はじめに
日本は島国なので離島が多く、それは北海道や鹿児島・沖縄に限りません。今回は長崎県の離島路線を多数運行するオリエンタルエアブリッジ(ORC)運航便で五島福江空港を目指します。
ORCの機材はANAウイングス(ANAの子会社)からレンタルしたボンバルディアDHC8-Q400が半数を占めています(というか自前の機体は3機しかない)。今回搭乗するのは日本エアコミューターなどの離島便で頻用されているATR42-600です。
オリエンタルエアブリッジはATR42-600を2機所有していますが、機体番号JA10RCは2022年下半期に運航を始めた、古い方の機体になります。
長崎空港から福江空港(五島つばき空港/五島福江空港)まで向かいます。2024年夏の、長崎発福江行OC73便の搭乗記録です。
長崎空港から出発 ATR42-600 JA10RC
出発は長崎空港です。五島列島の福江空港を目指します。
佐賀県嬉野温泉にあるフェアフィールド・バイ・マリオット佐賀嬉野温泉に前泊。
西九州(長崎)新幹線で1駅、新大村駅で下車。
西肥バスで長崎空港へ。
空港のカードラウンジ「ビジネスラウンジアザレア」で休憩。
保安検査場を通過し、搭乗を待ちます。オリエンタルエアブリッジは沖止め徒歩搭乗なので、長崎空港での利用ゲートはいつも1番ゲートになります。
今回お世話になるのは、こちらのATR42-600 JA10RCです。2024年に入ってから対馬、壱岐、福江と、長崎の離島を巡っているので、オリエンタルエアブリッジに頻回に搭乗しています。
白と水色を基調として塗装されていて、さわやかな印象を受けます。ORCの公式HPによると「五島灘を大きく羽根を広げ悠々と飛ぶ海鳥の姿をイメージ」しているそうです。
ATR42-600はプロペラ機(ターボプロップ機)です。滑走路が短い離島空港の発着に活躍します(福江空港はジェット機でも対応できますが)。機体後部の搭乗口から乗り込みます。
福江空港はボーディングブリッジがありますが、ATR42-600には接続できないようです。
1列2+2席です。
右最前方のシートだけ対面ボックスシートになっています。
シートはグレーです。資材は合皮でしょうか。
前席の後ろにはテーブルがあり、その上には小物入れがあります。
機内は3割くらい空席がありました。福江空港に向かって出発です。
五島福江空港へ OC73便
長崎空港の滑走路に出ました。機首を北西方向に向けます。
長崎空港ターミナルビルを右手に見ながら、北西方向に離陸です。
長崎空港から五島福江空港まで30分の設定です(67マイル)。長崎港から福江港へフェリーがあり、約1時間30分で着きます。長崎市街からだとフェリーの方が便利です。
高度を上げて、九州とお別れです。
西海市松島の火力発電所を見下ろします。ここを過ぎると、しばらく海の上です。
シートベルトサインが消えて、機内サービスです。飲み物は出ませんが、キャンディをいただきました。ORCのロゴ入りです。
右手に島が見えてきました。中通島、若松島、奈留島あたりでしょうか。
シートベルトサインが点灯し、高度を下げていきます。福江島の東岸に至りました。
福江の街の中心地の上空を南西方向に降下します。
福江空港の滑走路に降り立ちました。
機体は福江空港のターミナルに向かいます。奥に見えるのは鬼岳(おんだけ)です。
福江空港に到着です。福江空港にはボーディングブリッジがありますが、ATR42-600は接舷できないようです。ターミナルビルへ徒歩で向かいます。
WELCOME TO GOTOと書かれています。ネイティブの方だと「なんのこっちゃ」でしょうね。もちろん、GOTOは五島列島のゴトーのローマ字表記です。
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まとめ
2024年に搭乗したORC便・長崎ー福江の搭乗記録でした。長崎ー福江路線は1日3便も運航していて、まずまずの搭乗率のようです。
次回の長崎アイランドホッピング記事は、五島列島・福江島観光の紹介になります。