はじめに
2026年夏に宿泊した、岡山県倉敷京都市の撚る屋 (YORUYA), a Member of Design Hotelsを紹介させていただきます。
2024年12月にオープンしたこちらのホテルは、Design Hotelsと提携し、2025年7月からマリオット・インターナショナルとのダブルブランドとなっています。伝統的建築物を再生して宿泊施設とする企画を実施している株式会社Kirakuが手掛け、同様の料理旅館を運営する株式会社Naru Developmentsが運営します。

デザインホテルブランドは個性的な独立運営のホテルとマリオット・インターナショナルがコプロモーションするブランドです。個々のホテルが独自の特色あるデザイナーズホテルとして運営されていて、ブランド内の統一したサービスは無く、マリオット・インターナショナルとの関係は緩い提携になっています。
ヒルトン系のSLH(small luxury hotels)ブランドに似た立ち位置です。マリオット系ホテルの中では上位から2番目のフルサービスのカテゴリーになります。
私のマリオットホテル宿泊体験記一覧はこちら。↓
スポンサーリンク
ホテルへのアクセス
ホテルは倉敷美観地区の町屋が並ぶ区画にあります。

最寄り駅はJR山陽本線の倉敷駅です。山陽新幹線で岡山駅あるいは新倉敷駅からJR在来線(山陽本線)に乗り換え、JR倉敷駅からバスやタクシーでアクセスするのが一般的です。荷物が少なければ、駅から歩いてもいいかもしれません(約1.3km、徒歩20分)。

JR倉敷駅は山陽新幹線の岡山駅と新倉敷駅の間にあります。岡山駅(4駅約18分)より新倉敷駅のほうが近い(2駅約8分)ですがあまり差が無く、山陽新幹線の新倉敷駅は実質的に1時間に1本のこだま号しか停車しないので、岡山駅から倉敷駅に向かう方が一般的だと思います(山陽本線は1時間に3本程度あります)。
ホテルに駐車場もありますが、ホテルから少し離れた平面駐車場です(撚る屋専用駐車場 ホテルから南へ約100m、東町4-30、6台収容)。
バスでアクセス

倉敷駅の南出口から出ると、目の前にバスターミナルがあります。

下電バスと両備バスが路線バスを運行しています。

バスでホテルに向かうルートは「大原美術館前」ルートか「東町」ルートの2つありますが、楽なのは圧倒的に「東町」停留所で下車するルートです。倉敷美観地区を散策しながらホテルに向かうなら「大原美術館前」ルートがおすすめになります(ほとんど歩きになりますが)。
大原美術館前ルート:両備バス3番のりばあるいは下電バス5番のりば
東町ルート:下電バス6番、7番のりば(中庄駅行きを除く)
東町ルートの6,7番のりばは隣あっているので「とりあえず来たバスに乗ればいい」のですが、大原美術館前ルートの3,5番のりばは高架歩道か地下道で移動する必要があるので「バスの時刻を確認してから乗り場に向かう」のが大事になります。いずれのルートも1時間に3~4本くらい運行しているので、待ち時間は長くなりません。

バスは後乗り前降りで、整理券方式になります。交通系ICカードが利用可能です。
大原美術館前ルート

両備バス3番あるいは下電バス5番のりばからバスに乗ります。1つ目の停留所「あちてらす倉敷」で降りてもいいのですが(歩く距離はほとんど一緒)、今回は2つ目の停留所「大原美術館前」で降りましょう。

停留所で降りて少し来た方向へ戻り、脇の道に入ります。

細い小路を進み、突き当りを左へ。

倉敷美観地区の中に入ります。そのまままっすぐ進みます。

倉敷川に出るので今橋という橋を渡ります。そのまままっすぐ進みます。

右手に児島虎次郎記念館という建物があり、その十字路を右に曲がります。

右に曲がると本町通りという町屋の多い通りになります。ショップやレストランが並んでいるので、いろいろ眺めて楽しみながら歩きましょう。ひたすらまっすぐ進みます。

5分くらい歩くと、車の多い通りに出ます。さらにまっすぐです。

右手にホテルが見えます。似たような町屋が並ぶのでわかりにくいですが、黄緑色の電灯のようなモニュメントが飾られてあるのがホテルです。
ここまで1km徒歩10分くらいになります。夏期や荷物が多い場合は大変かもしれません(私は汗だくになりました)。
東町ルート
楽なバスルートが東町ルートです。下電バス6番あるいは7番から乗車します。

