目次
はじめに
2025年春に宿泊したホテル「ウォルドーフ・アストリア大阪」を紹介させていただきます。
ウォルドーフ・アストリアはヒルトン系最上位ブランドになります。これまではコンラッドが日本におけるヒルトン系最上位ブランドホテルでしたが、2025年4月3日に満を持してウォルドーフ・アストリア大阪がオープンしました。2026年には東京日本橋がオープンする見込みです。
2025年春現在、大阪駅北のうめきた地区(グラングリーン大阪)において再開発の真っ最中です。大阪駅周辺の新規ホテルの開設が相次いでいて、2024年7月31日にTHE OSAKA STATION HOTEL(JPタワー大阪内)、9月6日にキャノピーbyヒルトン大阪梅田、2025年3月21日にホテル阪急グランレスパイア大阪、そしてウォルドーフ・アストリア大阪が4月3日にオープンしました。
ウォルドーフ・アストリア大阪はJR大阪駅北のうめきた2期再開発地区に立地します。グラングリーン大阪と名付けられた地区の南館パークタワー28~38階に入居しています。キャノピーbyヒルトン大阪梅田と同様にオリックスホテルマネジメントがUKホテルマネジメントに委託してヒルトンブランドで運営されています。
私のヒルトンホテル宿泊体験記一覧はこちら。↓
ホテルへのアクセス
今回はウォルドーフ・アストリア大阪に宿泊してきました。JR大阪駅北西のグラングリーン大阪地区に位置します。JR大阪駅から少し距離があります(3~5分程度)。
JR大阪駅からホテルへのアクセス方法は複数あります。うめきた地下出口からのアクセスが一番近くておすすめですが、そもそもうめきた地下出口に行くのが面倒です。うめきた地下ホーム以外のホームからアクセスするなら西口を利用しましょう。中央口(中央北口)からアクセスも可能ですが、あまりおすすめしません。3階連絡橋口は最もややこしいのでやめましょう(ホームから上に昇るエスカレータを使用しないように)。
新幹線で新大阪からくる場合、おおさか東線を利用して大阪駅に向かうとうめきた地下ホームに出るので楽です。「関西特急はるか」はうめきた地下ホーム利用になります。
案内板通りに進むと行き止まり(笑)
注意点があります。2025年春現在、グラングリーン南館(サウスタワー)内は完全オープンに至っていません。ウォルドーフ・アストリアに向かう案内板があるのですが、その案内通りに歩くと行き止まりになっています(なんかねえ)。
ホテルと南館は同じ建物ですが内部でつながっていません。ホテルの入り口(グランドエントランス)へ建物外から入らないとホテルに入れませんが、南館内のエレベータはホテルフロア1階に停まらないし、エスカレータの一部は稼働していないという状況です(なんだかねえ)。
以上を踏まえると、南館内にできるだけ立ち入らない方が迷わずにホテルに向かうことができます。多少雨の心配はありますが、建物外からのアクセスをお勧めします。
JR大阪駅 中央北口からのアクセス
距離もあってお勧めできないルートです。できるだけ西口から出ることをお勧めしますが、人の流れに乗って中央口から出てしまったならこのルートを使わざるを得ません。
中央口改札を出て、1階を北方向(グランフロント)に向かいます。下りエスカレータで地下に降ります(2階に昇ってしまうと、左手のルクアを突っ切る必要がありますが、ルクアの営業時間外は通れません。高架歩道を抜けたあと南館2階の案内板トラップもあるのでやめておきましょう)。
グランフロント大阪の地下に入ります。エスカレータを下りてすぐ左に向かう通路を左折します。
うめきた地下改札方向に向かう通路です。
うめきた出口改札前に出ます。ここからうめきた地下出口と同じルートになるので、そちらを参照してください。
JR大阪駅 うめきた地下ホームからのアクセス
JR梅田貨物線の旅客運用で2023年に設置されたうめきたホームからのアクセスです。関西空港からの列車や、おおさか東線の列車はこちらに発着します。
うめきたホームの真上北側の改札(うめきた地下口改札)から出ます。
左方向にグラングリーン南館方向に向かう新しい通路が新設されています(出口2)。グランフロント(JR大阪駅中央北口)方面から北方は、写真右手から改札前に来ますのでまっすぐ進みましょう。
正面にエスカレータがあるので、地上に出ましょう(黄色矢印)。これが一番わかりやすいルートです。少々の雨でも地上に出ることをお勧めします。
エスカレータを昇ると正面に南館とホテルが見えます。建物の間にはいるように進みます。
右手に大きな自動ドアがあります。
自動ドアを通って、建物内をいったん突っ切ります。
車寄せのような場所がありますが、駐車場の入り口に出ます。右手にホテル専用の入り口があります。うめきた地下口から5分もかかりませんが、中央北口からだと10分近くかかると思います。
JR大阪駅 西口からのアクセス
西口からのアクセスは距離的におすすめですが、グラングリーン南館内を通るルートになるので、ホテルの案内板に惑わされないように注意しましょう。
西口改札を出てすぐ右方向に進みます。
左手に上に昇るエスカレータがあるので、2階に昇ります。
2階に昇ってすぐ左方向へ。
突き当りで建物から出て、そのまま高架歩道をまっすぐ進みます。
道なりに右折するとグラングリーン大阪南館2階に入ります。
まっすぐ進むと細い通路があるのですが、通路が細くなる手前右側にエスカレータがあるので、ここから下に降ります。
エスカレータで降りると屋外ですが、ある程度屋根もあるので雨でも大丈夫です。左手にホテル入り口に向かう通路があります。ここからうめきた地下口ルートと同じです。
