目次
はじめに
今回はマレーシア・クアラルンプール弾丸旅行の記録 第2弾です。ここまで、羽田空港第3ターミナルからマレーシアのクアラルンプール空港へ、MH37便エアバスA350-900のビジネスクラスのサービスを堪能し、クアラルンプール空港に降り立ちました。
今回はクアラルンプール市街の観光に向かいます。
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KLIAトランジットでクアラルンプール市街へ
マレーシア・クアラルンプール空港の入国審査を終えて、到着フロアに出ました。到着フロアは4階です。
まずは、スマホの機内モード解除(マレーシア航空はタキシング中もモバイル通信機器の仕様は禁止です!)。楽天モバイルのデータ通信はやや遅いですが問題なく使えました。アメリカ・サンフランシスコやロサンゼルスでは全く使えませんでしたが、シンガポールやタイなど東南アジアでは通信良好です。
空港内は日本語表記も多いですし、マレー語はアルファベット表記なので、案内板で迷うケースは少ないですね。
コロナ禍による入国制限もほとんど撤廃されていて、屋外でもマスクの着用義務は撤廃されていますが、クアラルンプール市街地で見かけた方は、7割くらいはマスクを着用されていました。タイ・バンコクより少ない印象です。
クアラルンプール空港と市街地は50kmくらい距離があります。街の中心へ向かうには、バスやタクシーの他に、KLIAエクスプレス/KLIAトランジットという鉄道があります。今回はKLIAエクスプレス/KLIAトランジットで街中に向かう予定で、空港地下の駅に向かいます。
KLIAエクスプレス/KLIAトランジットは2022年に開通し、空港とクアラルンプール市街地にあるKLセントラル駅を結んでいます。エクスプレスはノンストップで30分くらい、トランジットは途中駅3駅に停車するので35分くらいかかります。どちらも料金は一緒ですが、あまり所要時間は変わらないので、先に来た列車に乗るのが正解でしょう。
列車はいずれも30分毎に出発します。朝5時から24時まで運行しています。公式ホームページに時刻表が公開されています。
チケット売り場は一カ所しかないので、人が集中する時間帯はチケット購入に時間がかかりそうです。あらかじめWeb購入しておくのがおすすめです(私は現地購入しましたが)。片道55リンギットです。QRコードが記入された紙を渡されるので、自動改札で読み込んで入ります。
プラットホームはAとBの二つです。AがKLIAエクスプレス、BがKLIAトランジットです。空港駅での改札やフォームは一体になっています。
車内は自由席です。席は3割くらいまでしか埋まらないので、席の確保に困ることは無さそう。車両は清潔感があります。
往路はKLIAトランジットに乗車しました。空港周辺は熱帯の木々に囲まれた土地が広がっています。
徐々にクアラルンプ―ルに近づいてきて、線路の周辺も建物が多くなってきました。
クアラルンプールの始発駅、KLセントラル駅に到着です。KLセントラル駅では、KLIAエクスプレスとKLIAトランジットの改札もホームも別になっています。
ホームから上に昇り、KLセントラル駅のコンコースに出ます。
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クアラルンプール観光は公共交通機関が便利
クアラルンプール市街地の観光は、鉄道網が発達しているので楽ちんです。その中で一番中心になるのはLRTですね。KLラピッドが、LRT、MRT、KLモノレール、バスを運営していて、共通のチケット運用になっています。
頻回に乗車予定ならMy Rapid KLカードを作成したほうがお得。SUICAのようなチャージカードで、毎回チケットを購入するより乗車料金が割引になるのでお得です。カード発行に5リンギットかかりますが、返却時に戻ってきます。
Touch ‘n Goというチャージカードもあり、こちらはKLIAエクスプレスやKTMコミューターでも利用可能な万能カードです。発行手数料は10リンギットとちょっと高いです。
KLセントラルコンコースの左右にさまざまな交通手段の改札口が並んでいます。KLIAトランジット、KLIAエクスプレス、LRT、KLモノレール、KTMコミューター/インターナショナル(マレーシア鉄道公社)です。KLIAエクスプレスは少し奥まった場所に改札があり、KLモノレールは少し離れた場所にあるので歩く必要があります。
もう一つ有効利用したい乗り物は、GO-KLという無料バスです。通常の路線バスは経路も時刻表もややこしいので観光客には使いづらいですが、GO-KLは路線も決まっていて待ち時間も少なめなので、旅の玄人には(?)おすすめになります。
で、私がまず乗った乗り物は、
マレーシア鉄道公社のKTMコミューターです。クアラルンプール駅を目指します。KLセントラル駅には2路線が乗り入れていて、バトゥ洞窟に行く路線(セレンバン線)もあります。今回は隣駅なので1駅だけ乗車です。
KTMコミューターには片道1回券というのが無いようで、KTMコミューターLINKカードの購入が必要でした。カード発行に5リンギットと乗車料金のチャージが必要です。
ホームの行き先案内が改修中で表記がありませんでした。QRコードを読み込むとわかるらしいですが、モバイル通信環境が無いと利用できませんね。
電車に表記されている行き先案内を確認して、KTMコミューターの列車に乗車します。
