【世界一周準備編8】海外発の航空券を用意する

世界一周旅行は最短で5日程度で行うことができますが、短期間だと本当に飛行機に乗るだけになってしまいます。それが好きな人もいるでしょうが(笑)、残念ながら私は観光も楽しみたい人間です。休みがあまりとれないので、世界一周旅行を2分割することにしましたが、そのためには海外発航空券が必要です。今回は海外発航空券を購入する際のあれこれです。

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航空券の分割する地点を考える。

世界一周航空券を分割する場合、できるだけ日本に近い地点で中断することが望ましいです。中断地点で滞在しているかたちにして、海外発日本行き往復航空券を用意する必要があるため、航空券を安くするためには日本から近いのが一番です。日本までの所要時間も短くなりますしね。

一方で、航空会社の上級会員を目指すには、世界一周の日本発着便でできるだけ遠くまで距離を稼いだ方が、多くのマイレージプログラムポイントをゲットできます。この両者を両立させるのは難しい問題です。私が選んだ世界一周航空券は、アジア・欧州・北米の3大陸を周遊するワンワールドのチケットです。ワンワールド系であるJALの日本発着便で最もマイレージポイントを入手できるのは、欧州側がロンドン便で北米側がニューヨーク便です。この2便でファーストクラスに搭乗すると約2万ポイント手に入れられるので、JALカード入手時の5000ポイントと合わせると2.5万ポイントになり、上級会員になる最低限の条件はクリアできます。あとは他の航空会社便で2.5万ポイント入手できればOKです。

ロンドンまで行くと欧州に入ってしまうため、欧州で最も日本に近いのは中東になります。またニューヨークは北米ですから、最も日本に近いのはハワイやアラスカです。ハワイと北米大陸間は往復できないルールになっていますし、アラスカ方面は日本からの直行便がほぼないので、現実的には北米西海岸です。いずれにしても片道9~11時間となるため、あまり近いとは言い難いですね。

①休みを取れる期間が先に3連休+1週間であって、1週間後に3連休ではないこと
②関空からの値段は中東の方が安かったこと
③ワンワールド系を使うには中東の方が便利だったこと

以上のことから、今回の世界一周は中東で中断することにしました。中東でワンワールド系のハブ空港といえば、カタール航空のドーハになります。最初はドーハで中断する方向で経路をいろいろ考えていました。羽田→ロンドン便は夕方着なので、ロンドンを夜発のドーハ行きの便を探したのですが、翌朝まで便がないようです。3連休なのであまり時間がありませんし、カンタスのファーストクラスにも乗りたかったので(ロンドンードバイ間ならカンタス便があります)、ドーハを断念してドバイにしました(ドーハは自由に観光できない都市みたいなので、それも断念した理由です)。

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海外発着便を予約するにあたって

海外発の航空券の購入方法は、ホームページからすれば可能です。海外航空会社ならそちらのホームページから購入できますが、日本用と海外用でホームページが違うケースもあります。例えば、アメリカン航空は日本用とアメリカ用で別のサイトが用意されており、同じ航空券でも値段が違うことがあります。日本の航空会社なら海外用のサイトからする購入する必要があります。いずれにしても英語が必要になるケースが多いです。

さて、ドバイ発着の日本行き往復便を探します。マイレージプログラムポイントを考えれば、ワンワールド系航空会社の運航便が望ましいです(JALは便名に応じてマイレージプログラムポイントが決定するので、共同運航便で他社運航でもJAL便名ならJAL便としてポイントが獲得できます)。ワンワールド系の日本行き直行便はありません。実はJAL便があるのですが、エミレーツ航空運行の共同運航便になります。ワンワールド以外が運航の共同運航便であっても、JAL便名で予約すればマイレージプログラムポイントを受け取ることができます(スターアライアンスだと運航会社がアライアンスに所属していなければだめです)。

この便を選択したかったのですが、エミレーツ航空のサイトとJALの海外サイトの両方を確認しましたが、JAL便名での予約は検索に引っかかりませんでした。欧米系航空会社の欧米発往復ならJAL便名で予約可能なことが多いのですが、エミレーツ航空運行便をJAL便名で予約する場合は日本発往復でないと予約できないみたいです。念のため、直接JALに質問して訊いたのですが、販売していないとの返答をいただきました。本当に無理なのでしょうね。エミレーツ便名での直行便は非常にお値段が高かったので、結局断念しました(乗り継ぎ便の倍以上はかかるんですからねえ)。

ドバイ発の直行便がないなら乗り継ぎ便を探します。ワンワールド系の乗継便はマレーシア航空やカタール航空もありましたが、ドバイでの観光時間を確保したうえで日本に3連休中に帰国できる便を探していると、キャセイパシフィック航空が最もフィットしました。多くの場合、直行便より乗継便の方が安くなりますが、乗継便の方がマイレージプログラムポイントが加算されますので、時間があれば乗継便の方がおすすめになります。

これで、ドバイに早朝に到着し、夕まで観光して飛行機に乗り、日本には3日目の夜に帰ることができます。あとは飛行機が遅れないことを祈るだけです。

海外発航空券はホームページで購入することができ、現地通貨で決済されます。クレジットカードで決済するのが通常ですが、カードの決済時の為替によっては得したり損したりすることがあります。こればかりは運に近いですね。とはいえ、円高であればある程度お安く購入できますし、石油の値段が下がっていれば燃料サーチャージも安くなります。タイミングを見定めたいところです。

他にも海外発航空券のいい利用方法があります。通常、日本発の航空券だと、無茶苦茶値段の高い普通運賃でない限り、現地滞在期間が2日以上(あるいはそれ以上)必要になることが多いです。海外発航空券を通常の日本発航空券と組み合わせますと、日本から海外都市に着いてすぐに日本に向けて出発できますから、海外に短期間滞在できます。あるいはマイルを使用した特典航空券などを組み合わせてもいいかもしれません。このブログのテーマである弾丸旅行におすすめです。

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まとめ

①日本にできるだけ近い都市で滞在することにする
②上級会員を目指すなら、同じアライアンスの航空会社を選ぶ
③ワンワールドなら共同運航便も考慮する
④為替や燃料サーチャージも考える 

これらの要点を念頭に海外発航空券を選ぶといいかと思います。海外発航空券を利用する機会はあまり多くないとは思いますが、今回の私の弾丸旅行で大活躍してくれました。

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