【国内旅行】2022年日光・鬼怒川の旅(1) JR日光駅と下今市駅 東武100系特急けごん号に乗車 SL大樹を鑑賞

はじめに

旅行が大好きのタビズキです。今回は2022年夏の日光・鬼怒川の旅です。東武鉄道沿線を旅してまわります。

東武鉄道は、首都圏の池袋あるいは浅草がターミナル駅となり、近郊への路線が伸びています。

今回利用するのは、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線・鬼怒川線です。伊勢崎線は日光線や鬼怒川線の字路線だけでなく、会津鉄道、JR大宮から新宿方面、押上駅や北千住駅から地下鉄路線と相互乗り入れもあり、関東圏に広いネットワークを形成しています。

今回は東武鉄道の浅草駅から出発です。

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浅草駅から東武鉄道で日光へ 

今回のスタートは東武鉄道浅草線です。関西から日光に行くには、JR新幹線乗継で新大阪⇒宇都宮を経て日光に向かってもいいのですが、飛行機利用で羽田空港経由の場合、京急(都営浅草線)で浅草駅に出て東武鉄道乗換の方がスムーズです。

ただし、浅草駅の乗り換えは、都営浅草線のホームから東武鉄道駅までの距離が長く、アップダウンも多くてとても大変。荷物が多い方や足の弱い方は、品川駅でJR東海道線⇒常磐線直通列車に乗り換えて、北千住駅で東武鉄道に乗り継いでもいいかもしれません(実際、私も帰路では、北千住⇒浜松町モノレール乗換で羽田空港に戻りました)。

浅草駅は終着駅なので櫛形ホームです。特急列車は3,4番線から発車します。ホームの入り口で特急券をチェックしていますが、若干おざなりというか、提示せずに通行している方も多数いらっしゃいます(いいのか?)。

特急けごんです。東武100系電車で、いわゆる「スペーシア車両」になります。

2列+2列の配置で、ブルーの座席です。フットレストやテーブルが各席に用意されています。また、席の背袋には観光案内パンフレットなどが収納されています。

1990年から使用されている車両なので、内装の年季は否めませんが、当時からこれだけの設備が整えられていたのは素晴らしいですね。

所要時間1時間50分くらいで東武日光駅に到着。

この日は、駅から車で5分くらいの霧降高原のふもとにある別荘地に宿泊です。

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JR日光駅・東武日光駅を鑑賞

翌日は東武日光駅から出発です。出発前に、駅周辺の観光といきましょう。

JR日光駅は東武日光駅から徒歩2分くらいの場所にあります。

JR日光駅はJR日光線の終着駅です。普通列車しか運行していないため、ローカル駅の雰囲気があります。

2階建ての駅舎で、1912年竣工の歴史ある建物です。以前は東京発着の特急列車なども運行されていたようです。2022年現在、観光寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」などが立ち寄ることがあります。

歴史ある雰囲気を残した、木造駅舎です。2017年に改装されたため、古びた感じはありません。1階は観光案内所のみで、駅舎内に店舗はありません。

速達列車が運用されていた当時の趣を残しているのが、2階のホワイトルームです。一等客車(現在のグリーン車)の乗客用の待合室になります。5:00~17:00に訪問可能です。

現在は展示場のような扱いですが、シャンデリアなどが残されており、大正時代の雰囲気を漂わせています。

ホーム側の窓から見た景色です。残念ながら、ホームは屋根が邪魔になって見えにくいです。駅ホームの向こう側に東武鉄道の路線が見えます。

JR日光駅から東武日光駅に戻ります。東武日光駅に向かう道は少し上り坂になっているので、近距離ですが夏場はつらいですね。写真奥に見える緑の屋根が東武日光駅ですから、JR日光駅の駅舎を出た場所から東武日光駅の姿が見えます。

東武日光駅が見えてきました。1979年に建築された山小屋をイメージした駅舎です。日光観光の玄関口として多くの観光客に利用されてきた駅です。

首都圏から多くの観光客が利用する東武日光駅は、駅前のバスターミナルが充実していて、JR日光駅前より立派な構造になっています。中禅寺湖方面のバスは数多く出ていますが、霧降高原方面は本数がかなり少ないので、レンタカーやタクシーを利用しましょう。駅前のタクシー乗り場には、日中であればタクシーが常駐しています。

東武日光駅前には東武100型の電車が展示されています。かつて、東武日光駅といろは坂(中禅寺湖へ向かう坂道)のふもとを結んでいた、東武鉄道日光軌道線の路面電車車両です。2020年3月より、この場所に展示されています。

