【世界一周準備編10】弾丸観光の荷物はどうするか?

世界一周航空券で旅行をする際に悩むのは、持っていく荷物です。世界一周ともなると、荷物が多くなりますが、持ち歩くには邪魔になります。宿泊するならば部屋に置いていけばいいですが、弾丸旅行だとそうはいきません。

私なりに荷物の悩みと対処法に関して述べさせてもらいたいと思います。

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そもそも機内に手荷物として持ち込めない荷物もある

世界一周旅行をすると、いろいろ悩みの種になる荷物です。世界一周ともなると着替えだけでも馬鹿になりません。北半球と南半球を行ったり来たりするなら、防寒具も持ち歩く必要があります。お土産も買いたいですよね。いろいろなご意見もあると思いますが、私なりの意見を述べていきます。

まずは、機内に手荷物として持ち込みができないものがあります。荷物の大きさとしては(会社によって違うのであくまで目安ですが)、

100席以上の航空機だと3辺の合計が115cm以内(各辺55cmx40cmx25cm以内)。
100席未満の航空機だと3辺の合計が100cm以内(各辺45cmx35cmx20cm以内)。

などとされています。小さな飛行機に乗る機会もあるなら、小さいほうに合わせておきましょう。また重量の制限もあるので(ほとんどは10kg以内)、詳しくは航空会社のサイトを見ていただくといいです。

悩みの種になりそうなものは

・液体製品(シャンプー・歯磨き粉・日焼け止め・香水等)
・かみそり・ハサミ
・スマホのバッテリー

などです。

液体製品は持ち込みの際にルールが決まっています。100ml以下の容器に入った液体物を、容量1リットル以下(だいたい縦横20cm以下)のジッパーの付いた再封可能な透明プラスチック製の袋に入れておく必要があります。セキュリティチェック時にはカバンから出す必要があります。預け入れはOKです。

かみそりは刃が4cm以下、ハサミは刃が6cm以下ならOKとされていますが、航空会社によって異なるので注意しましょう。もっとも安全に持ち込めるのは、T字のカミソリと爪切りです。あらぬ疑いを避けるためにも、T字カミソリや爪切りで代用しましょう。預け入れはOKです。

バッテリーは160Wh以下までは許可されていることが多いですが、厳しい会社もあるので、100Wh以下にしておくほうが無難です。バッテリーの表記はmAhと書いていることが多いのですが、27,000mAh以下が目安になります。複数持ち込みは禁止されていることもあるので注意しましょう。預け入れ不可なので、かならず持ち込み手荷物へ。

なお、ノートパソコンやタブレット類も、バッテリーが入っているため預け入れ禁止です。

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観光の際の荷物はどうする

到着空港で預け入れした荷物を受け取ると、おそらくスーツケースなどを持ち歩くことになるため、観光が不便になります。対策としては以下の方法があります。

・宿泊時にホテルに預ける
・次に搭乗する便に預入荷物として預ける
・手荷物預かり所を利用する
・そもそも荷物を持たないようにする

宿泊時にホテルに預ける

翌日以降の出発ならば、ホテルを予約していると思います。早めにホテルに着いても、荷物を預かっていただけることが多く、チェックアウト後も荷物を預かってもらえることが多いと思います。

荒業として、ホテルのデイユースという選択肢もありますが、Web予約ができないので現地の方との交渉が必要です。あまりお勧めしません。

また、日本人は忘れがちですが、荷物を受け取る際にはきちんとチップを渡しましょう。

次に搭乗する便に預入荷物として預ける

早朝到着で深夜出発予定、日中に観光したい場合は、この方法がベストです。預け入れの場合、バッテリー類やパソコンは預けることができません。また、パスポートや航空券の控えも忘れずに携帯しておくようにしましょう。

乗り継ぎで到着空港で荷物を整理したい場合は(最初の便で手荷物にしている荷物を預け入れにしたい、預入荷物の防寒着を取り出しておきたいなど)、乗り継ぎ空港で荷物を受け取る旨をチェックイン時に伝えておく必要があります。

この方法の欠点は、チェックインカウンターがオープンしていないと預け入れることができないことです。例えば、日本の空港では、JALやANAのカウンターは一日中オープンしていますが、海外の航空会社は出発の2時間前からオープンするのが普通です。ですから、出発する航空会社のハブ空港でないと、この方法は使えないので、他の方法を検討する必要があります。

ですから、最初にルートを確定する際に、荷物をどうするか考えておく必要があります。

手荷物預かり所を利用する

空港によっては、乗り継ぎ観光客用に、手荷物預かり(Baggage storage)のサービスを設置しているところがあります。ドバイの第3ターミナルやシドニーの国際線ターミナルなどです。もちろん有料になりますが、宿泊よりは安くつくでしょう。もちろん、貴重品は手にもって置くようにしましょう。

そもそも荷物を持たないようにする

荷物を持たないメリットは多いです。到着空港で預け入れ荷物が出てくるのを待たなくていいですし、預け入れ荷物の重量やサイズを考える必要はありません。アメリカは食べ物の持ち込みがあると税関審査が必要になるので、食べ物のお土産を購入していると面倒です。

デメリットでもっとも厳しいのは衣類でしょう。着替えがないと着たきりになってしまうので、特に女性はつらいと思います(日本人が気にしすぎるという話もありますが)。お土産も購入できません。しかし、世界一周旅行を上級会員取得のための修行とわりきることができるのなら、一つの選択肢だと思います。

なお、荷物を持ち歩くなら、スーツケースは避けて、リュックサック型の荷物にしましょう。

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コート預かりサービス・空港宅配サービスを利用する

番外編です。

日本の主な空港(羽田・成田・関西など)では、国際線出発時にコート類を預かっていただいたり、空港への荷物郵送、空港から自宅への荷物郵送などのサービスがあります。基本的に有料ですが、一部のプレミアムクレジットカードの所有者であれば、費用をカード会社が負担していただけるサービスを提供しています。

特にコート預かりサービスは、冬に日本を出発して南半球に向かう方にお勧めです。

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まとめ

いろいろな荷物の対処法を書きましたが、実際には一つの対策だけでは無理だと思います。

例えば、私のワンワールド世界一周の場合は、最初の旅行は「荷物ほぼなし」で、2回目はヘルシンキで「カウンターで預け入れ」を利用し、そのあとは宿泊で乗り切っています。

スターアライアンスでの世界一周は、フランクフルトではカウンター預け入れし、ブエノスアイレスまでは荷物を少なめにしていたので荷物を持ち歩きました。その後はお土産も購入したりして荷物が多くなったので、シドニーでは空港の手荷物預かりを利用しています。

このように、いろいろな選択肢を使いこなして、観光をスムーズにいくように考えておく必要があります。これは、世界一周航空券発券前のルート設定段階で重要です。この空港はハブ空港なのか、手荷物預かりがあるのか、そしてその費用は、その段階で荷物はどれくらいになっているのか、これらを計算してルート設定しましょう。

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