【弾丸国内旅行】2024年冬 隠岐の旅(後編) 隠岐島後をレンタカーで観光 

前回に引き続き2024年冬の隠岐弾丸旅行の模様を紹介させていただきます。

隠岐空港のある隠岐島後は、日本で14番目の大きさの島だそうです。石垣島や小豆島より大きいので、(私の主観ですが)意外に広く感じられます。

隠岐空港は隠岐諸島唯一の空港で、西郷港と並んで隠岐諸島の玄関口になっています。

隠岐空港の出発便まで4時間(実質3時間)あるので、可能な範囲で観光してきました。

前回の記事はこちら↓

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隠岐島後観光はレンタカー一択

隠岐空港は、島の南東部にあります。

隠岐に鉄道は無いので、メインの公共交通機関はバスになります。本数がかなり少ないので観光利用は難しいです。ツアーあるいはレンタカーが現実的な選択肢です。

隠岐のレンタカーはオンライン対応していない会社が多く、微妙に困ります。

私は隠岐ドライブレンタカーさんを利用しました。オンラインではありませんが、スマホのメッセージ機能で予約します。空港前駐車場にレンタカーを配置してくれます。帰りは駐車場に駐車しておけばOKです(隠岐は孤島なので盗難の恐れは無いんでしょうね)。

隠岐島後を観光

レンタカーで隠岐観光に出発します。隠岐は隠岐ジオパークの名でユネスコの世界ジオパークネットワークに認定されています。海岸の自然地形が対象です。それ以外にも歴史を感じる史跡がいくつかあります。

隠岐国分寺と隠岐モーモードーム

まずは空港から北上して隠岐国分寺跡を目指します。

隠岐国分寺は後醍醐天皇が配流された際に居住したといわれています。

国分寺の御堂です。残念ながら、中を見ることはできませんでした。

国分寺の隣に、隠岐モーモードームがあります。闘牛を鑑賞することができるようですが、わたしの訪問時は何もイベントが開催されていませんでした。

かぶら杉

県道316号線を北上すると、道沿いにかぶら杉があります。普通に森林の中に同化しているのでわかりにくいです。きちんとした駐車場がないのもちょっと残念です。

木の根元が6つ股にわかれています。

見上げるとこんな感じ。たしかに特殊な生え方です。

足元に目玉のおやじのようなミニチュアが置かれていました。隠岐は水木しげるのルーツと書かれています。真実は知りません。

白島崎展望台

さらに北に進んで北岸に達すると、白島崎展望台があります。白島海岸を一望できます。

小雨が降っていて、足元が悪くて、冷たい突風が吹きこんでくる悪条件の訪問になりました。とにかく寒かったです。

天気が良ければもう少し見栄えするのでしょうね。遊覧船も運行しているそうです。

伊勢命神社

白島崎展望台から西へ車を走らせると、伊勢命神社があります。

境内には誰もいらっしゃらず、無人の神社でした。

伊勢命という独自の神様が祀られているそうです。

ローソク島展望台

ローソク島は隠岐ジオパークの中でも随一の観光スポットです。ただ、私の訪問した時期(冬季)は訪問者がほとんどいないみたいですね。道路には落ち葉が積もっていて、車が何度かスリップしました。なまじ舗装しているだけに、未舗装道路より危険です。

展望台が何カ所か設置されています。駐車場から遠い展望台もありますが、季節柄悪条件も重なっていたので、駐車場そばから鑑賞しました。もちろん誰もいません。

ローソク島です。太陽が岩の先端にうまく当たれば、ローソクのように見えるようです。天気が悪かったので、ローソクを期待できる状況ではありませんでした。見下ろしでは上手に見えないようです。

遊覧船があるようなので、こちらの方がよさそうです(悪路を走らなくてもいいし)。

油井の前の洲

島後の西側の海岸に沿って南下していくと、油井の前の洲と呼ばれる海岸があります。天気が良ければ遠浅の海に夕陽が映えて、ウユニ塩湖のように見えるそうです。天気が悪くて波が高いので、普通の海岸みたいに見えてしまいます。

屋那の松原・舟小屋群

さらに南下して、島後の南西に位置する都万地区に屋那の松原と舟小屋群があります。

海岸に船小屋が並んでいて、その向こう側に松林(屋那の松原)があります。

木造の船小屋群はまだ現役で使われているようです。

近づいてみると、かなり年季を感じますね。

近くに闘牛?のモニュメントが置かれていました。隠岐牛突きは承久の乱で後鳥羽上皇が配流されたころから実施されるようになったそうです(後鳥羽上皇の配流先は中ノ島ですが)。

玉若酢命神社

空港近くまで戻ってきました。玉若酢命神社を訪問します。

歴史感じる茅葺屋根の門をくぐります。

こちらに祀られている玉若酢命も隠岐独自の神様らしいです。

門と本堂の間に、大きな杉の木が立っています。八百杉と呼ぶそうで、樹齢千年以上とか。

西郷港周辺

西郷港は島後の海の玄関口です。周辺は街になっています。空港との間に路線バスも運行しています。

レストランや土産物屋もいくつかあります。お土産を探そうかと思ったんですが、無料駐車場がなさそうだったので、それなら空港でもいいかなと諦めました。

西郷岬

空港周辺まで戻ってきました。西郷岬は空港の南にあります。

海の向こうは本州です。天気が悪くて全く見えませんね。岬には展望所や灯台があります。

隠岐空港から伊丹空港へ

隠岐空港に戻ってきました。空港前の駐車場にレンタカーを駐車しておくと回収してくれます。

風が強かったので搭乗機がちゃんと来るのか不安でしたが、予定通りやってきました。

空港の外は雨です。ボーディングステーションから乗客が出てきます。J-AIRのエンブラエルE170です。

搭乗しました。搭乗機が滑走路に出ます。

離陸して今津漁港の上空です。徐々に高度を上げていき、雲の中に突入します。

すっかり雲の上ですね。伊丹までわずか40分のフライトです。

伊丹空港に帰ってきました。こちらは雨が降ってません。

まとめ

2024年冬 隠岐の旅でした。滞在時間4時間、実質観光時間は3時間のみですが、隠岐島後をレンタカーで観光して巡りました。

天候に恵まれませんでしたが、日本海の自然豊かな景色を堪能しました。フライトキャンセルが多い路線なので、ずっと不安がつきまとう旅でしたが、予定通り帰って来れて満足しています。

隠岐島後の西半分を走破しましたが、東半分と二次離島へ足を伸ばす余裕はさすがにありませんでした。仕事に追われない時期が来たら、再度訪問してみたいと思います。

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