【マリオットホテル】東山ニセコビレッジ、リッツ・カールトン・リザーブ 宿泊記(1) ニセコビレッジの山麓に建つ超高級ブランドホテル 羊蹄山を望む上質な客室を紹介

はじめに

2025年夏に宿泊した北海道ニセコの東山ニセコビレッジ、リッツ・カールトン・リザーブを報告させていただきます。

東山ニセコビレッジ、リッツ・カールトン・リザーブは北海道ニセコ町のニセコアンヌプリ山麓に建つホテルで、コロナ禍の2020年に開業しました。

マレーシア系開発会社YTLコーポレーションの運営で、ヒルトンニセコビレッジやヒノデヒルズ・ニセコビレッジなどと一緒に一体的にニセコビレッジスキーリゾートとして開発・運営しています。マリオット系リッツ・カールトン・リザーブブランドでフランチャイズ経営となっています。

ヒノデヒルズ・ニセコビレッジ

ヒルトンニセコビレッジ

ザ・リッツ・カールトンホテルの中で、歴史や文化を象徴する場所にあって非日常を体験できる施設に、リッツ・カールトン・リザーブの名が入っています。2025年現在、世界に8軒しかありません。そのうちの1つが東山ニセコビレッジ、リッツ・カールトン・リザーブということで、希少なホテルといえます。2022年にマリオット・ボンヴォイのシステムに加盟しました。

本来は目の前にゲレンデが広がるスキーリゾートホテルですが、夏季(グリーンシーズン)に訪問しました。

私のマリオットホテル宿泊体験記一覧はこちら。↓

ホテルへのアクセス

ホテルは北海道ニセコ町のニセコアンヌプリ山麓にあるスキーリゾートホテルです。ニセコアンヌプリの裾野にはリゾート開発地が倶知安~ニセコにかけて点在し、ニセコのブランド名が広く使われていますが、ホテルの建つニセコビレッジは間違いなくニセコ町内です。

最寄り駅はJR函館本線のニセコ駅ですが、札幌・小樽方面からの列車は倶知安駅止まりの運行が多いので、倶知安駅からアクセスする方が便利かもしれません。北海道新幹線が開通する2028年以降、ニセコ駅は廃駅になる予定です。

JR線の運行本数がかなり少なく、短い車両編成で冬季は立席乗車になりがちです。札幌・小樽・千歳空港から路線バスや予約バスが運行しているので、冬季は予約バスがおすすめになります。グリーンシーズン(夏季)はバスも運行本数が少ないので、ほぼレンタカー一択です。

車で向かう

ニセコへのアクセスは、車(レンタカー)だと札幌あるいは新千歳空港から2時間くらいとなっていますが、これは夏季のこと。冬季はスピードを落として走行する必要があるので、3時間くらいは見ておきましょう。

特に帰りは、新千歳空港・丘珠空港フライト出発の4時間30分前にはホテルを出るようにしましょう。北海道、東北、北陸地方以外に在住で、雪道の走行に慣れていない方は、冬季のレンタカーは控えましょう。冬季のアクセスはバスか電車かの2択です。

アクセスする方法は、札樽自動車道→後志自動車道で仁木ICから国道5号線がスムーズです。小樽(朝里IC)から国道393号線でもほぼ時間が変わりませんが、毛無峠のS字クランクが苦になるかたは避けましょう。千歳空港からだと支笏湖畔の一般道を突っ切った方が早いです。

ニセコ駅方面からホテルに向かい緩やかな坂を上っていくのですが、小さなトンネルの手前で右折します。Higashiyamaと書かれた看板があるのですが、少しわかりにくいので注意しましょう。まっすぐ進むとヒルトンニセコビレッジに出ちゃいます。

駐車場はバレーパーキングですが無料です。ホテルの正面に乗り付けると、スタッフさんが移動させてくれます。その際に、預かり証のようなチケットを渡されるので、外出したいときは入り口のスタッフさんに提示すると車を回してくれます。チェックアウト後の出発時には、車にミネラルウォーターを用意してくれました。

