【世界弾丸旅行2022】タイ・バンコク編(2)バンコク・チャオプラヤー川周辺を観光 バンコク観光はラビットカードがとても便利

はじめに

今回はタイ・バンコク弾丸旅行の記録 第2弾です。ここまで、羽田空港第3ターミナルからタイ・バンコクのスワンナプーム空港へ、JL33便ボーイング787-8のビジネスクラスJAL SHELL FLAT NEOで十分睡眠をとって移動しました。

今回はバンコク市街の観光に向かいます。

日本のバンコク・ガイドブックはコロナ禍の影響で、2019年発行が最新です。2020年以降に変更された点がいくつかあり、気づいた点を、本記事内で注釈を入れています。

スポンサーリンク


エアポート・レイル・リンクでバンコク市街へ

バンコク・スワンナプーム空港の到着フロアは2階です。

まずは、スマホの機内モード解除。楽天モバイルのデータ通信はスムーズに使えました。サンフランシスコでは全く使えませんでしたが、シンガポールやバンコクでは通信良好です。

コロナ禍による入国制限もほとんど撤廃され、入国カードすらなくなって訪問しやすくなったタイですが、マスクの着用は徹底されていました。2022年秋の時点では、屋外でのマスク着用義務は撤廃されていますが、タイで見かけた方は、みなさんマスクを着使用していました。

サンフランシスコのマスク着用は1割程度、シンガポールでも着用率6割ぐらいだったので、国民性に差がありますね。

バンコク市街へ向かうには、バスやタクシーの他に、エアポートリンクという鉄道があります。今回はエアポート・レイル・リンクで街中に向かう予定で、地下1階の駅に向かいます。

私のバンコク訪問は2回目で、前回の訪問時はエアポート・レイル・リンクはありませんでした。2010年に開業した新しい交通機関です。2021年に民営化し、Aera 1 City Lineが正式名称だそうです。

フライトの到着が5時前で、スムーズに出国できたこともあり、駅に到着した段階で始発開始前でした。駅の入り口はクローズされていて、周辺のベンチに皆さん待っていました。

始発10分前くらいに駅がオープンし、構内に入れるようになりました。チケットはコインを自動販売機で購入するひつようがありますが、硬貨か100バーツ以下のお札しか利用できません。

500バーツが利用可能と書いている自動販売機も見かけましたが、やはり500バーツは認証しません。駅員さんによると、やはり100バーツ以下しかダメみたいです。

私は500バーツしか持ち合わせがなかったので、やむなく有人受付で購入。終着駅のパヤータイまでと言って購入し、おつりは460バーツ。事前情報だと45バーツだったはずなけどなあ・・・となんとなく違和感を感じながらホームに向かいます。

改札ではコインをセンサーに近づけると自動改札が通れます。

始発の時間帯(5:30頃)なので、人が少なくガラガラです。

車内もガラガラ。バンコクの鉄道はかなり混雑するので、珍しい光景です。列車は各駅停車で、全部で8駅。終着駅のパヤータイ駅まで30分くらいで到着です。

パヤータイ駅の改札から出ようとすると、コインの入り口がクローズして投入できません(改札口から出るときはコインを投入するのがバンコク流)。有人出口でチェックしてもらうと、やはり5バーツ足らないそうです。やっぱりねえ。

バンコクの地名は(私だけかもしれませんが)発音が難しいです。なかなか通じません。

パヤータイ駅でエアポート・レイル・リンクからBTSスクムウィット線(ライトグリーンラインというそうです)に乗り換えです。

エアポート・レイル・リンクの駅改札を出てまっすぐ西に進むと、BTSの駅が見えてきます。

スポンサーリンク


ラビットカードをつくってBTSで移動

BTSはヒップホップグループの名称ではなく、Bangkok Mass Transit System Public Companyの略称で、バンコク近郊線を運行しています。

電車に乗るたびにチケット購入が面倒なので、ラビットカードを購入してみました。日本でいうところの交通系ICカードです。ラビットカードはBTSだけでなく、街の自動販売機やフードコートなどでも利用できるのでとても便利。

BTSの有人受付で身分証明書を提示すると作成できます(日本人の場合はパスポートです)。100バーツ手数料で、初回は100バーツチャージですから、最低200バーツ必要です。面倒なので500バーツ支払って目一杯チャージしておきました。

駅のホームがわからなかったので「プルンチットに行きたいんだけど」と駅員さんに尋ねると、こんどは通じました(笑)。さっそくラビットカードをタッチして改札を通過します。

ホームにやってきました。列車はすぐにやってきます。5~10分毎で運行しているようです。この時間はまだ混雑していませんでした。

4駅乗ってプルンチット駅に到着です。

今回の宿泊は、プルンチット駅から徒歩5分のアテネホテルです(The Athenee Hotel, a Luxury Collection Hotel, Bangkok)。朝早くの訪問で、当然お部屋はできていないので、荷物を預かってもらってから観光に出かけます。

ホテルから南に歩くと、街の中心に向かう地下鉄駅があるはず。思ったより遠くて、1.2kmくらいあったと思います。バンコクは秋でも28-32度前後あるので、汗だくになってしまいました。

