【弾丸旅行世界一周旅行記9】ドバイ観光1-空港から中心街へー

飛行機と空港ばかりのブログでしたが、今回はドバイの街中に出て観光です。初めての中東、初めてのドバイです。一人旅なので頼れるものはあまりありません。どうなることでしょうか。

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空港からメトロに乗る。

カンタス航空でロンドンからドバイ空港に到着し、1時間タキシングの後にようやく降機しました。降り立ったドバイ第3ターミナルはオイルマネー潤っているエミレーツ航空のホームターミナルです。広大で金色の装飾が多く、なかなか豪奢な印象です。

本来はエミレーツ航空の搭乗客しか利用できないターミナルですが、カンタス航空のロンドンードバイーシドニー便のみは例外です。もともとシンガポールを経由してロンドンとシドニーを結んでいたそうですが、エミレーツが経由地をドバイに誘致するにあたり優待しているらしいです。

ドバイ空港はターミナルが3つ。第2ターミナルは、エミレーツ航空の運営するLCCフライドバイの専用ターミナルで、ドバイのメイン輸送手段であるメトロでは向かうことができずかなり不便です。第1ターミナルはその他の航空会社全てが詰め込まれています。

そして、私が降り立った第3ターミナルですが、非常に広いため、入国審査場に向かうにはフロアのアップダウンを繰り返すだけでなく、電車で移動する必要があります。シンガポールのチャンギ空港や関西空港にあるエレベーター扱いの乗り物ではなく、どう見てもれっきとした電車でした。

電車を降りてからもなかなか入国審査場にたどり着きません。滞在時間が限られている弾丸旅行ですから、一心不乱に進んでいきます。ようやく入国審査場が見えました。朝早くに到着する便はそれほど多く無いようで、ほとんど人が並んでいません。空いているカウンターに向かい、パスポートを提示してあいさつします。が、挨拶は無言でスルー。うう、悲しい。

私たち日本人は、ドバイの所属するUAE入国に際してビザが不要です。関西空港でチェックインした時に「UAEのビザはお持ちですか」と聞かれたので、「ガイドブックによるといらないと書いてたんですけど」と答えました。さすがに航空会社のスタッフさんも、すべての国の入国情報を知っているわけではなさそうですね。

入国審査は係員たちがお互いに雑談するので全然進みません。ひじょうにのんびりでした。一方で、審査員から一言も話しかけられず、私ひとりで10分ほどかけて入国です。飛行機であまり眠れなかったので、ちょっといらいらしました。

空港から市街地へはメトロという名前の電車に乗っていきます。メトロと言いますが、大半は地上を走ります。メトロとバスは共通券で、乗り継ぐことができます。私は街中を観光して回る予定だったので、ノル・レッドという一日乗り放題チケットを購入しました。乗車可能な範囲はゾーン制で決められているのですが、どこまでがどのゾーンかわからず購入の際に非常に悩みました。自動販売機がありましたが、わからないので有人の販売所で購入。クレジットカードが使用できます。

どうやら乗り放題券はほとんど全部OKのようです。ドバイは英語とアラビア語が公用語で、ほとんどの人が英語を使えます。案内表示に英語が併記されており、非常にわかりやすかったです。建設されてからあまり時間がたっていないのでしょうか、ホームも列車もとてもきれいでした。

ドバイのメトロは日本企業によって設置されたそうです。なので安全性は抜群。メトロ内は飲食禁止で、清潔感があります。なぜか一等車両もあり、すこしお値段が張ります。あえて一等車に乗る必要もないので、私は普通の車両で市街地を目指しました。シートはロングシートで、日本の通勤列車とほとんど同じ雰囲気ですね。車内放送はアラビア語と英語でされるので、降りる駅さえきちんとわかっていれば問題なく利用できます。

電車は各駅停車で、のんびり揺られながら進んでいきます。古くからの市街地が近づくと、メトロも地下に入っていきます。まずはアル・グバイバ駅で降りました。この駅前にはドバイ最大のバスターミナルがあり、街中のどこにでも向かうことができます。

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ドバイのバスに乗る。

ここまではずっと建物の中だったので、ようやく建物から出ることになります。エスカレーターで地下から地上に出ると、外に出るのにガラスの扉が設置されていました。東京や大阪の地下鉄だと、地上出口は常時オープンになっていますよね。札幌の地下鉄だと、外の寒さがひどく雪が入ってこないように扉が設置されていることも多いと思います。

ドバイの場合は、外の熱気と乾燥が半端ではないため、仕切りが必要なようです。そもそも砂漠の中にできた街ですから、基本的に外は砂漠と同じです。扉を開けて外に出た瞬間から、すごい熱気にさらされます。汗はすぐに乾燥してしまうので、汗が出て止まらないことはありません。私が訪れたのは、秋も深い季節でしたが、ドバイはまだまだ35度以上の気温を連日記録していました。

ドバイにはビッグ・バス・ツアーという周遊型観光バスツアーがあります。この手の観光バスツアーはドバイだけでなくヨーロッパ各地でよく見受けられ、バスは2階建てで2階は屋根なしタイプがほとんどです。観光名所にバス停があり、乗り降り自由で、英語だけでなくの各国のオーディオ型ガイドがついています。

これらの観光バスツアーは非常に値段が高く、もったいないです。地元のバスを使用すれば、地下鉄と共通で安く乗ることができます。地元のバスの難点は、今走っている場所と降りるべきバス停名がわかりにくいことです。バスのルートマップを手に入れても、すべてのバス停が記載されていないことが多いです。

アル・グバイバ・バスステーションは炎天下にあり、じっと待っているのは地獄です。私はこれから8番ルートに乗る予定でした。バス停がルートの番号順に配置されていないためどこから乗ればいいかわかりにくいです。少し迷ってからインフォメーションで尋ねました。「ジュメイラ・モスクに行きたいんですけど」「この裏側だよ」「ありがとうございます」

10分ほど待っていると、バスがやってきました。待っている間は少しでも日陰にいないと、暑さにやられてしまいます。バスがきたので私も待ち列に向かいました。みなさん、バスの真ん中のドアから乗っていきます。

ドバイのバスは前が女性などの優先席で、後ろが一般席です。乗ってすぐにチケットリーダーにタッチしないと、私服調査員に見つけられたら罰金です。降りる時も同じリーダーにタッチします。これを忘れると、覆面の検査員に捕まれば罰金を取られるそうです。まあ、周りの方々のまねをしておくと間違いないですね。

一応バスの中では次のバス停の名称が英語で表示されます。それでもバス停名と観光地名が一致しているとも限らないためわかりにくいのですが、なんとか目的地に到着。だいたい、観光客っぽい人々が降りていくのについていけば間違いないです(笑)。ちゃんと降りることができました。降りる時、忘れずにチケットを機械にタッチですよ。

さあ、最初の観光地に向かいます。

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