駅舎内にはショップが数店舗あります。弁当やお土産などが販売されていますが、レストランはありません。日光金谷ホテルの喫茶店があります(写真は夜なのでシャッターが下りています)。駅前から日光東照宮にかけて、レストランや店舗が並んでいるので、駅舎内に店舗が少なくても困らないと思います。

ザ・金谷テラスを訪問してみました(後日ですけど)。日光金谷ホテルの運営する喫茶スペースです。日光金谷ホテルは1873年開業のクラシックホテルで、古くから著名人が宿泊しているので有名です。

営業時間 9:30〜16:30 (12:00~12:30はクローズ)

フードコート方式の喫茶店です。軽食はスコーンやカレーパイぐらいで、飲み物の販売が主体です。基本はテイクアウトになりますが、かなり少ないですが椅子のあるカウンター席もあり、店内でいただくこともできます。

スコーンとアイスカフェラテで1,200円です。リゾート地ですからね。

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下今市駅へ

さて、東武日光駅から出発です。今回の目的はSLに乗ること。東武日光駅にSL車両が入線する日もあるようですが、この日は東武日光線で下今市駅まで行く必要がありました。

特急列車は4~6番線から発着し、普通列車は1・2番線発着です。1・2番線はその他のホームと少し離れています。

東武20000系の普通電車です。以前に東京メトロ日比谷線にも直通運行していた20400型車両ですが、2018年ごろから東武日光線や宇都宮線で運用されています。

ワンマン運用のため、一部改修されているそうです。ロングシートタイプの車両になります。

出発して進行方向右手に、車窓からJR日光駅が見えます。

2駅10分ほど乗車すると、下今市駅です。左手側から単線路線が合流してきます。東武鬼怒川線です。これからSLで旅する予定の路線です。

下今市駅に到着です。

下今市駅は2017年のSL大樹運行開始時に大幅に改修され、レトロな雰囲気のある駅舎になっています。

日光市の市街地は日光駅周辺ではなく下今市駅周辺になります。日光市役所も下今市駅近くにあります(旧日光市と旧今市市が平成の大合併で合併した際に、旧今市市役所が日光市役所となったそうです)。したがって、日光市の中心駅の位置づけになります。

下今市駅周辺には駐車場が整備されていないので、車で駅を訪問するのはむずかしくなっています(たぶん、電車に乗らない撮り鉄対策ですね)。国道119号線沿いの「道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣」付近まで行くと駐車場があるのですが、土日は常に満車状態です。道の駅から600m徒歩8分くらいかかります。夏や冬はつらいので、素直に電車で訪問しましょう。

ちなみに、下今市駅から徒歩8分くらいの場所にJR今市駅があります。2014年に改修された駅舎なので、まだまだ新しい駅舎です。

利用客は下今市駅の方が圧倒的に多く、JR今市駅周辺の人通りはまばらです。JR今市駅周辺の方が、駐車場が多いです。

下今市駅の探索に戻ります。改札内エリアから、SL展示館・転車台広場に向かうことができます(改札内に入場する必要があります)。

跨線橋を駅舎と反対側に向かって渡って行くと入り口があります。跨線橋内はレトロなパンフレットなどが掲示されていて、旧跨線橋レトロギャラリーと名付けられているようです。

階段を少し降りると、SL展示館があります。写真は2階入り口です。入場は無料です。

SLを展示しているわけではなく。SLの資料や模型などが展示されています。

1階は休憩スペースです。子供が喜びそうな、列車が並んでいますね。

外に出ると、ウッドデッキのようなスペースに、大き目の列車の模型が並んでいます。柵の向こう側が、転車台広場です。

転車台広場には、蒸気機関車やディーゼル機関車の方向転換に使用する転車台があります。特に、SLの方向転換は実施時間が掲示されていて、その時間になると人が集まるようです。転車台の向こう側には機関車の車庫があります。

ホームに戻ります。駅舎と反対側(転車台側)にある留置線に、SL大樹号が待機しています。これから、この列車に乗って鬼怒川線を旅する予定です。

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まとめ

2022年夏の日光・鬼怒川の旅の記録です。東武鉄道浅草駅から特急けごん号で東武日光駅へ向かい、JR日光駅や東武下今市駅といった味のある駅舎を探索して回りました。

次回はいよいよSL大樹号に乗り込みます。

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