はじめに
2024年春に長崎県壱岐にある壱岐空港を訪れました。
壱岐空港は壱岐にある地方管理空港で、国内線専用空港です。滑走路が1,200mしかないため、ジェット機の発着ができません。プロペラ機(ターボプロップ機)も一部は使用困難です。
壱岐は九州と対馬の間に位置しています。壱岐は県庁所在地である長崎より福岡の方が近いため、フェリーは福岡県のみと接続しています。対馬と福岡をつなぐフェリーの一部が壱岐を経由します。
2024年現在、壱岐空港には長崎便(ORC)2便のみが運航されています(ORC:オリエンタルエアブリッジ)。
ORC便は全てANAが共同運航便となっています。また、壱岐を発着するORC便は全てJALが共同運航便になっています。
JALとANAの両方が共同運航便に名を並べるのは奇妙な光景です。離島便維持を目的とする地域航空サービスアライアンス協議会(他に、JAL、ANA、天草エアライン、日本エアコミューター)の方針によるもので、2019年以降、路線維持のため相互に運航協力がなされています。
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壱岐空港に着陸
長崎空港からのフライトで着陸しました。60マイルのフライトです。
到着機はORCのDHC8-Q200です。オリエンタルエアブリッジのQ200は、日本で定期運用されている唯一の機材です。
壱岐空港のターミナルビルはボーディングブリッジがなく、機体は沖止めでした。
到着機から降りて、徒歩でターミナルビルに入ります。
手荷物受取の専用ルームはありません。到着口前の一般エリアに預け入れ荷物が置かれるので、そこで回収します。
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空港を散策
空港前
ターミナル真正面にT字路交差点があり、左右に駐車場があります。ターミナル正面はターミナルビルに平行になる道があって車寄せになっているのが普通で、正面真っすぐに道があるのは珍しいです。
ターミナル前にバス停があります。路線バスが発着しています。
屋上 展望デッキ
ターミナルビルの正面から階段を昇ると展望デッキです。
展望デッキには椅子も日よけの屋根もありません。シンプルな構造です。
ターミナル前の方向も眺めることができます。
滑走路側です。滑走路の向こう側には海が見えています。滑走路は海岸線に沿って配置されています。滑走路との間に邪魔になるものはありませんが、そもそも発着便が少ないので、なかなか動く機体を撮影するのは難しそうです。長崎から乗ってきた機体が駐機場に待機しています。
1階 到着フロア&チェックインカウンター
ターミナルビルは1階建ての平屋です。建物に入ると、正面がORCチェックインカウンター、右手側が保安検査場、左手側が到着口です。
到着口までに屋台のようなフードショップがありますが、お土産屋やレストランはありません。
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空港から出発
搭乗待合室です。
トイレと自動販売機はあります。
出発
出発の時間が来ました。ORCのDHC8-Q200で出発です。機体まで徒歩で向かいます。
オリエンタルブリッジのOC44便長崎行きになります。
滑走路に出ました。
離陸し、高度を上げます。眼下に壱岐の海岸線が見えます。
ほぼ定刻に長崎空港に到着しました。
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まとめ
2024年春に訪問した長崎県壱岐にある壱岐空港の模様をアップさせていただきました。
便数の少ない空港で、ターミナルビルも平屋でシンプルです。離島空港らしい建物です。空港内に店舗もありませんが、展望デッキが用意されているのはいいですね。
次の記事で、五島列島の福江空港に向かいます。