ホテル前の通りは大使館が集まっています。ベトナム、アメリカそして日本の大使館前を通っていきます。

20分近く歩いて地下鉄駅「ルムビニー駅」に到着です。

スポンサーリンク


MRTでバンコク中心街へ ワット・ポーを訪問

MRTブルーラインはバンコク唯一の地下鉄路線です。BTSとは運営が違うため、ラビットカードが利用できません。全部OKの1dayパスが欲しいところですね。

駅のチケット売り場前に金属探知機がありました。でもみんな金属つけてますよね。なんのための探知機かよくわかりません。

MTRの自動券売機は、エアポート・レイル・リンクと同様に、100バーツ以下の紙幣しか認識しません。500バーツ利用可能と書いていてもだめです。有人売り場に行きましょう。

チケット売り場でSam Yot駅に行きたいといったら、通じませんでした。「サム・ヨット」と言ったのが悪かったみたいで、駅の構内放送では「サァームヨート」と言ってましたね。タイ語は難しいです。

結局、地図で示してチケット購入しました。MRTのチケットもエアポート・レイル・リンクと同様にコインです。改札でセンサーに触れて構内に入ります。

地下鉄ホームにはホームドアが設置されています。安全です。

観光地に近いのは、サーム・ヨート駅かサナーム・チャイ駅です。

5駅乗車して、サーム・ヨート駅に到着です。

2019年にできた駅舎らしいですが、あまり地下鉄駅の駅舎に見えないですね。

週末の朝早くなので、車の渋滞はありません。駅を出てから西に歩いて行きます。

有名な観光地のワット・ポーが見えてきました。まだオープンしていないので、もう少し先まで歩いてみます。

ワット・ポーの向こう側にはチャオプラヤー川があり、川の両側は船で往来します(有料)。渡し場の前は、ちょっとした駅前商店街みたいになっていました。

渡し場「ター・ティアン」の入り口ですが、入り口に土嚢が詰まれていました。バンコクの渡し場ってこうなってるんだ・・・と、このときはのんきに考えていました。

ちなみに、川の向こう側には、ワット・アルンという大仏塔があります。今回は訪問していませんが、有名な観光地です(以前訪問したしね)。

ワット・ポーがオープンしたので(8時からと書いてましたが、7時50分くらいには入れました)、中におじゃましました。観光訪問は200バーツ必要です。以前訪問したことがあるのですが、まったく記憶に残っていません(笑)。

ワット・ポーはこちらの礼拝堂の中が有名。さっそく入ってみましょう。

とにかく大きいお釈迦様が寝てらっしゃいます。全長46m、高さ15mだそうです。広角レンズでも入りきりません。

敷地内は広いです。礼拝堂がメインスポットですが、全部回るとそれなりに時間がかかります。

礼拝堂の前に自動販売機らしきものがあったので近づいてみました。ミネラルウォーターのペットボトルが並んでますが、お金を入れる場所がありません。

入場チケットのバーコードでボトル1本もらえるようになってるんですね。全然知らなかったのでびっくりしました。バンコクの暑さでやられたからだに、冷えた水はしみます。

ワット・ポー境内を散策して後にし、南に歩いて行きます。

チャオプラヤー川の岸辺には建物が並んでいて、川の景色を撮影できる場所は少ないです。川の向こう側は、先ほどのワット・アルンです。

さらに南下し、橋を渡った場所にある渡し場「ラーチニー」です。こちらにも土嚢が積まれていますし、階段の手前の道路は一部水没していました。

わかりにくいかもしれませんが、周囲の土地より川の水位が上回っています。チャオプラヤー川って水位が高いんだなあ、とその時は勝手に納得していました。

日本に帰国してから知ったのですが、2022年10月に入ってからチャオプラヤー川が氾濫し、洪水を起こしていたらしいです。私が訪問した時はずいぶんましになっていたようですが、洪水の余波が残っていたみたいですね。

ラーチニーの渡し場の前に、MRTのサナーム・チャイ駅があります。豪華な内装の駅ですね。UAE・ドバイのメトロ駅を彷彿させます。王宮の最寄り駅だからだそうです。こちらも2019年に運用開始されたばかりだとか。

スポンサーリンク


バンコク屈指のターミナル駅 フアランポーン駅

MRTブルーラインに乗り込み、やってきた東方向に戻ります。

途中のフアランポーン駅で下車しました。MRT駅の北側に国鉄の駅があります。

フアランポーン駅はいろいろな日本語表記で呼ばれていて、ホアランポーン駅、フワランポーン駅、クルンテープ駅、バンコク中央駅などの呼び名があります。正式にはクルンテープ駅だそうです。

タイ国鉄開業当初より、国鉄のターミナル駅として運用されていました。2021年12月に北10kmくらいのバンス―駅横にバンス―中央駅が建設・開業し、今後はそちらにターミナル機能が移っていく予定だそうです。諸事情により2022年秋現在もターミナル機能の一部が残されています。

歴史あるターミナル駅の構内です。さすがに味がありますね。

櫛形のホームが並んでいます。ホームが幅広でヨーロッパのターミナル駅を彷彿させます。長距離列車も発着します。

長期的にはターミナル機能が移設され、博物館になる予定だそうです。コロナ禍でなかなか来ることができませんでしたが、なんとか廃駅になる前に訪問することができました。

ふたたびMRT駅に戻ってさらに東へ、スクンビット駅(スクムウィット駅)で乗り換えです。

スクンビット駅はBTSのアソーク駅と直結しています。またラビットカードが活躍します。

2駅乗ってプルンチット駅に到着しました。往路はホテルからMRT駅まで歩きましたが、距離があって大変でしたからね。ちょっと大回りですが電車を乗り継いで、ホテル最寄り駅に戻ってきました。

次回はホテルの宿泊記になります。

スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする