【海外弾丸旅行2024】ハワイ弾丸旅行(3) ワイキキに燦然と雄大な姿をみせるダイヤモンドヘッドを踏破 2024年のアクセス方法も解説 路線23のバスは使えませんよ

はじめに

2024年秋のハワイ弾丸旅行の記録 第3回です。

前回までの記事で、羽田空港からNH186便でホノルル空港に到着しました。鉄道「スカイライン」に乗車を楽しんでからワイキキ方面に戻りました。

ワイキキではストライキ中のヒルトン・ハワイアンビレッジに宿泊です。いろいろサービスが制限されていたので、ABCストアで買い出しした後は部屋に籠っていて、アクティビティはホテル外で楽しむことにしました。おかげで(?)、あまり不便を感じずに済みましたね。

朝早く起きて、ダイヤモンドヘッドのトレッキングに向かいます。この記事ではダイヤモンドヘッド訪問と2024年のアクセス方法を解説します。

ダイヤモンドヘッド・ハイキングの概要

ワイキキビーチから東方向を望むと、雄大な姿をみせるのがダイヤモンドヘッドです。

標高232mの火山で、火口内に登山口があって、外輪山のワイキキ側が最も高い位置の展望台になっています。登山口から約1kmの登山になります(片道30~40分)。

2022年から、ダイヤモンドヘッドの登山には事前予約が必要です。1人5USドルで6時から18時(入山は16:30まで)の中で1時間単位で予約します。入場時間はあまり厳格ではなく、10分くらいのずれは許してくれます。予約は公式サイトから。

ダイヤモンドヘッドへのアクセス2024

ワイキキ市街地から徒歩で登山口まで歩けないことは無いですが、あまり現実的ではありません。なんらかの交通手段で向かいましょう。

①トロリー<おすすめ>

ワイキキトロリー・グリーンラインはワイキキ市街から約30分で登山口まで連れて行ってくれます。繁忙期は混雑するので、座れないこともあるかもしれません。1人19USドルで1日乗り放題です。始発は朝7:30(土曜日のみ6:30)なので、朝日鑑賞登山には不向きです。30分間隔で運行されます。予約は公式サイトから。

HI BUS・ダイヤモンドヘッドルートはJTBの運営するトロリーバスです。やはりワイキキ市街から約30分で登山口まで行けます。1人30USドルで1日乗り放題です。JTBのツアーの一部やJALビジネスクラス利用者(赤色のJALOALOカードALI’Iのアプリ所持者)は無料で利用可能です。始発は朝7:35なので、朝日鑑賞登山には不向きです。30~60分間隔で運行されます。予約は公式サイトから。

LeaLeaトロリー・ダイヤモンドヘッド/カハラルートはH.I.Sの運行するトロリーバスです。ワイキキ市街から約30分で登山口まで行けます。1人35USドルでトロリー7路線が1日乗り放題です。H.I.Sのツアーの一部は無料で利用可能です。始発は朝8:00なので、朝日鑑賞登山には不向きです。80分間隔で運行されます。予約は公式サイトから。

②路線バス<路線23が無くなって大変>

路線バス「The Bus」でダイヤモンドヘッドのふもとまで行けますが、登山口まで行けないので徒歩所要時間が片道20~30分程度長くなります。

最も近くの停留所に行ける路線23は2024年8月以降ダイヤモンドヘッド周辺の運行しなくなりました。そのため、路線2がメインアクセス路線になります。路線2はワイキキのKuhio Ave沿い停留所から乗車できます。片道3USドルで、約40分かかります。朝早くから運行しています。

路線2のほとんどはKapi’olani Community Collegeの北側(少しダイヤモンドヘッドから離れます)を経由して、終着の18th Ave+Opp Iwalani Plに向かいます。終着の停留所から登山口まで徒歩30分くらい必要です。運行間隔は10~15分毎にあります。

路線2の一部(路線2L)は、Kapi’olani Community Collegeの南側(ダイヤモンドヘッドのふもと)を経由してKahala Mallに向かいます。最寄のDiamond Head Rd + Opp 18th Ave停留所で降りて徒歩20分くらいです。路線2より300mくらい歩行距離が短いですが、バスの本数は1時間に1本くらいしかありません。

いずれも、ふもとから登山口まで緩やかな昇り坂を歩く必要があります。途中で長いトンネルもあります。歩道が設置されていますが、反対方向に向かう方もいますし、車がそばをガンガン走るので安全とは言い切れません。

③ウーバー/タクシー<ウーバー利用者めちゃ多い>

ホテルから登山口まで直行できるので一番楽なアクセス方法です。ワイキキから15分~20分くらい、ウーバーで12ドル前後、タクシーで30ドル前後とのこと。実際利用されている様子を見ていると、圧倒的にウーバー(あるいはLyft)ですね。タクシーの利用者はかなり少ない印象です。

④レンタカー<あまりおすすめしません>

ワイキキのホテルにレンタカーを駐車すると駐車料金が半端ではないのでおすすめしません。登山口内の駐車場に入るのに10USドル必要です。駐車場は予約が必要です。

⑤ツアー<楽々で便利>

入場予約から交通手段まで解決してくれるのがツアーですね。当日予約可能なツアーもあります。朝日鑑賞は交通手段が限られるので、圧倒的にツアーがおすすめです(現地ツアーのほとんどが朝日鑑賞の時間帯です)。その分、やや高めの値段設定です(ベルトラだと1人56USドル~)。