バス停で降りて、来た方向に戻ります。

すぐ目の前の交差点の横断歩道を渡ります(信号が無いので注意)。

交差点を渡ってそのまま細い道に入ります。

左手にホテルが見えます。
東町停留所から200m徒歩3分程度と楽なルートになります。倉敷市街の車の多い道路を経由するため、特に倉敷方面行きは遅延が発生しがちです(5~15分程度)。下電バスのロケーションサービスを利用するのもいいかもしれません。
徒歩でアクセス
倉敷駅から1.3km徒歩20分くらいの距離なので、大原美術館前ルートの場合、バスの待ち時間を考えると歩いた方が早いかもしれません。

倉敷駅前の通りを南方向へまっすぐ進みます。

700mくらい(約10分)まっすぐ進みます。阿知南交差点で左に入ります。あちてらす倉敷前停留所で降りてアクセスする場合もこのルートがおすすめです。

突き当りを右に曲がります。

本通り~本町通りとまっすぐ進みます。

ひたすらまっすぐです。

車の多い通りの横断歩道を渡り、さらにまっすく進みます。

右手にホテルが見えます。シンプルなルートで迷うことは無いと思います。
チェックインとステータス会員特典
建物は元々呉服店の別邸だったそうです。外観は街並みにマッチした町屋の雰囲気ですが、中はリノベーションされています。母屋(フロント棟)と増改築された別棟(スイート)、新築棟(メゾネット)からなります。

町屋をリノベーションしているので、建物全体の構造はわかりにくいです。さいごまでよくわかりませんでした。
入ってすぐ左手がバー、右手がフロントですが、まずは奥のロビー(ギャラリーと呼ばれます)に案内されます。

ロビー(ギャラリー)は歴史を感じる和の雰囲気を残しています。

ウェルカムスイーツをいただきながらチェックインです。
私が予約していたのはスタンダード(キング)のお部屋です。全13室の小さなホテルで、既存のお部屋をリノベーションしているのですべての客室の構造や内装が異なります。
客室 13室
スタンダード(キング)(30㎡) 母屋の2階
メゾネット 煉瓦(半露天風呂)(48㎡) 新築棟
メゾネット 漆喰(半露天風呂)(52㎡) 新築棟
ジュニアスイート(半露天風呂)(60~70㎡) 増改築
スイート(半露天風呂)(76㎡) 増改築
ナイトリーアップグレードアワード(NUA)は対象外のホテルです。私の利用日は繁忙期だったためかアップグレードの提示はありませんでした。
マリオット会員特典は、
チタン・プラチナ特典
●ウェルカムギフト 1滞在1,000pts
●50%(チタン75%)のボーナスポイント
●宿泊アップグレード(可能なら)
●レイトチェックアウト(可能なら)
ウェルカムギフトはポイントのみです。全プラン朝食付きになっています。
ルームキーを手にお部屋に向かいます。
客室の様子(スタンダード・キング)

