目次
はじめに
2024年初頭のポーランド弾丸旅行の記録です。週末を利用して中欧ポーランドに行ってきました(中欧・東欧の定義には諸説あるみたいなので、あまり気にしないでください)。
今回の目的は、かなり不純です。2024年3月でJALのダイヤモンド会員から陥落する予定なので(特典航空券ばかりで旅してたら当然そうなります)、「いまのうちにファーストクラスラウンジを堪能したい」のです。
ターゲットはワンワールド系航空会社で、ファーストクラスがあり、JALダイヤモンド会員でも利用できるラウンジです。できれば、利用したことが無くて、弾丸旅行なのでラウンジが集まっている方がいいですよね。
ラウンジを中心にルート選択しましたが、観光もしたいです。東欧、中欧あたりで訪問したことのない国をいろいろ考えました。週末の弾丸旅行なので、「どこに行きたいか」より「どこだったら乗り継げるか(時間的に)」が大事になります。いろいろ試行錯誤した結果、ポーランドの首都「ワルシャワ」を訪問することになりました。
既に書きましたが、JALの特典航空券を利用して旅行しました。JAL特典航空券の必要マイルは、特典航空券PLUSの割り増しマイルが必要になることがほとんどです。
ANAだとファーストクラスに乗れるようなマイル数で、JALだとエコノミーしか乗れないことがあります。あまりに必要マイルが高いので利用が難しいのですが、しつこく探していると基本マイルで乗れることもあります。
特典航空券のメリットは、日帰りや1泊2日の行程もお得にできること。ほとんどの有償チケットは2~3日以上でないとお得なチケット(JALの場合、SaverやStandardなど)を購入できないので運賃が高くなります。弾丸旅行こそマイルでもらえる特典航空券が有用です。
JAL航空券ではなく、提携航空会社特典航空券なら割り増しマイルは不要です。JAL便にこだわらないようにルート選択しました。もちろん、ヨーロッパ長距離路線なので、ビジネスクラス以上を選択です(コスパと乗り心地の両面から考えて)。
往路はフィンエアーを選択。サーチャージなどの諸費用は4万円くらいで、ビジネスクラスだと片道6万マイルです。ビジネスクラスは往復74万円くらいなので、1マイル5~6円くらいの価値になりました。
ちなみに、JALの予約サイトで提携航空会社特典航空券を発券した場合、フィンエアーの座席指定はできません。JALの方は「座席指定ができない」という表記しか出ない不親切なシステムですが、フィンエアーのWebサイトで予約番号と入力すると座席指定可能です(このあたりの案内をしっかりしてほしいですよねJALさん)。
フィンエアーはフィンランドの航空会社で、ヘルシンキをハブ空港としてヨーロッパ各地に路線を広げています。日本などのアジア各国からの出発便や到着便の時間帯を集中させることにより、ヨーロッパ各地への乗継需要を取り込んでいます。2024年現在、ヘルシンキー羽田線が1日1便、成田線が週4便、関西線が週3便です。
東京路線に比較して、関西路線は特典航空券の予約が取りやすいです。羽田空港の方が圧倒的に路線が多くて便利ですが、地方路線なりのメリットもあります。うまくスケジュールに組み込めればラッキーです。
フィンエアーでまずはヘルシンキへ。2023年にもヘルシンキを訪問したので、1年ぶりの訪問になります。
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関西空港から出国
関西在住の私にとって関西空港からの出国は面倒が少なくて便利です。
ただ、2023年の関西空港国際線エリアリニューアルに伴い、歩行移動距離が長くなったのはちょっと面倒ですね。ラウンジホッピングするほどラウンジが無いのも面白くないです(これは私のわがままですが)。
羽田や成田経由より時間が短く済むので、時間の無い弾丸トラベラーにとってはメリットが大きいです。愚痴をいろいろ書いていますが、やはり関西空港があるとありがたいのは間違いないです。
第1ターミナル4階のチェックインカウンターでチェックインです。自動チェックイン機はありません。チェックイン優先レーンはワンワールドルビー以上(JALだとクリスタル以上)は一緒のレーンになります。
JALだとクリスタル会員のサービス価値はあまりないのですが、こんなところでメリットがあるんですね。
ビジネスクラスの場合、保安検査の優先レーンが利用可能です。チェックイン時にファストレーン通過用のチケットが手渡されます。
写真は以前のものです
2024年の保安検査場はかなり並んでいるので、それなりに価値があります。関西空港のFast Laneは航空会社フリークエント会員資格だけでは利用できないので注意しましょう。
3階出国審査場で出国した後は、ゲートに向かうウイングシャトルに乗るために、2階に降りてショッピングフロアを抜ける必要があります。これが面倒なんですよね。
2階のショッピングエリアを抜けて、ゲートサイドまで抜けると、ウイングシャトルに乗るためにエスカレータで再び3階へ。なんだかねえ・・・。
途中の通路が狭いので、団体さんがいるとスタックしちゃいます。
ようやくウイングシャトルに乗って南ウイングへ。
ラウンジインビテーションはJALのサクララウンジになります。
南ウイングに入って、最初にカードラウンジ金剛に立ち寄ったら、中はがらがらでした。クローズが近いので(20時50分ごろ訪問しました・22時クローズです)、こんなものかもしれません。静かで仕事がはかどります。
指定ラウンジのJALサクララウンジに移ります。カードラウンジ金剛の隣になります。
やっぱりというか、ラウンジ内は多くの人でにぎわっていましたね。フードや飲み物が充実しているのはありがたいのですが、もう少し落ち着きが欲しいところ。スペースを広くしてほしいですね。
