【世界一周解説編40】JALのステータス会員 JGCの宿泊特典 HoteLux Elite会員は破格優遇サービス ポイント二重取りも可能

JAL便やJAL関連サービスを頻回に利用すると、JALグローバルクラブ(JGC)に入会できます。JGC用のサービスはJAL便搭乗時に受けるものがほとんどでしたが、ホテル宿泊関連のサービスが徐々に充実してきました。

JGCを獲得するには、フライフステイタスポイント(LSP)を1,500ポイント獲得する必要があります。一度獲得してしまえば、JGC用のクレジットカード会員でありつづけるだけで、ステータスを維持することができます。2024年からJGC獲得のハードルが高くなっています。

LSP獲得手段
国内線フライト1回→5P
国際線区間マイル1,000マイル→5P
JALカード決済2,000マイル獲得→5P
その他、JAL PAYなど他の方法もあり

国内線1回フライト1万円として300回で300万円、JALカード1%獲得として6,000万円かかります。そもそも300回搭乗するのも大変です(組み合わせることができるとしてもねえ)。

今回の記事では、JGC会員の最低ラインである3スター(LSP1,500で取得可能)のホテル宿泊サービスに関して解説します。

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JGC3スター会員のホテル宿泊サービス

JALのJGCには、LSPが最低1,500ポイント必要です。1,500ポイントでJGC3スターを獲得できます。3スターのホテル関連サービスは以下の通りです。

JGC3スター 宿泊サービス(2025年)
・JALダイナミックパッケージ 5,000円offクーポン(月1枚発行)
・東急ホテルズ コンフォートメンバーズ「プラチナ」ステータス(初年度のみ)
・星野リゾート Star グレード対象会員限定宿泊プラン
・会員制高級ホテル予約アプリ「HoteLux」Elite会員にステータスマッチ(永年無料)

4スター以上になるとかなり充実するのですが、3スターのサービスはかなり限定的です。JALホテルやワンハーモニー向けのサービスもありません。2023年まで、ワンハーモニー系の一部ホテルでJGC用のレストラン割引プランやSMARTプランがありましたが、新制度になったため、2025年現在無くなっています。

2025年2月14日から、「HoteLux」Elite会員資格がほぼ無期限で無料取得可能になっています。サービス内容がかなり充実しているので、使い勝手がよさそうです。

1.JALダイナミックパッケージ 5,000円offクーポン

対象 JALダイナミックパッケージ(国内航空券+宿泊)
※現地参加プラン、JAL楽パック、JALじゃらんパック、JALヤフーパックを除く
旅行代金条件:80,000円以上 ※オプション代金除く
利用人数:1名以上 ※幼児は除く
利用回数:1回 ※他の割引クーポンと併用可能

JAL公式サイトで予約可能な国内ダイナミックパッケージが5,000円オフで予約可能です。ホテルステータス会員のサービスが受けられないデメリットがありますが、そもそもホテル会員で無いならちょうどいいかもしれません。

80,000円以上という条件は厳しめですが、近年のフライト、宿泊代金高騰を考慮すると適応プランが多くなります。出張には使えない価格帯ですね。

2.東急ホテルズ コンフォートメンバーズ「プラチナ」ステータス

東急ホテルズ系列に宿泊する際に、ステータス会員サービスが受けられます。

付与されるのはプラチナ会員です。本来は、年間12,000ポイントあるいは累計25,000ポイント必要な、1年間限定のステータスです。

無料会員のスタンダード会員と比較し、下記の特典があります。

東急ホテルズ プラチナ会員特典(スタンダードと比較)
宿泊で7%のポイントが付与(スタンダードは5%)
ウェルカムドリンク券付与
客室グレードアップ券付与

東急ホテルズ系ホテルに公式サイト経由で宿泊する際に利用可能です(東急の名が冠されていても東急ホテルズに非加盟のホテルもあるので注意しましょう)。

ステータスマッチは1回だけで、翌年度から資格を満たさなければスタンダードになります。宿泊するタイミングでステータスマッチするのがよさそうです(ステータスは4月~翌年3月の1年間です)。

