私の世界一周旅行は、基本的に弾丸旅行です。1都市の滞在時間が短いため、時間を上手にやりくりしないと、十分な観光ができません。短時間観光で大事なのは、スムーズな移動と観光地入場の待ち時間短縮です。お金にものを言わせるなら、タクシーに乗りまくるという手段もありますが、海外ではぼったくりの危険もありそうです。いろいろ悩んだ記録です。
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移動手段を考える
まずは空港から街中への移動です。タクシー、バス、鉄道などが主な交通手段になります。タクシーは割高で、ぼったくりの危険性があるので、できれば避けたいと考えていました。1人旅ですから、それほど荷物も多くないですし。
鉄道にもいろいろあると思います。たとえば成田空港から都心に出る場合、JR特急か京成スカイライナーなどが有名ですが、京成電鉄では他にも特急がありますよね。値段が高くなると早くなるでしょうし、安く済ませたいなら時間がかかるといったように。渋滞の恐れが低いなら、バスという選択肢もありでしょう。
今回は弾丸旅行なので、時間をお金で買うことにしました。特別料金が必要な列車と言っても、法外に高いわけではありません。タクシーに乗ることを考えれば安い方だと思います。さらに、鉄道駅にアクセスしやすい場所にホテルを予約すれば便利です。この方針でホテルをおさえました。どこの都市に宿泊するかは、まだ秘密にしておきましょう。
空港アクセスはタクシー、鉄道、バスなどがある。鉄道はまずまずのコストパフォーマンス。
現地での観光のための移動手段は、基本的にバスや地下鉄を優先することにしました。特にヨーロッパの国々では、バスと地下鉄が一体で運営されているケースが多く、ゾーン内で乗り放題の切符を購入すれば手軽で安くつきます。
問題はバスの路線です。ドバイでもそうでしたが、バスの路線がどのようになっているかは路線図を見てもわかりにくいことが多いです。すべての停留所が記載された地図もあまり見当たりません。記載されていても、アルファベットなのでわかりにくい(語学力の低さですね・・・)。さらに、時間当たりどの程度の本数が設定されているかもわかりにくいので、うまく乗り継げるかどうかは現地に行ってみないとわからないことも多いです(まるで、テレビ東京系で放送されている路線バス乗り継ぎの旅ですね)。
金銭的に安く済ますなら路線バスなのですが、失敗する可能性も高く、時間を浪費する可能性があるため、別の手段を考えてもいいかも知れません。そのうちの一つは、観光用周遊バスです。ドバイだけでなく、ヨーロッパ各地の都市で運行されています。観光地ばかりを巡る周遊バスなので、その順番で回れば、各都市の有名どころは網羅できます。
周遊バスのデメリットは、料金が高いことが一番でしょう。路線バス1日乗り放題券の5~10倍ぐらいコストがかかります。また、周遊バスの順で観光しないと、遠回りになるため時間がかかってしまいます。周遊バスでたどり着けないところは、訪問するのが難しいです。
路線バス観光のデメリット:路線と停留所がわかりにくい 本数が不明確
周遊バスのデメリット:コストがかかる 訪問先に制限がある
もう一つの観光地移動手段は、現地ツアーです。
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現地ツアーもいろいろです
現地ツアーはいろいろな種類があります。交通手段だけ手配されていて、観光地入場は個人でするものから、係員が案内してくれるもの、プライベートツアーで案内してくれるものもあります。当然、プライベートツアーにすると料金も跳ね上がってきます。
言葉の問題もあります。現地語のツアー、英語のツアー、日本語のツアー。日本語でも、日本人のガイドの場合や日本語を話す現地人のガイドの場合。ガイドというより他のお仕事をしている方がバイトで行っている場合など。もちろん日本語のガイドがつくと、それなりにお値段が高くなります。
海外で一人旅行をする場合、食事が一つのハードルになります。ホテルで朝食をつけるとしても、昼や夜の食事はなんとか自分でしなければなりません。複数人の場合は、レストランなどに入ればいいですが、海外で一人でレストランというのは(少なくとも私は)心理的プレッシャーがあります。現地ツアーで食事が組み込まれていれば、それを積極的に利用するのも一つの方法です。
現地ツアーでは、移動手段や観光地入場手段、時には食事もついてきますので、非常に便利です。多用するとお金がかかりますが、ここぞという時は利用するのがいいと思います。
旅行会社も、日本語で交渉できる会社の方が安心です。HIS、みゅう、VELTRAなどがあります。面白いことに、これらの会社のホームページを見てみると、HISの予約ページにみゅうの催行旅行が掲載されていたり、また逆の場合があったりと、相互依存しているのが見て取れます。ですから、どの会社から予約しても内容が一緒だったりします。
私もいくつか予約をしました。今回私が旅行をしたのはいわゆる閑散期です。閑散期では現地ツアーの催行頻度がかなり低くなっており、加えて最少催行人員に達しない日が多いみたいです。結果として、申し込んだツアーがことごとくキャンセルされるという事態に陥りました。
注意したいのは、いつになっても催行が決定しないケースでも、こちらからキャンセルできないということです。キャンセルできない以上、直前に催行しないことが決定すれば、現地での観光計画がどうにもならなくなることもあります。ひどいケースでは、日本を発った後にキャンセルが決定することもあり、連絡を受け取れないこともあり得ます。海外でもメールを受け取れるようにしておく必要があります。そして、催行キャンセルを受けた時点で、次善の策を講じれるように考えておく必要があります。
さらに、ヨーロッパの国々の観光は、前売券を購入することで安く入場できることや、優先入場できることもあります。繁忙期では予約がないと入場できないこともあるので、情報収集や予約をしておくことが重要です。私もめぼしいところは予約していきましたが、結果的には、閑散期のために予約はほとんど不要でした。むしろ予約することで入場可能な時間帯が狭くなるため観光の自由度が低下することも多かったです。
注意点としては、旅行会社などを通して予約する場合、旅行会社の予約番号と入場チケットの予約番号が異なることがよくあります。問題は、こちらに通知された予約番号がどちらのものなのか私たちに判別困難なこともあります。英語の問題と言うより、通知の表記の仕方の悪さや、旅行会社の不親切さでしょうか。
あるいは、別々に2つのメールで、2種類の予約番号を通知してくることもあり、ほとんど嫌がらせにしか思えないケースもあります。公式サイトから予約したつもりが、(販売を外部委託しているのか)旅行会社サイトからの予約になっていたりすることもあります。個人手配の場合はトラップが多いですね、気をつけましょう。
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まとめ
①空港から電車でアクセスしやすいホテルを確保するのが望ましい
②観光地の移動は路線バスなら安く済む
③時間が少なければ現地ツアーも検討する
④観光地の入場前売券購入は、トラップが多い。
これらの要点を念頭に観光計画を練る必要があります。そして、現地ツアーや観光地入場券のトラップにひっかかりまくりましたが、それはまた旅行記の方でご報告します。とりあえず私は、世界一周旅行に際して、現地ツアーや入場前売券を確保して臨んでいました。
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