【香港観光】香港観光の超人気スポット ビクトリア・ピークへのアクセス 2023年秋

はじめに

日本人が大好きな香港旅行の観光地と言えば、ビクトリア・ピークに香港ディズニーランドですね。今回はそのビクトリア・ピークを訪問しました。

ビクトリア・ピークがあるのは香港島になります。香港国際空港から香港島へ、エアポート・エクスプレスで約24分です。

ビクトリア・ピークへのアクセスについて 2023年秋

2023年秋現在、香港の観光客はコロナ禍前と同等ぐらいまで増えています。ビクトリア・ピークへ向かう公共交通はいろいろありますが、スタンダードなのはトラムです。

トラム

ふもとのトラム駅は、香港駅(中環駅)から徒歩12分~15分くらいです。細い歩道を歩くので、車に注意しましょう。

ご存知の通り、トラムの乗客は異常に多いです。写真は20:00ごろのふもとのトラム駅です。この時間だとほとんど待ちはないですが、日中~19時ごろだと、30分~1時間くらいの乗車待ち時間が発生します。チケット購入も待ち時間が必要なので、事前にオンライン決済で購入しておきましょう。

ビクトリア・ピークのトラム駅前の乗客列

19時ごろの下山トラム待ち列です。1時間以上の待ち時間が発生しています。

トラムチケットは往復で購入したほうがお得なのですが、復路のチケットを購入してしまっていれば、トラムの列に並ばざるを得なくなり、選択肢が狭くなります。

トラム 所要時間10分
大人往復88香港ドル(約1,700円)片道62香港ドル(約1,200円) 2023年秋

コロナ禍前より値上がりした上に、円安の影響でずっしりとした負担を感じますね。倍くらいの値段になっています。

途中駅のPeak Tram Barker Road Stationを通過するトラム

トラムには途中駅があるのですが、始発駅出発時点で満席なので、原則通過します。途中から乗ろうと思っても無理だと思ってください。

路線バス

金鐘駅前停留所の路線15バスビクトリア・ピーク(山頂)行き

ビクトリア・ピークに向かう路線バスがあります。香港MTRの中環駅や金鐘駅前から出ています。トラム駅まで歩かなくていいこと、乗車の待ち列があまりないこと、安いことがメリットです。

デメリットとしては、トラムのような昇っていく風情が無いこと、渋滞だと遅くなること、定員オーバーだと途中停留所で乗車できないことでしょうか。また、現金だとおつりが出ません。

バス 所要時間40分~60分
路線15 1回乗車12.1香港ドル(約240円) 2023年秋

日本のバスより安いですね。香港は交通機関が安いのがいいです。乗車時の前払いで、オクトパスカードがあると安くなります。VISAやMasterCardだとコンタクトレス決済が使えます。

香港のバスは2階建てです。

ビクトリア・ピークの停留所

ビクトリア・ピークの停留所は17時ごろから徐々に混雑しはじめ、19時ごろはこんなかんじです。道路が渋滞してバスが全然来ないので、列がどんどん伸びていきます。待ち時間は(たぶん)30分以上かかっていると思います。

ガイドブックや解説サイトなどでは、交通手段として路線バスなら早いと書いていますが、待ち時間も乗車時間もそこそこかかります。楽に往復できる王道はないということでしょう。

タクシー

ふもと側でタクシーを拾うのは楽ですが、ピーク側は路線バス同様に待ち列ができていました。渋滞の影響でタクシーがなかなか来ないので、18時以降は待ち列が伸びていきます。

タクシーは渋滞していないと早いです。

タクシー 所要時間 最短10分
料金 料金 70香港ドル前後(1,350円) 2023年秋

人数が多くて並ぶのが嫌ならタクシー一択ですね。カードが使えないことが多いようなので注意しましょう。渋滞や乗車待ちの影響はあるので、タクシーも必ずしも早いとは言えないようです。