3.星野リゾート Star グレード対象会員限定宿泊プラン

星野リゾートの北海道の一部ホテル限定ですが、スターグレードに応じて、限定プランで宿泊できます。

JALの3スター会員サイト経由で予約が必要です。サービス付きあるいは割引プランなどがありますが、どうなんでしょうね。OTAでもっと安いプランがあれば、そちらの方がいいかもしれません。

4.会員制高級ホテル予約アプリ「HoteLux」Elite会員にステータスマッチ

2025年2月14日から提携導入されたサービスです。

シンガポール発の高級ホテル予約プログラムで、日本では2021年に運用が開始されているようです。世界4,000軒以上のホテルが登録された有料会員制度です。年間349USドル(2025年2月現在で約53,000円)でElite会員になれます。

※JGC5スター以上だとElite Plus会員へのステータスマッチが可能ですが、あまりサービスに差がありません。

Elite会員特典
・朝食無料
・最大200USドルのホテルクレジット付与
・客室アップグレード
・アーリーチェックイン
・レイトチェックアウト
・ホテルグループの宿泊実績/ポイント付与
・HoteLuxのポイント付与(10USドルで2ポイント)
・カスタマー優先サービス
・お誕生日無料サービス
・AMAZZING CLUBのMaster会員にステータスマッチ

かなり破格のサービスです。日本で対象ホテルは下記の通り。

HoteLux加盟ホテル(抜粋)
・西村屋本館
・城崎温泉 旅館 西村屋本館
・竹取亭円山
・ザ・ホテル青龍 京都清水
・富士屋ホテル
・ブルガリ ホテル東京
・フォーシーズンズ ホテル大手町
・アマン東京
・アマン京都
・パークハイアット京都
・ハレクラニ沖縄
・コンラッド大阪
・ザ・リッツ・カールトン東京
・東京エディション虎ノ門
・ザ・リッツ・カールトン京都
・翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都
・ザ・リッツ・カールトン大阪
・セントレジスホテル大阪
・W大阪
・ザ・リッツ・カールトン日光

マリオット・ボンヴォイプログラム加盟のホテルが多数(上記だけで8軒)加盟しています。他にも、さくらタワー東京やメムズ東京、JWマリオットホテル奈良なども提携しているようです。

HoteLuxのすごいところは、ホテルプログラムの宿泊実績とポイントが加算されることです。HoteLuxのポイントもいただけるので、いわゆるポイントの二重取りが可能です。

ステータスサービスが受けられるとは書いていませんが(Elite会員特典で代用される可能性もありますが)、HoteLuxは各ホテルグループの優先旅行代理店認定プログラム(マリオットの場合はMarriott STARSとMarriott Luminous)と提携して販売しているようなので、おそらく大丈夫でしょう。

AMAZZING CLUBは台湾のホテルグループCathay Hospitality Managementの会員制度で、HOTEL COZZI、COZZI Blu、MADISON TAIPEI HOTELなどでサービスを受けられます。Master会員だと、通常会員サービスに加えて、ハッピーアワー無料、4時間のレイトチェックアウト、ウェルカムギフト、70%ボーナスポイントなどが受けられます。

HoteLux独自のキャンペーンもあります。例えば、2025年2月現在、シンガポール航空マイル(1泊あたり1,000~5,000マイル)を付与されます。
※2025年2月現在クリスフライヤー会員を対象に、Elite会員よりさらに上のElite Plus会員へステータスマッチが実施されていますが、1年限定です。

ラグジュアリーカード所持者にもElite Plus会員へのステータスマッチが実施されています。

高級ホテルばかりなので、頻回に利用することはないと思いますが(私もこれらのホテルに宿泊するときはポイント宿泊です)、かなりおいしいプログラムです。JGC会員なら(実際に宿泊するかどうかは別にして)登録だけはしておいていいと思います。

まとめ

2024年から始まった新制度は、JGCのハードルが高くなっただけでなく、従来のサービスも縮小されていたので残念に思っていました。HoteLuxのステータスマッチは破格ですね。

会員登録していないホテルでも、サービスがアップするなら宿泊してみたくなります。アマンやブルガリなど、絶対に手の届かない存在だったホテル宿泊も、ちょっと現実味を帯びてきました。1泊20万円以上しますけどね・・・やっぱ無理かも。

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