日本の通勤電車みたいな車両ですね。
4分くらいの乗車で隣駅であるクアラルンプール駅に到着です。改札の反応が悪く、何度もタッチしてなんとか駅構内から出れました。
クアラルンプール駅はKTMコミューターの駅で、乗降客もほとんどいません。2023年現在、KLセントラル駅がクアラルンプールの中心駅になっていますが、2001年まではクアラルンプール駅が中心駅だったそうです。
1世紀以上の歴史のある駅ですが、内部は閑散としています。歴史ある建築物として鑑賞の価値があります。
クアラルンプール駅(左)の正面に立っているのがマレーシア鉄道公社の社屋ビルです。こちらも1世紀以上の歴史があるそうです。社屋ビルのほうが威厳を感じます。
LRT パサール・セニ(PASAR・SENI)駅 外観
クアラルンプール駅周辺の歩道は、あちこち途切れたりしていて地図を見ても目的地にたどり着けません。まるで迷路です。
クアラルンプール駅の目の前にあるパサール・セニ(PASAR・SENI)駅に向かうには、歩道橋を使えば徒歩3分くらいですが、地上の道を行ったり来たりして向かうと15分くらいかかりました。
クアラルンプール市街は冬なのに25度という気温で、歩き回ると汗がにじみ出てきます。うーん、暑い。
LRT路線に乗車するために、PASAR・SENI駅にやってきました。チケットとなるコインは自動販売機で購入する必要がありますが、1リンギット紙幣しか受付しません(5リンギットも硬貨もダメでした)。後から考えると、My Rapid KLカードかTouch ‘n Goカードを利用するほうが圧倒的にお得だし楽ですね。
こんなコインのようなものが、チケット代わりになります。タイの市内交通と同じように、改札でコインをセンサーに近づけると自動改札を入場できます。出場時はコインを投入するとOKです。
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KLCCやMasjid Jamek(マスジット・ジャメ)周辺を散策
LRTのクラナ・ジャヤ線に乗ります。
KLCC駅に到着しました。
KLCC駅から地下通路でスリアKLCC(Suria KLCC)につながっています。
スリアKLCCは巨大ショッピングモールです。
隣の建物がペトロナス・ツイン・タワーです。クアラルンプール観光では外すことのできない有名な観光スポットです。タワーの展望デッキに昇るのはツアーでないとだめで、事前に予約が必要です。残念ながら私の訪問時は早い時期から予約が埋まっていたので、訪問することはできませんでした。
目の前にKLCCパークなど、観光スポットが集まっています。KLCCパークはガイドブックなどにも大きく出てくるスポットなのですが、目の前に広い道が横たわっていて、どうやって行けばいいのか迷いに迷って断念しました。地下通路とか探したんですけどね。クアラルンプールの街中は、地上を徒歩で行けないところが多くてややこしいです。
KLCC駅に戻りました。ふたたびLRTでやってきた方面に戻ります。Masjid Jamek(マスジット・ジャメ)駅に向かいます。
Masjid Jamek(マスジット・ジャメ)駅の周辺はオールドタウンと呼ばれ、歴史的建造物が並んでいます。乗ってきた路線の駅は地下駅だったので、地上に出てどちらに行けばいいのか右往左往。
とりあえず、クアラルンプールの中央を流れる川が見える方向に行ってみました。
河川に囲まれた三角地帯に、駅名となったマスジット・ジャメというモスクがあります。1世紀以上の歴史ある建物です。木々が邪魔で全体像が分かりにくいですね。入場はできないようです。
川の対岸に建っている王宮のような建物は、マレーシアの最高裁判所として利用されているスルタン・アブドゥル・サマド・ビルという建物です。こちらも入場できないようで、鑑賞だけです。
そのまま川を渡って川の西側へ行き、南下します。
さらに歩くと、クアラルンプールで有名なフォトスポットのあるクアラルンプール・シティ・ギャラリーがあります。こちらの建物も一世紀の歴史があるそうです。黒づくめの団体さんが、モニュメント前をずっと占拠していたので、自撮りできず。うーん。
川を再び渡り東側へ。この辺りは中華系の店舗が並ぶチャイナタウンです。
中華街を突っ切って南下すると、再びLRTのPASAR・SENI駅にやってきました。
冬なのですが、25度を超える暑さで汗だく。今回も弾丸旅行なので、そろそろ空港に戻ろうかと思います。LRTでセントラルKL駅に向かいます。
セントラルKL駅に戻ってきました。
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KLIAエクスプレスでクアラルンプール空港へ
KLセントラル駅でLRTのクラナ・ジャヤ線から乗り換えます。
KLIAエクスプレスに乗ろうと思います。乗車券を購入してホームへ。
往路のKLIAトランジットとは改札が違います。エクスプレス専用のホームです。
車内は飲食禁止なのですが、なぜかドリンクホルダーが付いていたりします。車内はやはりガラガラでした。
30分程度の乗車でクアラルンプール空港に戻ってきました。
クアラルンプールは交通網が発達していますし、治安もよく、物価も安くていい街ですね。日本から移住する方も多いそうですが納得です。
次回、早くも日本へ戻る予定です。
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