お金のある方はリムジンやタクシーという手もありますが、料金は札幌や千歳空港から片道3万円~です。

電車で向かう

JR北海道を利用すると、新千歳空港から3時間30分、丘珠空港から(札幌駅までバスor地下鉄)3時間、JR札幌駅から2時間30分で倶知安駅まで行けます。

快速エアポート

新千歳空港駅・札幌駅から小樽駅まで快速エアポート1本で行けますが、小樽駅で乗り換えが必要です。小樽までのアクセスは容易なのですが、その先のアクセスが大変です。

H100形気動車(写真は石北本線のもの)

小樽からニセコ方面はH100形気動車が運用されています。小樽駅から倶知安駅まで1時間に1本程度の普通列車しかありません(通常1両編成なので冬季を中心にかなり混雑します)。

倶知安駅

最寄り駅はニセコ駅ですが、倶知安駅で乗り換えが必要になります。倶知安駅から先の列車はほとんどない(2~3時間に1本程度)ので、倶知安駅からバスに乗るのがいいです。倶知安駅にはニセコビレッジから無料送迎バス(所要時間45分)がありますし、路線バスもあります。全ての列車に接続バスがあるとは限らないので、きちんと下調べしておきましょう。

ニセコ駅

新千歳空港から電車とバスで4時間30分以上かかります。バスや車より時間がかかるんですよね。電車は必ず座れるわけではないので、かなりしんどいです。さらに、冬季は風雪で電車が運休することが多いのですが、運休すると他にアクセス手段が無くなってしまいます。冬季はバスの選択をお勧めします。

バスで向かう

バス停(ニセコバス)

路線バスがニセコー札幌・小樽間を結んでいますが、所要時間がかなりかかるのと本数が少ないので上手に利用する必要があります。また、バスはヒルトンニセコビレッジ止まりなので、リッツ・カールトンまで徒歩になります。「NISEKO-YO(ニセコ世)」と呼ばれるショッピング施設を突っ切って徒歩5分ですが、アップダウンがあるのでお勧めできません。ニセコビレッジ無料シャトルバスを利用しましょう(夏季は本数が少ないので事前の下調べをお勧めします)。

冬季はJR札幌駅、新千歳空港からリムジンバスが運行しています。運行バス業者はいろいろ変わるのですが、北海道リゾートライナーは毎年運行しています。事前予約必要な定員制です。

北海道リゾートライナーはルスツ経由でで3時間10分くらい(札幌便も同様)。季節によって価格が増減します(片道3,500円~4,500円くらい)。

冬季のリムジンバスは風雪の影響で遅延する可能性もありますが、電車より運休率は低いです。

チェックインとステータス会員特典

1階の入り口前に車寄せがあります。車の場合、バレーパーキングのスタッフがいらっしゃって車を駐車場へもっていってくれます。バレーパーキングなのに駐車無料です。

入ると正面に広くて豪華な雰囲気のロビーがあります。

ライブラリーのようになっています。

ウェルカムドリンクをいただきながらチェックインです。

私が予約していたのはキングルームです。

客室 50室
キングルーム(52㎡)
ツインルーム(52㎡)
キングルーム 羊蹄山ビュー(52㎡)
ツインルーム 羊蹄山ビュー(52㎡)
羊蹄スイート キング(89㎡)
東山スイート キング(163㎡)

こちらのホテルはナイトリーアップグレードアワード(NUA)の対象外です。

ナイトリーアップグレードアワード(NUA)とは、マリオット・インターナショナルグループ年間宿泊実績50泊あるいは75泊達成時に選べる特典の1つで、獲得すると5泊分の客室アップグレード申請ができます。

マリオット会員特典は、

チタン特典
●ウェルカムギフト 1滞在1,000pts
●75%のボーナスポイント
※無料朝食、宿泊アップグレード、レイトチェックアウトはありません
プラチナ特典
●ウェルカムギフト 1滞在1,000pts
●50%のボーナスポイント
※無料朝食、宿泊アップグレード、レイトチェックアウトはありません