徒歩

香港MTRの中環駅や金鐘駅から徒歩でアクセス可能です。

中環駅からだと、ミッドレベルエスカレーターで800mくらいは楽に昇れます。

その後、住宅街の道にある細い歩道をひたすら歩きます。一部歩道すら定かでない部分もあり、車もどんどん走っているので、安全とはいいがたい道が続きます。

残りの山頂までの道はOld Peak Roadと呼ばれる細くて急で曲がりくねった2kmくらいの行程になります。ここは必死に頑張るしかありません。写真じゃわかりにくいですが、かなり急な坂が続きます。エスカレータ以降の徒歩は30~60分くらいを見ておく必要があります。

下りだとやや楽ですが、やはり急なので足に負担はかかります。山頂トラム駅前から太平山獅子亭展望台あたりに下り坂に通じる道があるので降りていきます。

Old Peak Road内は、夜でも照明があるのでライトなどを持参する必要はありません。意外に歩いている方が多いので、道に迷う心配もないと思います。

ビクトリア・ピークから香港MTR中環駅や金鐘駅まで、徒歩40分~60分です。下りなので、健脚の方は比較的早く降りれると思います。ミッドレベルエスカレーターは午前の早い時間帯以外は昇り専用なので、下山には役に立ちません。

香港公園

金鐘駅までの行程は、ふもとのトラム駅前を通るルートになります。香港公園内を散策しながら進むのもいいでしょう。

徒歩(ピーク↔中環駅・金鐘駅) 所要時間 昇り60分~ 下り40分~
料金 もちろん無料 2023年秋

途中で歩き疲れても助かる手段がないので、自身が無い方はやめておきましょう。

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ビクトリア・ピークの写真スポット

ビクトリア・ピークのメインの観光地は山頂トラム駅(Peak Tower)周辺です。さらに上の方にPeak Circle Walkという遊歩道や、電波塔に続く散策路などがあり、頑張る方はトレッキングもありです。

いざビクトリア・ピークに着いて、どこへ行って何をしたらいいのかわからない方もいらっしゃると思います。私もそんな感じでした(ちゃんと下調べが必要ですね)。

ほとんどの観光客にとっては、香港の街を見下ろす光景がご褒美だと思うので、Peak Tower周辺で十分だと思います。

メインとなる写真スポットは3か所です。The Peak Tower(スカイテラス428)、The Peak Galleria(展望スペース)、Victoria Peak’s Lions Pavilion(太平山獅子亭)です。

The Peak Tower(スカイテラス428)

Peak Tower駅のある建物がThe Peak Towerで、その展望スペースがスカイテラス428です。

三日月型の目立つ建物です。428mの高さにあり、最もいい写真が撮影できます。

ただし、有料(75香港ドル)で、コロナ禍前より値上がりしています。トラムとセットで購入するとお得です。ちょっとお高いので、私は訪問していません。

The Peak Galleria(山頂広場:展望スペース)

The Peak Towerの前にある建物で、ショッピングモールになっています。

屋上展望デッキから写真撮影できます。無料なのがうれしいです。

The Peak Towerがちょっと邪魔しちゃうんですが、十分いい感じの夜景が撮影できると思います。

Victoria Peak’s Lions Pavilion(太平山獅子亭)

The Peak Tower前の小路を入っていくと、中国風の(そもそも中国なんですけど)建造物があります。

展望スペースになっています。2層構造になっていて、上層は人が多くて写真撮影も殺到しますが、下層は(目立たないので)人が少なめで穴場的存在になっています。もちろん、入場は無料です。

こちらも写真撮影に適しています。木々が写真に入り込んでしまうかもしれませんが、あまり気にしないならいいと思います。

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まとめ

今回、2023年秋に訪問したビクトリア・ピークの様子を記事にしてみました。私もネット上の情報を参考に訪問したのですが、コロナ禍以前より値段が大幅に上がっているし、路線バスを利用したのに時間がかかるしと、実体験はちょっと違って感じたのでまとめてみました。

香港は観光客誘致を頑張ってるようですが、もう十分オーバーツーリズム状態だと思います。これ以上観光客が増えると、ビクトリア・ピーク一帯は身動きが取れなくなりそうですね。どの交通手段をとっても下山するのに時間がかかりそうだったので、帰路は徒歩を選びました。交通手段をもう少しスムーズにしてもらいたいところです。

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