目次
はじめに
今回の記事から、2024年秋のハワイ旅行になります。
2024年夏にもハワイに訪問したばかりです。今回の旅程は1年前に特典航空券予約をしていたので、夏の計画の方が後です。せっかく予約していたので、キャンセルするのももっていないから、さくっと旅行してきました。2泊4日のハワイ弾丸旅行です。
円安とサーチャージの影響で旅費は依然高騰しています。特典航空券でもサーチャージは支払う必要があります（エールフランスなど一部航空会社を除く）。
今回も利用するのはANA便です。2023年にダイヤモンド会員を取得していたので、特典航空券取得のハードルも少し下がっていました。
2024年秋時点で、ANAは羽田ーホノルル便（ボーイングB787-9）と成田ーホノルル便（エアバスA380）2便の1日3便をデイリー運行しています。A380は520席もあるマンモス機材で、これが1日2便運用されているんですから、どれだけ多くの方が毎日ハワイを訪れているかということですね（さすがに閑散期はガラガラのようですが）。
2024年秋のハワイ旅行に出発です。まずは、NH186便 ANAの東京（羽田）発ホノルル行きの搭乗記録です。
関西空港から羽田（第2ターミナル）へ
私は関西在住なので、羽田便に搭乗するためには東京に移動が必要です。今回は関西空港から羽田に向かいます。
2024年に伊丹空港でもプライオリティ・パス対象レストランがオープンしましたが、関西空港のプライオリティ・パス対象レストラン「ぼてぢゅう1946」はテイクアウトできるのが魅力です。2024年はクレジットカード会社発行のプライオリティ・パス改悪がつづいていますが、まだまだプライオリティ・パスは有用です。
プライオリティ・パスでテイクアウトしたたこ焼きなどを持って、航空会社ラウンジ「ラウンジKANSAI」に入ります。ハイネケンをいただきながら、軽いお食事をいただきました。
2024年に入ってから、羽田就航数が増えているせいでしょうか、羽田便の遅延は常態化しています。もちろん、羽田への折り返し便も遅延します。
関西空港から羽田便はスターフライヤーのANA便名利用でしたが、当然のように遅延しました。羽田での乗継時間は100分以上あったはずが、気がついたら70分を切っていました。
スターフライヤーは羽田空港では第1ターミナルに到着となります。乗継予定のホノルル便は第2ターミナル発ですから、ターミナル間移動時間も必要なのでかなりぎりぎりです。ANAさんも、スターフライヤー便との乗継に関しては結構ドライですからね。個人で頑張るしかありません。
羽田空港第2ターミナル 写真は2020年頃撮影
羽田空港第2ターミナルのANA国際線は、ターミナルの南端まで進む必要があります。
2024年現在、第2ターミナル内では撮影が禁止されているので（禁止されているのは日本語が読める人に限るという謎仕様ですが）、ターミナル内の写真はありません。
ANA公式サイト<https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/prepare/airport-guide/international/hnd_200329/?tabitem=asw-tab__item-box-2>より引用
第2ターミナルの保安検査場はファーストクラス／ダイヤモンド会員用の優先レーン（Rカウンター）があります。チェックインは60分前までとなっています。もちろん間に合いません。
念のため、前日にオンラインチェックインをしておきました。コロナ禍でオンラインチェックインができなかった時期もありますが、2024年現在オンラインチェックインが利用可能になっています。
オンラインチェックインはなぜかスマホアプリではできなかったのですが（通常は問題なく可能）、送られてきたメールだとチェックインできました。今回予約していたのはプレミアムエコノミー席です。ホノルルまで7時間、ちょっとお尻がしんどいけど頑張るつもりでした。
羽田空港に着いて、スマホアプリを見てみると、なぜか席が変更になっていました。予約クラスがCになっています。これは、まさか・・・。
ビジネスクラスへのインボラ（インボランタリ）・アップグレードです。人生2度目（ブリティッシュ・エアウェイズの短距離路線で1度だけインボラ体験有）のインボラです。
航空会社側の好意で無償でアップグレードしていただけること。下位クラスが混雑しているときに発生することも。マイルアップグレードが可能な今日では、まず期待できません。
日系航空会社はインボラが渋いので（だいたいマイルのアップグレードで埋まってしまう）、そもそも期待していませんでした。特典航空券だったのでアップグレード申請もできなかったので、これは嬉しいサプライズです。