ハイキングの準備

ダイヤモンドヘッドはそれほど高くありませんが、普段運動しない方にとってそれなりに大変です。登山道の幅はあまり広くないので、周囲の方々に迷惑にならないような登山を心がけましょう。

夏季はかなり暑いので、自信がない方は避けたほうが無難。せめて早朝や夕方に。冬季の朝はかなり寒くなります。登山道はコンクリートで固められているので、雨の日は転倒のリスクが高いです。傘を持って登山のように無謀なことはやめましょう。

足の弱い方や小さな子供はお勧めできません。フラフラ歩いていた御高齢の御婦人がいらっしゃいましたが(さすがに同行者がいらっしゃいましたが)、かなり危険に見えました。

必要なものリスト
・運動靴 必須
・飲み物 必須
・ライト スマホライトで代用可
・タオル ほぼ必須
・帽子 夏季は推奨
・日焼け止め ハワイの公的にOKなものを
・サングラス 夏季は推奨
・防寒(ウインドブレーカーなど) 11月~3月の早朝・夕方
・レインコート 雨天対策

朝日鑑賞の登山は暗い中を歩くのでライトが必須です。日中も、途中で真っ暗なトンネルがあるのでライトがないと危ないです。

靴はしっかりとしたものを履きましょう。革靴のように底がツルツルだと、コンクリートで固められた地面で転倒のリスクが高いです(特に地面が濡れてると危ない)。

登山の実際

今回宿泊していたのは、ヒルトン・ハワイアンビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート&スパでした。ちょうどストライキ中だったので、朝早くから響く音で起こされ、7:10ごろお部屋を出ました。

ヒルトン・ハワイアンビレッジ前のKālia Roadには、ワイキキトロリー・グリーンラインが停車します。ザ・バスを利用しようと思っていたのですが、路線2の停留所がホテルから少し離れていることもあり、省エネのためにトロリーを選択しました

ホノルル動物園の南側を東に走ります。

ダイヤモンドヘッドのふもとを東に走ります。火山岩のゴツゴツした岩肌が見えます。

火口(登山口)に向かう交差点で曲がります。

トロリーはなだらかな坂を昇っていきます。

登山口前のトロリー停留所に到着です。

ウーバーやタクシーもここで乗降します。

停留所の前に入場口があるので、ここで予約したQRコードを提示して入ります。トロリーは予定より早く着いたので入場時間の10分前でしたが、問題なく入れました。

舗装された道を歩いて行きます。受付付近には売店もありました。

歩道は1人がすれ違える程度の幅しかありません。ハイキング客は多いので、追い越しはちょっと面倒です。さまざまな歩行ペースの方がいるので、自分のペースで昇るのは難しいですね。

歩くのがやっとの方もいらっしゃって(ハイキングをあまりお勧めできないくらい足取りがおぼつかない)、そういった方の後ろには渋滞ができていました。

道は徐々に急になり、細くなっていきます。

路面は整備されていますが、岩肌のように凹凸があります。雨天対策にあえて滑らないようにしているのだと思います。

さらに細い階段があります。階段を過ぎると、細いトンネルがあり、中は真っ暗なのでライトが必要です(ライトを照らしている方に付いて行くという方法もありですが)。

トンネルを抜けると、左に上り坂、右に階段があります。正規のルートは上り坂の方で、階段は帰路にお勧めと書かれています。

階段ルートは、その先に真っ暗な螺旋階段があり、足元が見えにくいのであまり安全とは言えません(ほとんど利用されている方はいませんでした)。帰路も往路と同じルートを通った方が安全です。

上り坂の先にある階段を昇って行くと、頂上に出ます。

ワイキキ方面を眺望できます。

さらに進むと戦時中の監視台?のような場所もあり、この中に螺旋階段があって階段ルートに続きます。真っ暗なので危なくてお勧めできないルートです。私はここから引き返しました。

トロリーの時間が30分毎なので、登山口到着から1時間後にトロリーが出発します。ちょっと頑張って50分で往復しましたが、普通は1時間以上かかるコースです。余裕を持ってゆっくり昇りましょう。

トロリーに限りませんが発車時間はフレキシブルです(路線バスもそんな感じ)。時間調整はあまりないので、早く着くと早く出発しちゃいます。10分くらい前から待っている方がいいです。

ワイキキトロリー・グリーンラインはダイヤモンドヘッド登山口の次にKCCファーマーズマーケット停留所に停まります。

毎週土曜日の朝7:30~11:00まで実施されています。野菜や果物の販売もありますが、ハワイ料理などの食べ歩きがおすすめみたいです。

KCCファーマーズマーケットを出るとワイキキ市街に入ります。プリンス・ワイキキでドライバー交代のためにしばらく待機です。待つのが面倒なら、アラモアナ・ショッピングセンターが徒歩圏内なので歩いて行ってもいいかも。

ヒルトン・ハワイアンビレッジに戻ってきました。ホテルがストライキ中で荷物を預かってもらえないので、11時のチェックアウトまでに戻る必要があり、ホテルを出てから約2時間で帰還しました。余裕のない観光になってしまいました。

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今回の記事では、オアフ島随一の観光スポットダイヤモンドヘッドのハイキングでした。入山の予約と登山口までの交通手段の予約が必要ですし、そこそこしっかりしたハイキングになるので、十分準備が必要です。

次回の記事では、日本へ帰国します。

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