【世界一周準備編4】世界一周航空券のルート設定ー頭が沸騰中ー

世界一周ファーストクラス航空券を購入するにあたって、ルート設定が重要になってきます。とくに私の場合、なんとしてでも上級会員になりたい。そのためにはいろいろ無理をしなければいけません。今回はその話です。

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可能な限り搭乗距離を伸ばそう

前にも書きましたが、「航空会社の上級会員になりたい」がこの旅行の発端です。そのためには全体の搭乗距離をできるだけ伸ばすルート設定が必要です。ワンワールドの世界一周航空券の場合、全部で16便以内で乗り継いで地球を一周します。とにかくアジア、ヨーロッパ、北米を出なければ、どれだけ飛んでもOKです(逆向きに大陸移動することは不可)。

まずは日本から出国します。関西から出国となると普通は関西国際空港になるのですが、JAL便で関空から飛んでいるのはロサンゼルスやホノルルを除くと、アジア地域ばかりです。まずはJALで目一杯遠くまで行く必要があるので(JAL便だけでマイレージプログラム2万ポイントが目標)、必然的に東京(羽田か成田)発を選ぶ必要があります。

羽田から最も遠いのはロンドンとニューヨーク。東回りだろうが西回りだろうが、この2か所は外せなさそうです。ロンドンとニューヨークを直行便で飛ぶと、かなり短時間で世界一周できますが、マイレージプログラムとしては全部で3万ポイントも手に入らないので、目標の4.5万ポイントにはかなり差が残ります。

なにより、せっかくなけなしのお金を払っているのですから、可能な限りファーストクラスで乗り倒さないと損です。さらに何便か追加して遠回りをしましょう。

日本から西方向へヨーロッパに入り、ロンドンに入ったのならば、アジア地域に戻ることはできません。ですが、ヨーロッパ内であれば東向きに進むことができます。ワンワールドがヨーロッパと設定する地域で最も東(というよりロンドンから遠い)なのは中東地域(ドーハ、アブダビ、ドバイなど)になります。ロンドンから中東地域に入り、もう一度西ヨーロッパに戻って、そこからアメリカに入るのがよさそうです。

ここでマニアックなルールが一つあります。アメリカ大陸を横断するフライトは1度しか利用できません。ニューヨーク→サンフランシスコ→ニューヨークといったりきたりして距離を稼ぐことはできないわけです。ですから西ヨーロッパからニューヨークに入ってしまえば、あとは日本に飛ぶだけになります。

「うー、マイル(距離)が稼げないよ」

ここで私はあることに気がつきました。アメリカ大陸を横断するフライトは、西向きに進んでいる世界一周航空券だからと言って東向きのフライトに乗ってはいけないとは書かれていません。西ヨーロッパからアメリカ西海岸に直接入り、その後東海岸へ飛んでから日本を目指してもいいわけです(旅行プランとしては常軌を逸してますが)。これで搭乗距離を稼ぐことができそうです。

もう一つ。アメリカ国内の飛行機はあくまで国内線です。アメリカ国内のフライトはアメリカン航空になります。ファーストクラスといっても国内線用ですから、JALのクラスJシートのようなファーストクラスがほとんどです。ただ、一部の大陸横断便には国際線ビジネスクラスに匹敵するようなシートが提供されています。アメリカン航空の情報はあまり手に入りませんが、なんとかいいシートで運行する便を検索して予約することができました。

1週間で世界一周旅行は忙しすぎる

ワンワールドの世界一周航空券は有効期限が出発から1年間です。逆にどれだけ短い期間で使用してもいいですが、途中で2回のストップオーバー(24時間以上の降機のこと)が必要です。どんなに乗り継ぎ時間を短くしても、最低5日間程度は必要になります。とはいえ、できるだけ搭乗距離を伸ばす予定ですから、旅行期間もそれなりに必要です。平日5日間の休みをいただいていますので、前後の休日をくっつけて、最大9日間の旅程になります。

9日間だとかなり無理がありますね。観光している時間を惜しんで、飛行機に乗っているというかたちでしょうか。安く済ませるには観光はしないに越したことはないです。さらにいえば、夜行便ばかり選んで乗り継げば、ホテル代の節約になります。ファーストクラスのシートなら、フルフラットで寝ることができますし、豪勢な食事も出るでしょうから、むしろ願ったりかなったりです。でも、観光時間がわずかになります。

それではどうすればいいのでしょうか。簡単なのは、旅行の期間を長くすること。あたりまえですが、それだけの休暇を用意しなければなりません。日本のサラリーマンで簡単に休みを伸ばせることが可能な人は、そうそういないと思います。じゃあどうするか? 連続した休みである必要はありません。別の休暇を使えばいいのです。

1年には何回か3連休がありますし、ゴールデンウィークなんかもいいですね。世界一周旅行券は、1回の休暇で全て使い切る必要はありません。一度、海外の都市で「ストップオーバー」の形にして、海外発の往復チケットで日本に帰ってくればいいのです。世界一周旅行の途中中断ですね。できるだけ日本に近い位置でするのが時間やコスト面で望ましく、日本への直行便がある都市などがベストです。

私の場合、日本を出てすぐに最も遠い西欧の西の端まで行ってしまう予定ですが、一旦中東に引き返す方針でしたよね。そこでストップオーバーすれば、日本までの時間も距離も短くなります。世界一周航空券を最大限利用するなら、アジアでぐるぐる旅行して、香港やソウルあたりでストップオーバーが理想です。今回はJALのポイント獲得が最優先なので、ストップオーバーの都市は少し遠くなり、ちょっともったいないかもしれません。

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