一人旅なのでだれにも分かち合うことなく、ひとりで喜びを噛みしめます。この時ほどANAさんに感謝したことはありませんね。私はダイヤモンド会員の中でもかなりランクが低い方ですし、特典航空券なので有償航空券の方やマイルアップグレード申請の方に比べて優先順位は下です。それでも、プレエコの予約者の中では上位だったのでしょう（この日の搭乗レーンGroup1は15人程度並んでいました）。
前日チェックインがうまくいかなかったは、インボラのせいかもしれません。アプリでチェックインできるようになっていたので、もう一度アプリでチェックインをしました。
チェックインカウンターでアップグレードを告げられたり、ゲートピンポン（搭乗ゲートを通過できずアップグレードされたのが知らされること）などで知るのが、これまでのインボラアップグレードのあり方（？）でした。何の通知も無くスマホでアップグレードが表示されてわかるというのは、今までにはないアプリならではの新しいインボラです。時代の移り変わりを感じます（しみじみ）。
第2ターミナルの国際線保安検査場はガラガラでした。せっかくなのでダイヤモンド会員用の保安検査場ルートをわざわざ使用します。保安検査場が空いていたのは時間帯が遅かったからでしょうね。
出国審査は、IC入りパスポートによる自動化運用されていて、1分もかからず終了です。
第2ターミナルの国際線エリアはとてもコンパクトです。出国するとすぐ近くにラウンジがあります。ゲートも多くないので、移動距離も少なくて便利です。
ちなみに、羽田空港第2ターミナル国際線エリアには以下のラウンジがあります。
羽田空港第2ターミナル国際線エリア（出国後）のラウンジ（2024年）
●ANA LOUNGE ANAのビジネスクラスラウンジ 4階
●ANA SUITE LOUNGE ANAのファーストクラスラウンジ 4階
●POWER LOUNGE PREMIUM カードラウンジ 3階
ANA専用ターミナルなので、航空会社ラウンジはANAのみです。カードラウンジもあります。
ANA公式HP＜https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/lounge/international/hnd/＞から引用
今回利用したのはANA SUITE LOUNGEです。ダイヤモンド会員特典で利用させていただきました。フード類やアルコール類の提供は第3ターミナルとほとんど変わりません。うどんやハッシュドビーフなどの料理は、注文式になっています。
シャワールームは第3ターミナルのANAラウンジよりきもち広い感じですね。アメニティは雪肌精やMIKIMOTOCOSMETICSです。クシ、カミソリ、歯ブラシ、コスメキット、スリッパ、ドライヤーなどが用意されているのも、第3ターミナルと同じです。
時間が無かったので、シャワーだけ浴びて（幸い、待ち時間なしで利用できました）、ゲートに向かいました。
第2ターミナルはボーディングブリッジが3本しかありません（ゲート71～73）。国内線と共用ゲートがありますが、ほぼ国内線に割り振られています。
そのため、沖止めフライトが比較的多いですが、今回搭乗のホノルル便はゲート71からの搭乗でした。
NH186便（B787-9）は搭乗開始時間が10分くらい遅れました。
ANAのB787-9はビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの3クラス制です。ビジネスクラスは48席あります。
A380のフライングホヌはその見た目で有名ですが、実際の利用客は羽田の方が便利なので、NH186便の方が人気が高いです。ANAのB787-9のビジネスクラスは、1年前のシドニー便以来です。
秋とはいえ、週末のフライトでビジネスクラスはほぼ満席でした。日本人に人気のホノルル線だけに、乗客のほとんどが日本人で、一部欧米系の方もいらっしゃいました。
NH186便 羽田発ホノルル行き ボーイングB787-9 ビジネスクラスの機内設備
NH186便ボーイングB787-9ドリームライナー ホノルル行きに搭乗しました。
ビジネスクラスです。つい先ほどまで予想していなかった席を利用することができます。
座席配置は1列が1-2-1の4席です。スリッパ、掛け布団、ベッドパット、枕、アメニティキット、お食事メニュー、ヘッドホン、ミネラルウォーターが用意されています。
座席横にはサイドテーブルがあり、リモコン、コンセント（ユニバーサルタイプ）、ヘッドホンプラグ、USB充電ポート、照明があります。
アメニティはイギリスのエッティンガーです。ANAのアメニティは2023年までグローブ・トロッターやでしたが、2024年に変更されています（個人的にはグローブ・トロッターのスーツケースのようなアメニティの方が好きです）。
アメニティの中身は、アメリカAVEDAのボディローション、リップクリーム、ANAのエコバッグです。エコバッグはハワイで買い物などの際に便利でした。