さて、搭乗開始が近づいたのでゲートに向かいます。23時ごろ搭乗開始になりました。
外はあいにくの雨ですが、空の上に出てしまえば関係ありません。
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AY68便 関西発ヘルシンキ行き ビジネスクラスに搭乗
AY68便エアバスA350-900 フィンエアーヘルシンキ行きに搭乗しました。
フィンエアーのビジネスクラスです。フィンエアーの機材は2022年から順次改修され、新型の「AirLounge」にリニューアルされています。関西線もAirLoungeが導入されていました。2024年に全ての改修が終了するそうなので、2024年初頭の時点で、ほとんどの機材が改修を終えているのでしょう。
2023年にも搭乗しました。ちょうど1年くらい前です。
1-2-1の1列4席です。背もたれのリクライニングがついていません。足元のスペースはレッグレストが上がってきて埋めて、テレビ下のスペースと繋がってフルフラットのベッドになります。レイフラットと呼ばれる方式だそうです。
背もたれがエッグシェルのように左右に湾曲しています。前後だけでなく左右に好きな態勢をとることができます。
テレビは座席の正面に設置されています。
シートベルトは、通常時は車のように肩から掛けますが、寝ているときは腰のあたりに用意された別のシートベルトを使用します。初めてだと、ちょっと使い方がわかりにくいかもしれません。
シートの背もたれに開くことのできる収納スペースがあります。リモコンやUSB充電ポート(通常タイプとタイプCが1つずつ)、イヤホンのポートなどが収納されています。
足元にも収納スペースがあります。ペットボトルのミネラルウォーターが置かれていました。
足元にはマルチプラグがあります。
フルフラットベッドになるとこんな感じです。マットレスがあるので、寝心地はいいです。
ウェルカムドリンクはお水をいただきました。フィンエアーのアメニティは、以前からかわらずマリメッコです。マリメッコファンからは根強い人気があります。
写真は2023年搭乗時にいただいたアメニティ
アメニティの中にはアイマスク、歯ブラシセット、耳栓、フェイスクリーム、ハンドクリームが入っています。
利用客は日本人と西洋系の方が半々くらいですね。1年前の成田発は西洋系の方ばかりだったので、日本人の海外旅行熱も徐々に回復してきているみたいですね。ビジネスクラス席は8割以上埋まっていました。
ちなみに、後ろの方が少し動くとそのたびに音がシートに響きます。そんな感じだったかなあと、以前の自分の記事を見直すと、やっぱり音が響くと書いていました。フィンエアーの旧シートも同様です。AirLoungeだけでなく、フィンエアービジネスクラスの仕様の問題のようです。
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フィンエアー 関西発ヘルシンキ行き(AY68便) ビジネスクラスのお食事
深夜出発便なのですが、離陸するとすぐに食事の用意が始まりました。
お食事
冷製プレート
・しば漬けとつぼ漬けの細巻き ほうれん草のおひたし
・鴨肉のパストラミ トマトサラダ
温製プレート(3種から1つ選択)
・鶏もも肉のソテー トマトバジルソース
・白身魚の煮つけ和風餡かけ ご飯添え
・ブロッコリーとトマトのペンネパスタ クリームソース
デザート(選択)
・チーズ各種
・チョコレートケーキ ラズベリーソース添え
・いちごのムース
お食事はブロッコリーとトマトのペンネパスタを選択しました。フィンエアーのお食事は、どこか品があって素敵です。
デザートはいちごのムースをいただきました。ホットコーヒーとともに。
フィンエアーの食器や紙ナプキンなどは、マリメッコあるいはイッタラの製品が使われています。こういったところにも上品さがでますね。どれもこれもお高いので、慎重に扱いましょう。
お食事などで2時間くらい経過して、機内も消灯され、私も就寝しました。8時間くらい寝ると、もう到着の2時間前です。
社会情勢の影響で、日本ーヘルシンキ便はベーリング海峡から北極海へ抜ける航路をとります。そのため、関西発の便は羽田/成田発の便よりフィンランドまでの所要時間が30分くらい長くなります(逆に帰路は関西着の方が30分くらい短くなります)。所要時間は13時間05分の設定です。
1年前に搭乗した成田発ヘルシンキ行きは公式所要時間が13時間30分で、ほとんどの便で1時間ぐらい早着していました(その後スケジュールが変更され、2024年現在所要時間が12時間50分に設定されています)。やはり、関西便は東京便より往路の所要時間が長くなります。
北極点あたりを通って、ヨーロッパに向かいます。北極点通過証明書がいただけます(1年前は無かったので、その後作られたのでしょう)。
到着2時間前くらいに朝食の提供が始まります。
朝食メニュー
スクランブルエッグとベーコン ヨーグルトとフルーツ
メニューには書かれていないものもありそうです。パンは最初から盛られていました。
フライトは関西23:25時発、ヘルシンキに現地時間で定刻5時30分着です。
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シェンゲン圏内に入国
定刻より少し遅れてフィンランド・ヘルシンキ・ヴァンター空港に到着しました。
早朝のシェンゲン外出発エリア
これからポーランドに向けて乗り継ぎの予定です。
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