はじめに
旅行が大好きのタビズキです。今回は2022年秋の鉄道旅です。今回の旅は小田原・熱海方面へ向かいます。
JRが国鉄と言われた時代、日本全国にL特急とよばれる特急がネットワークを築きました。踊り子も東京ー伊豆急下田・修善寺間を結ぶL特急として設定された特急です。
185系特急 あかぎ(2010年ごろ)
伊豆の踊子からネーミングされたこの特急列車は、当初は国鉄型特急として183系車両で運行されていましたが、徐々に185系の車両に入れ替えられたり、リゾートタイプが導入されたりと変遷を経て、2022年現在ではE257系で運用されています。E257系にはヘッドマークが無いので、私はちょっと味気なさを感じます。
E257系2000番台 特急踊り子
E257系はJR発足後にJR東日本で製造された直流電車特急です。踊り子に使用されているのはE257系2000番台・2500番台です。もともと中央本線のあずさ号などに利用されていた車両を、2019年から2020年にかけて改造して設定された編成で、外装・内装ともに新しく見えますが、「築20年をリフォームした」車両になります。
今回は、旅行先への足として利用しただけです。東海道本線には東海道新幹線もありますし、特急料金のいらない快速アクティーなどもあります。そもそも東海道本線は停車駅が少ないので、特急踊り子に優位性は乏しいのですが、せっかくですから乗ってみました。
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羽田空港からJR川崎駅へ
関西から伊豆方面に向かう場合、東海道新幹線で熱海下車が自然でしょう。ただ、熱海に停車するひかりは少なく、こだまに乗り換えると時間がかかります。
かといって、空路で羽田まで行ってしまうと、西方向に1時間以上かけてに戻ることになります。結局、電車の方が早く到着できるのですが、今回はあえて空港で羽田に入りました。
京急線で京急川崎駅で降ります。横浜駅でもよかったのですが、特急踊り子に長く乗りたかっただけです。
JR川崎駅まで徒歩8分くらいです。
長いエスカレータを昇って、北改札へ。
特急踊り子に乗る予定です。特急踊り子は熱海から伊東線に入り、そのまま伊豆急行線を走破します。一部の踊り子は伊豆箱根鉄道の修善寺駅にむかいます。
構内のふたば製麺さんで昼食をいただきます。丸亀製麺さんの運営する駅うどん店らしいです。昼食時間帯を外したのに、満席状態が続いていました。
東京都内で人身事故が発生したらしく、電車がなかなかやってきません。とりあえずホームに降ります。
本来なら踊り子の後に発車する普通列車が先に来ちゃいました。E231系でしょうか。あまり遅れると困るんですけど。
20分くらい遅れて、乗車予定の特急踊り子がやってきました。目的地到着時間(予想)が先ほどの普通列車と変わらなくなっちゃいました。
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特急踊り子で小田原駅へ
特急踊り子に乗車します。2列+2列シートが並んでいます。席は30%くらいしか埋まっていませんでした。ガラガラに見えます。
車両がリニューアルしてあまり時間が経っていないので(しばらく外出自粛期間もありましたしね)、シートはとてもきれいな状態です。
出来にはコンセント、ドリンクホルダーが付いています。
席の頭上に緑や赤のランプがついています。JR東日本の普通列車グリーンシートにも似たようなランプがついていますね。2019年ごろから特急列車に備わったシステムです。
こちらのランプは席が予約済みかどうかを表示します。車掌さんの改札が省略可能になり、寝ていても起こされなくて済むんですね。座席未指定券(という特急券があるのですが)で乗車した方は、予約が無い席を選んで座ることができます。
運転席は後ろからシースルーで見えます。運転席の先を見通すことができますが、デッキからの鑑賞になります。パノラマ席が用意されていないのが残念ですね。
今回の目的地は小田原駅です。
酒匂川を渡れば、もう小田原駅です。
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踊り子の停車駅 小田原・熱海・修善寺駅
電車の到着が遅れたので、この日宿泊する予定ホテル送迎バスまで2分でたどり着く必要があります。駆け込み乗車は禁止ですが、駆け出し降車は・・・やっぱりあまりよくないのでホームでは控えめに足早であるいてみました(迷惑にならない程度で)。
バスは早雲像の前から出発です。バスは少し動き始めていましたが、手を振ると気づいていただけて、乗せていただけました(お手数かけてごめんなさい)。
小田原は小田原城で有名ですね。戦国時代の後北条氏の居城です。先ほどの北条早雲が礎をつくった戦国大名になります。
小田原城の西にある早川は、小田原城の堀の役割を果たしていたそうです。戦国後期に仙石秀久・忠政親子が小田原城攻めで活躍した場所としても有名です(漫画「センゴク権兵衛」の大ファンなもので)。
特急踊り子は、小田原駅を出たあと、湯河原駅を経て熱海駅に到着します。
熱海は温泉で有名な街ですし、伊豆の踊子でも有名です。駅前の足湯は多くの方でにぎわっていました。
踊り子は熱海駅から伊東線に入ります。伊東線は伊豆急行の車両が乗り入れています。写真は伊豆急行の3000系アロハ電車です。
伊豆箱根鉄道 修善寺駅(2019年)
踊り子の一部は、JR東海の路線を経て、伊豆箱根鉄道の修善寺駅まで向かいます。
修善寺は関東では有名な観光地で、観光客が多いです。コロナ禍が落ち着けば、特急踊り子の席はなかなか予約できなくなると思います。
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まとめ
2022年秋に乗った特急「踊り子」の乗車記録と、踊り子停車駅の紹介でした。個人的にはJR発足後の列車より国鉄時代の列車の方が好きなのですが、個性的な列車にはテンションが上がります。
小田原ではバタバタしてしまって、写真がブレブレになっちゃいました。この後泊まった小田原のホテルは、後日宿泊記にさせていただきます。
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