依然はアメニティケースに一緒に収納されていた、歯ブラシ、マウスリフレッシュ、フェイス&ボディシート、アイマスク、イヤプラグ、フェイス&ハンドクリーム、マスク、くしなどは、CAさんが各席を回って提供していただけます。
もちろん座席はフルフラットになって睡眠をとることもできます。
NH186便 羽田発ホノルル行き ボーイングB787-9 ビジネスクラスのお食事
夜遅い時間に出発する便ですが、夕食の提供があります。離陸するとすぐに食事の用意が始まりました。
今回は、関西発の便が遅延したので出発前にラウンジで食事をする時間が無く、お腹の余裕は十分です。
お食事
アミューズ
・ANAオリジナルナッツチリパイスティック
・パストラミチキンとチーズ
前菜
・貝柱と白滝の明太和え
・蟹とガリの伊達巻寿司
・もち湯葉 えごま味噌田楽
・紅芯大根の酢漬け
小鉢
・ホッキ貝 林檎 白酢チーズ掛け
主菜
・サーモンバター醤油焼き 鶏塩麹焼き 俵御飯
味噌汁
デザート プルミエマロン
シャンパン（シャンパーニュ・ドラピエ プルミエ・クリュ・ブリュット）と共にアミューズをいただきます。
お食事は和食を選択しました。サーモンとほっき貝がおいしかったですね。プレミアムエコノミーのお食事と比較すると、格段にレベルが上がります。
お食事を終えると就寝です。機内も消灯されます。秋のホノルル線はフライト時間が短いので、フライト時間は実質7時間もかかりません。明日に備えて早めに寝ます。
席がフラットになるので、夏のプレミアムエコノミーのときと段違いの快適さです。もともとプレミアムエコノミーとして心構えをしていただけに、肩透かしをくらったような感覚です。お尻が痛くて目が覚めることがないもんなあ。
到着の2時間くらい前になると、機内が点灯されます。
到着前の朝食をいただきましょう。
１回目のお食事終了後、お好きな時に
・サンドイッチセット（スモークチキンと味噌ジンジャーソースサンドイッチ、フルーツ、ヨーグルト）
・ T’sヴィーガンラーメン〜担担麺〜
・ きつねうどん
・ 茅乃舎 野菜スープ
・ チーズ（ブルー、ウォッシュ、ハード）
・ ハーゲンダッツ アイスクリーム
・ プティフール
・ ミックスナッツ
・ 黒糖風味米菓子（ハラール認証済）
・ スナックミックス
・ フォンダンビスキュイ
長距離便のビジネスクラスに比べると若干メニューが少なくなりますが、まあ十分ですね。
朝食としてきつねうどんをいただきました。
外も明るくなってきています。オワフ島はもうすぐです。
オワフ島の西海岸が見えてきました。高度を徐々に下げてホノルル空港に着陸していきます。
ホノルル空港に到着 バスに乗って・・・西へ
定刻より少し前にホノルル空港に到着です。
ホノルル空港の入国審査は秋とはいえ大混雑です。2024年秋もハワイ人気は陰りが無いようです。入国審査だけで40分くらいかかりました。
税関を抜けてターミナルからでます。「EXIT２」からターミナルを出ます。
写真は2023年
ちょっとでも安く済ますために、今回も空港から路線バス利用です。空港からワイキキ市街に向かうバスは路線20で、30分毎に運航しています。交通費はわずか3USドルです。
手荷物の制限があるので（膝の上に乗るくらいの荷物まで）、リュックサック一つぐらいの荷物で旅行する方なら利用をお勧めします（スーツケースで利用している方もいらっしゃいましたが、本当はルール違反のようです）。
ひとり旅の私のような弾丸旅行者にはもってこいの移動手段です。時間がよめない交通手段なので、ワイキキからホノルル空港に向かうために利用する際にはかなり時間に余裕をもって利用しましょう。
写真は2023年
ワイキキ方面に向かうなら、行先案内にWIKIKI BEACH&HOTELSと掲示された路線20のバスに乗りましょう。空港のバス停は、反対方向ALOHA STADIUM STATIONに向かうバスも発着するので、間違えないように注意が必要です。
今回の旅で、私がホテルを取っていたのはワイキキなのですが、逆方向に向かうバスに乗ります。西方向、ALOHA STADIUM STATIONに向かいます。
乗り間違い？ いいえ、西にはSTATIONが私を待っています。
スポンサーリンク
今回の記事では、羽田からホノルル空港へ、NH186便 ANAボーイングB787-9ビジネスクラスに搭乗しました。まさかのインボラアップグレードで、快適な空の旅を過ごすことができました。ビジネスクラスとプレミアムエコノミーでは、降機後の体調が格段に違いますからね。ANAさんに感謝です。
この5年くらい、ネット上のインボラアップグレードの体験記は激減しています。各航空会社も有償アップグレードが盛んで、さっさと上位シートを埋めちゃいますからね。ビジネスクラスへの無償アップグレードなんて、ほぼあり得ない存在になっています。
さて、次回の記事はオワフ島観光です。ALOHA STADIUM STATIONからはじまります。
