【弾丸旅行世界一周旅行記28】ガウディ建築を巡礼する

サン・パウ病院を出て、地下鉄でグラシア通りに向かいました。バルセロナの中央に位置するこの通りに沿って、世界遺産の建築物やカフェなどが並んでいます。クリスマスの雰囲気で彩られたこの通りを、海に向かって順に観光していきます。

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グラシア通りに林立するガウディの作品群

まずはグラシア通りの山側端に位置して、通りに面したカサ・ミラ(ラ・ペドレラ)です。ガウディの設計したマンションで、曲線ばかりで構成された特徴的な(見方によれば奇妙な?)外観です。比較的レトロな建物群の中にありますが、どうしても目立ちます。さらに、クリスマスの大きな電飾が施されていました。

いつでも入れるチケットを予約していたので(高かったですね・・・)、建物の前に来てすぐに入場させていただきました。入るとすぐにエレベーターで屋上に案内されます。

壁が波打っているように見える屋上はよくガイドブックにも紹介されている有名な場所です。

屋上からはサグラダ・ファミリアを眺めることもできます。屋上から階段で徐々に降りていきます。

実際に人が住んでいる階もありますが、人がいないところは博物館のように展示されていました。

見学コースはほぼ一方通行で、下まで降りると建物の外に出ます(そこにはお土産ショップがあります)。私は建物に詳しくないですが、こんな不安定な建物で大丈夫なんでしょうか? 地震が無い地域なので、問題ないのかもしれませんね。

カサ・ミラを出て、グラシア通りを海の方に徒歩で向かうこと約5分、そこにはカサ・バトリョがあります。

曲線美を主張するこちらの建物もガウディの設計したマンションです。11時からの入場予約券を持っていましたが、20分前ぐらいに到着して時間を持てあましたので、周辺の建物を観光することにしました。

カサ・バトリョの隣に立つ建物はカサ・アマトリェーと呼ばれるカダファルク(当然私は知りませんが)の設計した建物です(と、ガイドブックに載っていました)。ガウディの曲線的な建物とは対照的にカクカクの外観でした。こちらの建物内の観覧も有料のようですが、これ以上の出費は痛いので、外から眺めてスルーします。

その隣がスペイン発の有名ブランド「ロエベ」が店舗を出している建物で、カサ・リェオ・モレラと呼ばれるモンタネールの設計(サン・パウ病院と一緒)です。屋上の上に見える塔みたいなでっぱりが特徴的で、こちらも外観だけ拝見します。

さらに1分ほど、グラシア通りから横の通りに入っていくと、同じくモンタネール作の「アントニ・タピエス美術館」がありました。

ひととおり時間を潰して、予約時間が来たのでカサ・バトリョに入場します。少し値の張る、並ぶ必要のない「ファストパス」チケットを購入したのですが、そもそも誰も並んでいませんでした。閑散期だからでしょうが、普通に現地で買ったほうが安くてすぐに入れたと思います。

建物の中は、カサ・ミラよりも徹底的に曲線が多用されています。廊下はやや狭く、階段の人の行き違いも大変です。

カサ・ミラはベージュに近い色が多用され、ほぼ均質な色合いでしたが、カサ・バトリョは青系統の色が濃淡をつけて使用されています。海のイメージだそうです。日本語のオーディオガイドがあり、そちらを耳にしながら観光しますが、サグラダ・ファミリアと同様に説明が長めです。さっさとスキップして進んでいきました。

カサ・バトリョもクリスマスモードでした。

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ゴシック地区を巡る

ーゴシック地区手前のバルセロナショップー

カサ・バトリョから海側に向かって5分程度歩くと、カタルーニャ広場にでます。

バルセロナ観光の中心地で人通りが多く、観光バスがひっきりなしにやってきます。カタルーニャ広場でi(観光情報提供所)を見つけたので、バスのルートマップをいただきました。バルセロナは観光の街なので、概ね英語は通じます。建物の受付もなにもかも英語でOKですね。

カタルーニャ広場からライエナタ通りを、さらに海に向かって歩いていきます。この地域はゴシック地区と言われています。ゴシック地区は1300年代のバルセロナを中心としたカタルーニャ全盛期に建てられたゴシック調の建築物が多く現存しており、ガウディを中心とした新時代の作品群が並ぶグラシア通りと一線を画しています。そこには、より歴史を感じられる風景がありました。

まずはライエナタ通りの左手にカタルーニャ音楽堂が見えます。ドメネク(ってどんな人か知らないですけど)の作らしいです。一部ガラス張りの現代的な外観になっていました。コンサートを聴かないと内部に入れないらしいので、やはり外から眺めるだけでスルーです。

ライエナタ通りを挟んで、逆の右手の方にはカテドラルがあります。カテドラルとは、大聖堂という意味だそうです。カテドラルはその雄大な大きさのため、サグラダ・ファミリアと同じくらい遠くからその雄姿を見ることができます。

大聖堂の前の広場には、クリスマスマーケットの青空市が多数広がっていました。ヘルシンキのクリスマスマーケットでも何が書かれているかわかりませんでしたが、こちらではカタルーニャ語で書かれているため、やはり何が何だかわかりません。

カテドラル大聖堂に入っていきます。やや薄暗い礼拝堂ですが、それが厳かさを醸し出しており、内部はとても広いです。午後からは観覧有料だそうですが、午前中の無料観覧時間中にすべり込みで入場できました。

次は王の広場。そこには特になにもおかれていないことと、ここまでの建築群のインパクトが強すぎて、「うーん」とうなってしまうほど印象に乏しい場所でしたが、カタルーニャ栄光の歴史がそこにはあるそうです。

次は、ランブラス通りを抜けて、海が見える場所に向かいます。

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