【国内鉄道旅】2009年東京から 乗り鉄旅(1) 寝台特急「サンライズ出雲」と石見銀山

はじめに

旅行が大好きのタビズキです。今回は島根県出雲地方の旅記録です。コロナ禍の影響で、海外旅行ブログが国内鉄道旅ブログ化していますが、徐々にネタが無くなってきて、とうとう2009年までさかのぼっています。少し古いネタですがお付き合いください。

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寝台特急「サンライズ出雲」で東京から出雲へ 

今回のスタートはJR東京駅です。関西在住の私の出発地がなぜ東京からか。それは東京発の寝台特急に乗るためです。

今回乗車するのはサンライズ出雲です。2009年は東京駅から出発するブルートレインが全て無くなり、寝台列車ファンにとってはつらい年でした。ただし、東京駅から寝台特急がすべてなくなったわけではありません。2022年現在も定期運行便が残っています。それが寝台特急サンライズ出雲・瀬戸です。

従来のブルートレインは、ほとんどが気動車が客車をけん引するスタイルで運行されていました(一部583系のような寝台電車も運用されていた)。非電化区間でも運行できること、電車特有の揺れが少ないこと、各車両にモーターが無いので振動が少ないことなど(諸説ありますが)、気動車のメリットがあったようです。

そんななか1998年に運行開始したのが寝台電車特急のサンライズです。サンライズは従来の客車と違い、木目調の内装で、ほとんどが個室です。従来の客車にあった二段ベッドや3段ベッドは無く、のびのび座席という指定券のみで利用できる雑魚寝スペースがあります。

私のように寝台特急が好きな方は多くないと思いますし、実際のところ飛行機の方が便利で安価です。

東京~出雲市の場合、飛行機だと片道2万円くらいで1時間30分くらいで着いちゃいます(マイル利用だともっとお得)。寝台特急だと12時間もかかる上に、約16,000円(のびのび座席)~約30,000円(A寝台シングルデラックス)。朝早く出雲市に着きたい場合、JALの早朝便利用の方が早い時間に着きます。差は歴然です。

関西在住者の場合、朝早く東京に着くには便利。大阪駅を0:30ごろ出て東京に7時過ぎに着きます。新幹線や飛行機より早い時間に東京に着けます。ディズニーファンにとって、8時の開門前に着けるのでいいかも。なかなか個室を確保できないのが難点ですが、たまに利用しています(まあ、高速バスの方が安くつきますが)。

東京からの下り便だと大阪に停まらないし(姫路には停まります)、関西から出雲へは新幹線と特急の乗り継ぎが普通です(大阪の朝始発便がサンライズの姫路停車に間に合わない)。関西在住者の利用は大阪⇒東京の一択です、普通は。

普通じゃないのが私の旅。関西からわざわざ東京まで出向いて出雲に向かいます。サンライズは東京駅22時発なので(2009年当時)、仕事終わりでも新幹線で十分間に合います。

東京駅のホームにサンライズ出雲・瀬戸の285形3000番台電車が入線してきました。東京から岡山駅まで、サンライズ瀬戸と出雲が連結して運行されます。

島根県出雲市駅に向かいます。

11号車のA寝台個室シングルデラックスを予約済みです。シングルデラックスはサンライズ出雲の中では最も一人当たりの料金がお高くなっています。特典として、シャワー室料金込みです(A寝台専用)。シャワー室カード(有料)は競争率が高いので、これはかなりありがたいです。

お部屋に入ります。通路から少し階段を上がって入室。ビジネスホテル並みの空間が確保されています。一人で利用するにはかなり余裕があります。寝台特急北斗星のロイヤルに乗車したことがあるのですが、それよりも広く感じました。

ビジネスデスクに洗面もあります。さすがに冷蔵庫はありませんが、コンセントやハンガーなども用意されています。

お部屋は車両の上部にあるので、通常ホームは見下ろすようになります。新幹線ホームはさらに高いところにあるので見上げですね。

パジャマ、スリッパをはじめ、いろいろアメニティがついてきます。

22時に出発。東海道本線を大阪方面に進みます。浜松駅までいくつかの駅に停車し、その後は姫路駅まで停車がありません(大阪駅などに運転停車しますが)。

気が付けば姫路駅を出発し、もう朝になっていました。だれもいないミニサロンに向かいます。

ミニサロンです。だれもいません。通路の両側にイスがあり、窓の外の景色を楽しむことができます。自由に利用できます。

自動販売機はあります。

サンライズ出雲で購入できるものと言えば、自動販売機とシャワーカードだけです。ただ、私が乗車した2009年当時、下り列車のみ岡山駅から新見駅まで車内販売が実施されていました(2009年9月末まで)。

その販売場所が10号車のミニサロンです。私が乗車していた11号車の隣ですね。岡山駅から乗り込んでくる車内販売を待ち構えるため、ミニサロンにいたようです(ちょっと記憶があいまいなので、間違ってるかも・・・)。

弁当類やコーヒー、サンドイッチなどを販売していたと記憶しています。弁当も早い者勝ちなので、早く並ぶ必要があります。みなさんご存じなので、岡山駅直前にはかなりの列ができていたような・・・。

私が弁当を購入している間に、サンライズは出雲と瀬戸に分離作業が行われています。1~7号車はサンライズ瀬戸で、四国の高松駅に向かって行きます。

写真の撮影時間記録からすると、岡山駅周辺での写真記録です。弁当の写真があるということは、争奪戦に勝ったのでしょう。

電車は倉敷駅で山陽本線から伯備線に入ります。伯備線内は単線区間が多いので、ときどき行き違い停車があります。鳥取県伯耆大山駅から山陰本線へ。

日本海・・・ではありません。サンライズ出雲の走行区間では日本海にここまで近づけないので、宍道湖か中海か。

快晴の空の下を出雲市に向けて走行します。

ほぼ時間通りの10時ごろに終着駅の出雲市駅に到着です。

こちらでサンライズ出雲とはお別れです。私の旅はまだ続きます。

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世界遺産「石見銀山」を観光

出雲市駅から普通列車に40分ほど揺られると、大田市駅に到着します。石見銀山観光の玄関口駅です。

2007年に石見銀山が世界遺産に登録されたばかりで、島根県は世界遺産フィーバーの真っ最中でした。太田市駅から石見銀山に向かうバスはたくさん出ていましたし、バスの中も人でいっぱいでした。

バスから降りて散策。まずは大久保長安のお墓です。江戸時代に石見銀山の開発を手掛けた、江戸幕府の老中です。

ずっと進むと、今回のメイン、石見銀山の坑道「龍源寺間歩」です。バス停からここまで3kmくらいあります。めっちゃ遠いです。夏場の訪問だったので、汗だくですね。健脚の方はぜひ。

坑道の中は少し涼しいかも。

ここまで来た道をずっと戻ってきます。五百羅漢のお寺です。

中にはたくさんの石像(羅漢)が並んでいます。

銀山とは反対方向に20分ほど歩くと、大森代官跡があります。

ほかにも石見銀山のおひざ元の街を散策しました。滞在時間2時間くらいだったでしょうか、出雲市に戻りましょう。

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まとめ

2009年の東京駅からの鉄道旅です。今回はサンライズ出雲に乗車し、島根県を観光していきます。旅はまだまだ続きますし、私らしい不自然なルートで鉄道旅を続けていきます。

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