お部屋は母屋の2階にあります。木の階段を昇ります。

アサインされたのは「お箸」のお部屋です。

各部屋にマークがついているんですね。鍵にもお箸のマークが入っています。

お部屋に入ります。入ってすぐ玄関で、下駄や靴ベラが置かれていました。靴を脱いで、右手にある客室内に入ります。

右奥にベッド、右手前がソファ、左にクローゼットスペースなどがあり、左奥からウェットエリアに入れます。まごうことなき「和室」です。ディスプレイはありません。

天井はかなり高いです。建物の梁が見えていて、客室に味を出しています。客室内の備品の多くは地元の工房で作成されたものを用いているそうです。

テーブルに上に饅頭やせんべいなど、地元のお菓子がウェルカムギフトとして置かれていました。

ベッドの枕元にはUSB充電ポート(Type A)やコンセントなどの集中コンソールがあります。

客室入り口付近にはハンガーやラゲッジスペースなどの確保されたクローゼットエリアがあります。ナイトウェアがかけられています。ラゲッジラックも用意されていますね。

下には浴衣やシューブラシ、セイフティボックスが収納されています。

隣の棚の上には湯沸かしポットやグラス類、栓抜き、砂糖、木のマドラー、緑茶と煎茶のティーバッグ、ドリップコーヒーなどが置かれています。

下は冷蔵庫で、ミネラルウォーター、スパークリングウォーター、桃とブドウのジュース、ビールが入っています。冷蔵庫内の飲み物は自由に飲むことができます。

せっかくなので、ミネラルウォーター以外全て飲み干しました(笑)。

窓側にはビジネスデスクがあります。コンセントが備わっています。引き出しにはソーイングセットが入っていました。

ウェットエリアに向かいます。右手がシャワールーム、左手がトイレ、正面が洗面スペースです。

引き出しの洗面アメニティは、歯ブラシ、歯磨き粉、カミソリ、コットン、ヘアバンド、シャワーキャップ、タオル、スキンケアセット、石鹸があります。

ドライヤーはダイソンでした。

ハンドウォッシュはオリジナルブランドのようです。

シャワーブースです。スタンダード以外の客室は半露天風呂になっていますが、スタンダードの客室はシャワーのみでバスタブがありません。シャワーはハンディタイプです。

シャワーアメニティもオリジナルブランドのようです。

トイレです。

客室から中庭を眺めることができます。

夜はライトアップされていました。
ダイニング

ホテルのメインダイニングは中庭に面していて、全ての席がカウンターになっています。宿泊客専用のレストランです。

朝食と夕食を提供していて、朝食は全プランに含まれています。こちらのホテルは料理宿のコンセプトなので、料理には自信がありそうです。
お食事の時間はチェックイン時に選択します。広いダイニングではないので、ある程度先着順だと思われます。時間が来るとロビー(ギャラリー)に集合です。ダイニングの入り口は忍者屋敷のようにわかりにくくなっているのですが、ロビーからダイニングに案内していただけます。
夕食
夕食は事前予約制で、ワンコースのみ(19,965円サ・税込)です。夕食代はかなり高額ですが、そもそもこちらのホテルは宿泊代からかなりのお値段設定です(時期にもよりますが通常1泊10万前後~)。それなりのお値段を払える方のホテルです。私はポイント宿泊だったので(汗)、お食事は奮発してみました。

おしながきは主な食材のみ書かれています。どういった料理が出てくるか楽しんでもらうことが目的だとか。毎日メニューが変わるそうで、どんなお料理がいただけるか来てみないとわからないそうです。

たとえば、こちらは椀物です。「かも」と書かれていたので鴨のお吸い物が提供されました。

「はも」は鱧の湯引きでした。

お品書きに無い料理の提供もありました。こちらはエビの握りずし。サービスだそうです。

メインはなぎぎゅう(岡山のブランド牛)の肉料理でした。

トウモロコシのご飯を頂けました。

お鍋に残ったご飯は、おにぎりにしていただいて御夜食としていただけました。
朝食

朝食も地の食材をつかったお料理で、メインのお魚は鰆でした。

デザートも付いていました。

お食事中に日本酒もいただきました。といっても日本酒の違いがわからないのですが、おすすめいただいた多賀治というお酒です。どう表現したらいいのか、甘みがあっておいしくいただけました。
BAR YORUYA
ホテルの入り口脇に、宿泊客専用のBAR YORUYAがあります。夜のみの営業で、飲み物のメニューはダイニングと一緒みたいです。

ダイニングの時に気になっていたクラフトジン 瀬戸内 檸檬をいただきました。

ジントニックでいただきました。
まとめ
今回は2026年夏に宿泊した撚る屋 (YORUYA), a Member of Design Hotelsを紹介させていただきました。2024年12月にオープンしたばかりのデザインホテルズブランドホテルです。倉敷美観地区にあり歴史ある町屋をリノベーションした趣きあるコンパクトホテルです。ライトアップした夜の街歩きもおすすめです。

人気ホテルで海外宿泊客も多く。客室数が少ないので、宿泊料金はかなり高く設定されています。マリオット・ボンヴォイ・ポイントなどを利用して上手に宿泊するのがお得です。