リッツ・カールトン・リザーブブランドはステータス特典がかなり限定されています。無料朝食はありませんが、こちらのホテル予約は基本的に朝食付きプランになっています。

ということで、客室のアップグレードは期待していなかったのですが、ホテル側のご厚意で宿泊の数日前に羊蹄山ビューへアップグレードされていました。価格差2~3万円くらいです。ありがとうございます。

スタッフの方がお部屋に案内してくれました。

客室の様子(キングルーム 羊蹄山ビュー)

ホテル客室は2~4階まであります。エレベータはルームキーでセキュリティされています。

お部屋に向かいましょう。

さてお部屋に入ります。入って正面は靴を履き替えるスペースみたいですね。右側に扉がありましたが、コネクティングルーム仕様になっています。

玄関脇にクローゼットがありますが、部屋の奥にメインクローゼットがあるので、こちらはあまり利用しないと思います。

正面は寝室兼リビングです。

テーブルにはクッキーなどのお菓子が用意されていました。

枕元にはクロック(スマホ充電機能付き)、コンセントやUSB充電ポート、電話、メモ、ペンが用意されています。室内の集中コンソールが設置されています。

反対側の枕元にもコンセントとUSB充電ポートがあります。

窓際にソファ&テーブルがあります。テーブル傍にもUSB充電ポートとコンセントがあります。

ソファ傍の棚には、ミネラルウォーター、エスプレッソマシンとカプセル、湯沸かしポット、ティーバッグがあり、下の冷蔵庫にはミニバー(ミネラルウォーター、ウーロン茶、ペプシコーラ、ペプシゼロ、サッポロクラシック、炭酸水、日本酒)が入っています。ミニバーは全て無料になります(ターンダウンの際に減っていた分が補充されました)。これはうれしいですね。

上の棚にはグラス類が並べられています。

隣のウェットエリアに移ります。ウェットエリアは広くなっていて、バスルームは窓際に面していて採光良く設定されています。バスローブが置かれています。

アメニティです。ザ・リッツカールトンといえばAspreyやDiptyqueのPHILOSYKOSが提供されていることが多いですが、こちらのホテルはフランスのSOTHYSがメインアメニティになっています。

カミソリ、クシ、サニタリバッグ、シャワーキャップ、歯ブラシ、マウスウォッシュ、シェービングスプレー、化粧水、ボディローション、石鹸、オーランジュ・ロゼのハンド&フェイスソープ、が用意されています。さすがに至れり尽くせりのサービスです。

下には体重計とダイソンのドライヤーがあります。

バスルームです。シャワーはハンドタイプと天井据え付けがあり、バスタブ外に体を洗うスペースが用意されています。残念ならが温泉ではありません。窓の向こうに羊蹄山を眺めることができます。

バスアメニティもSOTHYSです。

バスソルトは高橋牧場のミルクバスソルトで、牛乳の甘い匂いが広がります。

クローゼットです。スリッパ、バスローブ、靴ベラ、シューブラシ、セイフティボックス、ラゲッジエリアがあります。

トイレはシンプルですね。

ターンダウンが入ると、ミネラルウォーター、ナイトウェア、チョコレートなどが用意されていました。

入り口にもスリッパがセッティングされていました。

晴れていると窓から羊蹄山の全体を綺麗に眺めることができます。

夜は、一部はライトアップされていますがほぼ真っ暗です。

まとめ

今回は2025年夏に宿泊した東山ニセコビレッジ、リッツ・カールトン・リザーブのアクセスと客室の様子を紹介させていただきました。羊蹄山を望むお部屋の景色は(晴れていれば)絶景です。グリーンシーズンの緑あふれる景色も見ごたえがあります。

次回の記事では大浴場やレストランなどの館内施設を紹介させていただきます。

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