はじめに
2025年に訪問したJR北海道の特急列車乗車記録です。2025年7月の一か月間、ひたすら北海道の旅記録を紹介してきましたが、今回で北海道シリーズ最終記事です。
2025年に利用した、特急とかち(南千歳→帯広)と特急カムイ(札幌→旭川)を紹介します。
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特急とかち5号に乗車(札幌発帯広行き)
特急とかちはJR札幌駅ーJR帯広駅間(1日5往復)を結ぶ特急列車です。千歳線・石勝線・根室本線を走行します。JR札幌ーJR釧路間を結ぶ特急おおぞら(1日6往復)と一体的に運用されています。
以前使用されていたキハ283系スーパーおおぞら(2010年釧路駅)
札幌から十勝方面を結ぶ列車です。十勝ー札幌間に航空便の設定が無いので(バスはあります)、速達性に優れています(特急で約2時間40分、バスで約3時間30分)。
新千歳空港から利用する場合、JRで普通列車に1駅乗車して、南千歳駅から乗り換えになります。
2025年の春に乗車しました。
帯広駅にて
2025年現在、キハ261系1000番台の車両(4両編成)で運用されています。これは特急おおぞらも同じです。
グリーン車は1列1+2席の3席です。革張りの高級感あるシートです。
普通車は1列2+2の4席です。2025年現在、全席指定席で運用されています。
席の後ろにテーブルと収納、ドリンクホルダーがあります。
コンセントや充電ポートはありません。トンネル区間が多いので、データ通信も途切れやすいです。
私の乗車した日は、春(と言っても北海道ですからねえ)なのに雪景色でした。
単線区間が多いため、列車の行き違い待ちなどもあり、それなりに所要時間がかかります。非電化区間が大半であり、もちろん気動車です。
南千歳駅から約2時間で帯広駅に到着です。
帯広駅は十勝地方の中心駅で、2面4線の高架駅です。2024年に根室本線が新得ー富良野間が廃線になったため、富良野方面からの列車は無くなりました。2025年の運行本数から考えると、ホームが多すぎるかもしれません。
広尾線幸福駅2005年(2013年に新駅舎に改修されました)
古くは広尾線や士幌線といった路線もあったようですが、廃線になっています。広尾線跡の幸福駅と愛国駅は観光スポットになっています。
特急カムイに乗車(札幌駅発旭川行き)
特急カムイは函館本線札幌駅と旭川駅を結ぶ特急列車です。国鉄時代はL特急として、出発時間を揃えた列車(パターンダイヤ)として運行されていました。2025年現在でも、特急宗谷やオホーツクと合わせて1時間に2本程度の本数が運行しています。
また、札幌ー新千歳空港駅間まで延長運転して、快速エアポートとなっていたこともあります(札幌駅前後で進行方向が逆転していた)。
2025年現在、789系1000番台の車両(5両編成)で運行されています。非電化区間ばかりのJR北海道管内にあって、数少ない電化区間のみを運行するため、北海道では珍しい珍しい電車特急(交流電化された電車)です。
今回利用したのは、2025年夏です。特急カムイ19号旭川行きに乗車しました。
5両編成で、JR北海道の特急では珍しく自由席の設定もあります。グリーン車はありません。私は指定席車両を利用しました。1列2+2の4席です。
席の後ろにテーブルと収納、ドリンクホルダーがあります。
ドリンクホルダーの近くにコンセントも用意されています。
USB充電ポートはありません。トンネルはそれほど多くないので、まずまずデータ通信も利用できます。
札幌駅で海鮮溢れ盛り寿司(2,000円)を購入していたので車内でいただきました。蝦夷富士(羊蹄山)をイメージしているそうです。
旭川駅には約1時間30分で到着します。札幌ー旭川間だと最も速達性の高い交通手段です。JR在来線特急の中では、サンダーバード、ソニックに次ぐ3番目の表定速度を誇ります(約96.5km/h)。
旭川駅は4面7線の高架駅です。函館本線だけでなく、宗谷本線、富良野線、石北本線の乗り入れるターミナル駅になっています。
まとめ
2025年に利用したJR北海道管内の特急乗車記録でした。JR北海道の特急列車は、先頭車両が縦長長方形の「顔」が特徴的ですね。運転台を高くして見渡しやすくしているとされていますが、本当のところは知りません。昔の機械物ヒーロー戦士のような顔つきです。
JR北海道と言えば、北海道新幹線の延伸工事中ですが、札幌まで開通するのは2038年だとか。リニアもそうですが、年々運用開始予定が後ろにずれていってる気がします。開通したころには私が元気に旅行できなくなっているかもしれませんね。
2025年7月一か月間、北海道の旅記録を紹介してきましたが、北海道シリーズはいったん終了です。8月以降、国内ホテル宿泊記などストック記事と、当ブログのメインテーマ記事も用意しております。