【国内旅行】2022年日光・鬼怒川の旅(2) SL大樹号で鬼怒川温泉へ 鬼怒川ライン下りと鬼怒川温泉ロープウェイ

はじめに

2022年夏の日光・鬼怒川の旅です。前回に引き続き、東武鉄道沿線を旅してまわります。

前回は東武鉄道浅草駅から特急けごん号で東武日光駅へ向かい、JR日光駅や東武下今市駅といった味のある駅舎を探索して回りました。

今回は下今市駅からSL大樹号に乗り込み、鬼怒川温泉方面に向かいます。

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SL大樹号に乗車 

鬼怒川温泉方面に向かう2番線ホームで、SL大樹号の入線を待ちます。

下今市駅は売店もレトロ、自動販売機もレトロ調です(写真は上り用3番線ホーム)。

発車時刻の5分くらい前に列車が入線してきました。

SL大樹は2017年にJR北海道からレンタル中のC11 207で運行開始されています。今回の旅では、2019年に運用開始の真岡鉄道から購入したC11 325がお供してくれるようです(SLもおかとして運用されていた機関車です)。他にもC11 123が運用されています。

SL大樹号は、蒸気機関車・車掌車と12/14系客車3両で構成され、下今市駅と鬼怒川温泉駅を結びます。客車はいずれも褐色のレトロ調に塗装されています(ブルーの客車もあるようです)。

乗車には、座席指定料金750円と乗車券が必要です。

東武日光駅まで向かうSL大樹ふたら号という列車もあり、その場合は最後尾にディーゼル機関車DE10形)が連結されます(東武日光駅には転車台が無いので、下今市駅に戻る列車はディーゼル機関車がけん引します)。SLの代わりにディーゼル機関車が連結されるDL大樹号という列車も設定されているようです。

私の乗車するのは3号車です。座席はインターネットで事前に予約あるいは購入しておく必要があります。

3号車の車内です。もともとJRで利用されていた客車で、内装はほぼJRの時と同じです。1号車も同様の座席配列だそうです。

2号車は展望スペースがついています。

他の車両は全て窓ガラスで締め切られていますが、展望スペースでは外の空気を直接感じることができますし、写真も撮影しやすいです。人気のスペースなので、お客さんが多い日は人が集中すると思います。

2号車の客車内は対面式で大きなテーブルが備わった座席です。

家族連れは2号車、1人客や2人客は1、3号車がおすすめですね。列車の進行方向どちらにも車窓観光スポットがありますが、個人的には鬼怒川方面に進む列車だと、進行方向を見て左側の席がおすすめです。

車内では記念品などの車内販売があります。また、記念撮影の写真販売もあります。

記念乗車証やアテンダント通信が配られます。

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SL大樹から車窓観光

下今市駅を出発します。出発した列車は、さっそく日光線と並走する大谷川を渡ります。車窓観光スポットはアテンダントの方が放送で案内していただけます。

進行方向左側に、霧降高原方面の景色を眺めることができます。

大桑駅では対向列車が待ち合わせで停車していました。

大桑駅を出ると、進行方向右側にふくろうの森という整備されたスポットがあります。

そして鬼怒川を渡ります。

川を渡ると新高徳駅です。新高徳駅の周辺は、昭和レトロ漂う看板や車が展示されています。

新高徳駅の駅舎も、下今市駅同様にレトロ調に改修されています。

このあたりで昼食を。下今市駅で購入した駅弁「元祖栃木牛めし弁当」1,150円をいただきました。

そうこうするうちに、最初の停車駅「東武ワールドスクウェア」に停車しました。家族連れの方々が多く下車されました。もう次が終着駅です。

東武ワールドスクウェア駅を出ると、進行方向右手に花畑が広がっていました。

そして終着駅の鬼怒川温泉駅に到着です。

SLの雄姿ともお別れです。

機関車と車掌者だけ切り離されて先に進んでいきます。転車台で反転して客車の反対側に連結します。

駅舎前に転車台があります。転車台利用時間には多くのお客さんが見に来られます。転車台はJR西日本の三次駅にあったものが移設されたそうです。

鬼怒川温泉駅の駅舎は温泉宿の雰囲気が醸し出されています。

駅舎前には転車台、バス・タクシーターミナル・足湯などがあります。鬼怒川ライン川下りは、足湯の裏側方向に進みます。

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鬼怒川ライン下りと鬼怒川温泉ロープウェイ

駅前の足湯の向こう側(タクシー乗り場の向こう側)から、奥に向かって進むと、鬼怒川ライン下りの受付に行くことができます。徒歩4分くらいです。

看板がありますが、わかりにくいかもしれません。

有名な金谷ホテルのそばを通ります。

道の先は階段になっています。歩いております。

受付の建物に到着です。ライン下りは事前ネット予約が望ましいですが、超繁忙期以外なら空席があると当日申し込みも可能みたいです。

大人2,900円、子供1,900円(4-12歳)、幼児600円(1-3歳)、0歳乗船不可。30分前から受付開始で、20分前までに受付が必要です。

船の降車場所から帰ってくるバス代も込みです。手荷物は、ロッカーもありますが、小型キャリーケースなら持ち込みOKでした(荷物を持って河原まで降りたり昇ったりするのは大変ですが)。

