrells hand cooked English crisps
Chocolate truffles
LIGHT MEAL
STARTERS
Loch Fyne smoked salmon
Vegetarian coronation Scotch eggs
MAIN COURSE
Oxtail ragout
Wild mushroom lattice pie
DESSERT
Cream Catalana
BEVARAGES
Twining Tea, English Breakfast, All Day Decaf, Earl Grey, Pure Darjeeling
Christmas special Black Tea
Honey and Rooibos, Mint, Simply Sencha Green Tea, Unwind Camomile and Spiced Apple, Revive Raspberry and Vitamin C
UNION COFFEE (Espresso, Americano, Latee)
Mandalin and orange, apple, tomato, cranberry juice
Coca-Coke, Diet Coke, Coke Zero, Sprite
Fever-Tree Italian Blood Orange Soda
Fever-Tree Premium Indian Tonic, Refreshingly Light Indian Tonic, Refreshingly Light Ginger Ale and Soda
Still and Sparkling water from Harrogate Spring
CHAMPAGNES AND SPARKLING WINE
Lanson BOBLE Blanc de Blancs Vintage 2005
Hattingley Valley Blanc de Noirs 2018
Lanson Le Rose Brut NV
DESSERT WINE
Château Filhot Sauternes Grand Cru Classé 2015
Dow’s Colheita Port 2007NV
WHITE AND ROSE WINE
Bouchard Ainé & Fils, Pouilly-Fuissé 2022
Dog Point Sauvignon Blanc 2023
Jim Barry The Florita Riesling Cellar Release 2017
Caves d’Esclans, Rock Angel Côtes de Provence Rosé 2022/2023
RED WINE
Château Kirwan, Grand Cru Classé Margaux 2012
Martinborough Vineyard, Te Tera Pinot Noir 2022
Wakefield, Jaraman Shiraz 2022
COCKTAILS
Gin Zing, Red Snapper
Classic Mule, Classic Bloody Mary, Beachbound
Winter Warmer, Highland Sling, Whiskey Collins
MOCKTAIL
Royal Fizz, Fizzberry
SPIRITS
Tanqueray No. Ten Gin, Ciroc Vodka, Don Julio 1942 Anejo Tequila, Bacardi Carta Blanca, Zacapa 23 Ram, Bulleit Bourbon Whisky, Singleton Deep Forest Richs Single Malt Scotch Whisky, Johnnie Walker Blue Label Scotch Whisky
LIQUEURS AND DIGESTIFS
Baileys, Otard XO Cognac, Cointreau
BEERS
BrewDog Hoppy Xmas Festive IPA, BrewDog Speedbird OG Transatlantic IPA, Heineken Lager, Heineken 0.0% Alcohol

まずはアミューズから。

前菜はロブスターのマリネを選択。

メインはTraditional Christmas dinnerというのが気になったので選択しました。ターキーや豚肉などの料理が並びます。

デザートはアイスクリームです。リンドールのチョコレートが付いてきました。

15時発18時着ですから、11時間フライトがあるのに外はずっと夕焼けです。食事を終えたので、ちょっと仮眠に入ります。

到着前に食事の伺いに来てくれました。

お腹が空いていなかったので悩んでいると、フルーツ入りヨーグルトをお勧めしていただけました。メニューには無かったと思います。

アメリカ・ロサンゼルス空港に到着 MPCを使ってみた

クリスマスシーズンということもあり、到着前にこんなキャンディをいただけました。アメリカ入国時は食べ物を持ち込みにくいので(申告が面倒なので)、機内で食べちゃいました。

定刻より少し遅れてロサンゼルス・トムブラッドレー国際ターミナルに到着しました。ロサンゼルス空港の入国にファストレーンはありません。

ESTA2回目のアメリカ入国なので、MPCアプリが利用できます。MPC(Mobile Passport Control)による入国審査を希望する場合は、①事前にアプリに情報登録し、②到着後にネットに接続、③自分の写真を撮影、④MPC用のレーンを通過する、の順に行います。

私は楽天モバイルを利用していました。ターミナルに入るまでモバイルデータの通信状況が良くないので、ターミナル内に入ってから接続して写真撮影します。パスポートコントロール近辺は写真撮影禁止なので、写真撮影には気を使いましょう(写真撮影できそうな場所を探しましたが、その分時間がかかってしまいました)。

MPCレーンは明示されていないので、スタッフの方に訊ねてレーンを教えてもらいました。教えてもらったレーンの入国審査がなかなか開始されないので(しかも1ブースだけだし)、意外に時間がかかりましたね。私は降機が早かったので計20分程度で済みましたが、後ろの方の方々はもっとかかったと思います。私は通常レーンよりは早く入国で来たと思いますが、後ろの方に並んでいた方々は通常レーンと変わらないくらいだと思います。

入国審査での質問も、通常レーンと同じくらいの項目があったし、あまり審査自体が簡略化されているわけではなさそう。MPCは役立っているのかなあ。

ロサンゼルス空港に来た目的は、フライト距離を稼ぐため、ただそれだけです。次の旅の目的地はニューヨークです。

ということで、次回はアメリカ・ニューヨーク・JFK国際空港に向かいます。

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