【飛行機のネタ】ダイバート 搭乗機が目的地に到着できない! 補償はマイルはどうなるのか?

飛行機に乗って旅をするとき、もっとも恐れる事態が遅延と欠航です。乗り継ぎが控えている場合は特に問題です。フルサービスキャリア(LCCではない一般航空会社)だとある程度のフォローが期待できますが、どうにもならないこともあります。

今回のトラブルはダイバートです。ダイバートとは「航空機の運航において、当初の目的地以外の空港などに着陸すること(Wikipediaより)」とされています。ダイバートの主な要因は天候不良ですが、急病人の発生や機器のトラブルなど、様々なケースで発生することがあります。

世の中にはダイバートを楽しみにする方もいらっしゃいます。リアルぶっとびカード(桃太郎電鉄というゲームに出てくるどこに飛ばされるかわからないカード)状態を期待する方です。わざわざ条件つきフライトを選んで搭乗するらしいですが、ぶっちゃけ、SNSネタを待っている方々ですね。最近ではJR東日本や西日本、ピーチ航空でも有料ぶっとびカードが楽しめます。

ダイバートで予定外の空港に着陸した場合、どうなるのか、どうするといいのか、予防策はあるのか、簡単に解説してみます。

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フルサービスキャリアにおけるダイバートの流れ

すでに書きましたが、ダイバートの原因のほとんどが天候不良です。出発地の天候不良であれば、そもそも出発できずに欠航になりますが、到着地の天候不良では着陸できずにダイバートする場合があります。着陸できない天候不良とは、濃霧などによる視界不良か空港の規定を超える暴風が原因になります。

到着地の天候不良の場合は、多くの場合で条件付き運航として出発します。この条件付き運航とは、①出発地に引き返す可能性、②周辺の別の空港に着陸する可能性(いわゆるダイバート)、のいずれかまたは両方をアナウンスしたうえで運航されます。

条件付き運航は、乗客が条件を了解したうえで搭乗しているはずなので、条件を納得しないのであれば出発前にキャンセル(払戻)という選択ができます。ただ、キャンセルしてしまうと目的地に向かうことができないので、何らかの代替手段を自分で用意するか、諦めるしかありません。

一方で、条件付き運航を納得して搭乗している以上、目的地に到着できなかったとしても、航空会社に責任はないとも言えます。日本のフルサービスキャリアの航空会社(JALやANAなど)を利用する場合は、目的地に到着できなかった場合、なんらかの補償をしていただけることが多いです。

ダイバートにおける航空会社の補償

ダイバートした場合、予定していない別の場所に降ろされるわけですから、到着空港から目的空港まで移動する必要があります。

ダイバート後に、もういちど目的空港まで出発するケースもあります。目的空港での着陸を試みて断念した場合、燃料が不足していることもあるので、燃料を入れなおして再度トライすることになります。この場合は、時間はかかるにしても連れて行ってもらえるので、まだいい方です。

問題は、ダイバートして着陸した空港で運航が打ち切られた場合ですね。ダイバート時の運航打ち切りはかなり多いです(ほとんどの場合で打ち切られます)。

フルサービスキャリアの場合、別の便への振替か、臨時便の運航か、目的地まで鉄道などの代替交通機関の費用を補償していただけることが多いです。とはいっても、①夜遅くて公共交通機関が運行していない場合、②目的地が遠すぎたり離島だったりで鉄道が無い場合、などもあります。いずれの場合も、めどが立つまでホテルなどを提供していただけることもありますが、対象者が多いと空港フロアで雑魚寝になってしまうこともあるようです。

上記の通常の補償で対応しきれないのが、到着地で乗継便に乗れなくなった場合です。修行僧の場合は、折り返し便(あるいは同じ航空機による乗継便)に搭乗を予定してる場合もあります。この場合、到着した現在地から最終目的地への代替便を案内していただけることもあります(もちろん、一連の行程を同一航空会社で予約している場合に限ります)。

また、たまたま現在地が到着予定地より乗客にとって便利な場合もあるでしょう。その場合、振替便を断ることもあると思います。本来の搭乗区間より実際の搭乗区間が短くなりチケットの額に差が発生した場合は、差額が払い戻しになることもあります。

ダイバート時の補償に関して、対応してくれるのはダイバート先の航空会社地上スタッフになります。現地の地上スタッフにしてみれば、担当している路線と関係ない便の乗客に対して対応しなければならないので、客観的にみて迷惑に違いないですよね。同情するしかありません。

少し話が変わりますが、JALの場合、メジャー空港であれば、JALのカウンターにはJAL(あるいはJAL系航空会社)のスタッフがいらっしゃいます。チェックインカウンターなどで待機している地上スタッフは、実は航空会社の正規職員ではないケースが多いことをご存知でしょうか。

例えば、但馬空港の地上スタッフは、JALのユニフォームを着ていますが、全但バスの職員です。鹿児島空港では、南国交通(鹿児島のバス会社)の職員がスタッフに入っています。JALの正規職員ではないので、裁量権に制限があります。目的地への代替手段と乗客の希望が食い違った場合、対応を上位のスタッフにコンサルトしているようです。したがって、委託職員の場合、対応に時間がかかったり、齟齬が出る可能性は否めません。

ダイバートにおける保険はあるのか

ダイバートがクレジットカードによっては、航空機遅延補償の保険がついているカードもあります。ただし、そのほとんどが利用付帯(該当するクレジットカードで航空券を購入した場合)となっているので、クレジットカードを持っているだけではだめです。

航空会社系クレジットカードには、原則として航空機遅延補償は付いていません。航空会社が補償するからいらないだろう、ということでカード会社もつけていないようです。

JCBカードのゴールド以上であれば、国内線航空機遅延補償が自動付帯しているカードが多く、国内線の安心のためならJCBカードがおすすめ。ただし、4時間以上出発が遅れた場合の食事代を補償してくれるだけです(2万円まで)。

ここで本題に戻ります。ダイバートのケースでは、出発地を定刻に出発しています。すなわち、国内線航空機遅延補償の補償対象外です。ですから、ダイバートを補償してくれるクレジットカードの保険は無いといっていいと思います。

ダイバート時のマイレージポイントはどうなる

飛行機に乗ると、JALならマイルとFLY ONポイント(FOP)、ANAならマイルとプレミアムポイント(PP)が付与されます。このFOPやPPといったマイレージポイントは、多く貯めると航空会社の上級会員になれます。ダイバート便に乗っていた場合、マイルやマイレージポイントはどれだけ加算されるのでしょうか。修行僧の方はかなり気になると思います。

私も経験が少ないのではっきりとは言えませんが、元々予定していた区間に対して得られるマイルとマイレージポイントが加算されることが多いようです。たとえば、羽田から新千歳に向かっていた便が、函館空港にダイバート着陸して打ち切りになった場合、羽田ー新千歳間のマイルとマイレージポイントが加算されます。実際の運航距離が長くなった場合も、短くなった場合でも、元の区間に準じるようです。

私の体験談をもとにしていますので、必ずしも記載の通りにならないかもしれません。記事内容が間違っていても当ブログは責任をとれないので自己責任でおねがいします。

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まとめ

今回は、飛行機のダイバートに関する小ネタを書かせていただきました。天候事情により発生するダイバートですが、そもそも条件つきフライトに搭乗しなければ避けることができます。条件つきフライトに搭乗するなら、ある程度の覚悟を決めておく必要があります。

補償が無いケースもあるので、最悪の状況を想定しておくことは重要です。そして、どうしても目的地に到着することが必要なら、最初から別の手段も考慮しておきましょう。

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