私は事前予約していたので、受付でお支払い。クレジットカードも利用可能でした。鬼怒川温泉ロープウェイのチケットも同時購入すると、大人で600円お得です。

出発時間になり、救命胴衣を渡されて、階段を降りていきます。荷物が多いと大変です。船にはトイレが無いので、受付の建物か途中のトイレで済ませておく必要があります。

河原に船が用意されています。下った後の船は、クレーンで吊り上げて、トラックでここまで搬送するそうです。

船には座布団が用意されています。こちらに乗り込みます。

船頭さんの軽妙なトークとガイドで川下りは進んでいきます。手動ですから大変です。増水時は波がかかることもあります。前方の乗客の方は、ビニールで水を防ぐ必要があります。

カモ?の群れがいらっしゃいました。

公式だと40分ですが、私のときは増水していたので30分くらいで到着です。船着き場から上に走る道路まで出るために昇っていきます。荷物が多いと大変で、夏場は汗だくです。

上ったところにドライブインがあります。船上での写真を購入した方は、こちらで受け渡しです。ここで帰りのバスを待ちます。

ドライブインの裏には鬼怒川線の線路が走っています。バスを待っていると、先ほどまで乗っていたSL大樹が走ってきました。

20分くらい待っていると、バスがやってきました。バスは鬼怒川温泉駅前とライン川乗船場に運んでくれます。

再び鬼怒川温泉駅に戻ってきました。

さきほど、鬼怒川ロープウェイのチケットも購入していますから、ロープウェイに行こうと思います。駅からロープウェイに向かうには、鬼怒川を越えて向こう側になり距離があります。駅から徒歩だと20~30分くらいかかるので、他の交通手段の方が無難です。

駅前から送迎バスもありますが、本数が少なくて少し不便(1時間に1~2本くらい)。ロープウェイの運行回数はもっと多く、必ずしも送迎バスに連絡しているわけではありません。車で5分くらいなので、タクシーでもいいと思います。

私は駅前のトヨタレンタカーを利用して、レンタカーで向かいました。

ロープウェイの駐車場はスペースが狭く、駐車場に入る道も狭いので、3ナンバー車や運転に慣れていない方は送迎バスをお勧めします(3ナンバー車が入れないわけではありません)。

ロープウェイ駅の隣に温泉神社があるようです(山頂にもあります)。

ロープウェイの駅「温泉山麓駅」の駅舎内に入ります。

ロープウェイの運行は随時運行の形態なので、行ってみないと出発時間がわかりません。送迎バスの運行本数よりは多い本数が運行されています。多客期は本数が増えるようです。料金は大人1,100円、子供550円(4-12歳)です。

ライン川下りでパック料金を購入している場合、受付でロープウェイのチケットと交換します。駅舎内で列に並んで(ソファが列をつくるように並んでいます)、出発時間を待ちます。

時間になると、ロープウェイに案内されます。

ロープウェイ内には椅子もありますが、基本は立ち乗車です。

300mの高低差を所要時間4分で進みます。鬼怒川温泉の街並みを見下ろすことができます。

「丸山山頂駅」標高700mに到達です。

山頂駅には、空中庭園展望台、おさるの山、温泉神社があります。空中庭園展望台へ階段を昇っていきます。

見晴らしのいい展望台になっています。

左手にロープウェイ駅、右手に猿が飼育されているおさるの山、麓には鬼怒川温泉街が見えます。

鬼怒川温泉駅近辺も見えます。

おさるの山に入ってみましょう。金網で囲われた場所で飼育されています。

通路と猿のいるエリアとの間には、2重の金網で仕切られています。猿は比較的狂暴なので、攻撃されるので近づかない方がいいです。

金網が2重なので、コンデジでも金網を避けて写真撮影するのは無理です。

展望台からだと写真撮影可能です。

駅から山側を見ると、階段を昇った先に鳥居があります。さらに昇ると温泉神社です。右手に見える建物は休憩施設だそうです。

温泉神社まで行かないなら、20分もあればひととおり回ることができます。夏場で暑いので、早々に駅に戻ってきました。ロープウェイでふもとに下ります。

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まとめ

2022年夏の日光・鬼怒川の旅の記録です。東武下今市駅からSL大樹で鬼怒川温泉駅にやってきました。鬼怒川温泉周辺で観光、鬼怒川ライン下りや鬼怒川ロープウェイを楽しんで、ふもとまで戻ってきました。

次回は再び日光方面に向かいます。

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