自動ドアを通って、建物内をいったん突っ切ります。
車寄せのような場所がありますが、駐車場の入り口に出ます。右手にホテル専用の入り口があります。西口から5分くらいです。
駐車場
車の場合、阪神高速池田線の梅田出口からすぐなので、アクセスは良好です。
写真は2024年
2025年春現在、エリア内を東西に貫く道は、新梅田側がまだ通り抜けできません。北側からの道も閉鎖されています。ヨドバシカメラ梅田のある東側からのアプローチになります。
ホテルはサウスタワーの上階に入居していて、1階にホテル用の車寄せがあります。駐車場入り口はさらに奥になります。駐車場は南館買い物客用と共用です。
駐車料金はセルフパーキングで1日4,000円、バレーパーキング6,000円です。165台しか駐車できないので、サウスタワーの商業施設訪問者もいるため満車のリスクは高そうです。
新梅田周辺の駐車場は、2022年頃まで24時間1,200円程度で駐車できましたが、うめきた2期地区再開発に伴い急激な価格高騰をみせています。2025年春現在、(19時~8時のように)上手に利用すれば440円程度で済みますが、普通に宿泊すると3,000円~5,000円くらいになります。
ホテルまで徒歩3分くらいですが、雨天だと傘が必要になります。また、コインパーキングは安全性の問題もあります。ケースバイケースで駐車場の使い分けを検討しましょう。
チェックインとダイヤモンド会員特典
1階グランドエントランスです。まっすぐ進むと自動ドアの外に車寄せがありますが、自動ドア手前を右に曲がるとエレベータがあります。
ホテル29階のエレベーターホールを降ります。広い空間が目の前に広がっていますが、右方向に進みます。
みちなりに細い通路を進んで行きます。
ようやくとレセプションとロビーがあります。
ホテルフロントにスタッフが多く配置されています。客室数は多く、高級ホテルらしくチェックイン手続きは丁寧ですが、あまり待ち時間が生じないように頑張ってくれています。
全部屋 252室
デラックスルーム
キング/ツイン 48㎡ 27万
プレミアルーム
キング/ツイン 53/48㎡ 28.6万
ペントハウス
アストリアペントハウス キング 139㎡
ウォルドーフペントハウス キング 139㎡
スイートルーム
コーナースイート キング 93㎡ 40万
コーナースイート ツイン 146㎡
プレジデンシャルスイート キング 193㎡
オープン直後や万博の影響もあるでしょうが、かなり宿泊料金が高額で設定されています。当初設定された最も安いデラックスルームが約13万円~(これもかなり高いですが)、でしたが、直前だと25万~30万円という設定です。これがスイートルームになると40万円越えです。
これはもう、私たち日本人は無料特典宿泊以外で宿泊できませんね。私もヒルトン・オーナーズ・ポイントで宿泊させていただきました。10万Ptsで27万円のお部屋に宿泊できたので、1pt=0.5円といわれるヒルトン・オーナーズ・ポイントが1pt=2.7円と超コスパ良好です。
私の当時の私はダイヤモンド会員でした。デラックスルーム キング48㎡で予約していました。
一旦コーナースイートキングにアップグレード後にプレミアルーム キング 53㎡にダウングレード・・・になったでしょうかね。Hiltonアプリによると、そうなっています。アップグレードはありがたいのですが、なんか複雑な気分です。
せめて上階層を、とオンラインチェックインで最上階を指定しておきました(アプリのオンラインチェックインは反故になることもありますが、指定通りになればラッキーということで)。希望通り、最上階(38階)のお部屋になりました。
ちなみに、宿泊料金の差額は約15,000円です。十分ありがたい話のはずですが、ベースの価格設定が27万円ですから、あんまり得してないような気分になってしまいます。うーん。
ゴールド会員特典
無料アップグレード(空室状況による)
朝食無料
80%ボーナスポイント
レイトチェックアウト(空室状況による)
館内レストラン25%ディスカウント(ルームサービスを除く)
無料WiFi
ダイヤモンド会員特典
無料アップグレード(空室状況による)
朝食無料
1,000ptsボーナス
100%ボーナスポイント
レストラン1ドリンクチケット(1泊あたり2名分)
レイトチェックアウト(空室状況による)
館内レストラン25%ディスカウント(ルームサービスを除く)
無料高速WiFi
こちらのホテルにはエグゼクティブラウンジが無いのでレストラン1ドリンクチケットが代替サービスになります。メジャーホテルのレストランなので、席の予約ハードルは高いです。1ドリンクチケットはラウンジ&バー「ピーコックアレイ」で利用するのがおすすめ。やはりテーブル席は無理ですが、カウンター席なら利用可能です。
HPCJの対象ホテルなので、規約上ではHPCJ会員だとレストランやルームサービスで20%割引できるはずです(ステータス会員のディスカウントと併用不可)。
客室の様子(プレミアルーム キング)
ホテルの客室は30階~38階まであります。エレベータはルームキーによるセキュリティが設定されています。安全対策はばっちりです。
客室に入ります。左手前からウォークインクローゼット、ウェットエリアで、正面奥がベッドルームです。
ベッドルームです。窓際にはテーブル&ソファセットがあります。
テーブルの上にはウェルカムスイーツのイチゴが置かれていました。スイートだとマカロンもあるみたいですね。
ベッド枕元にはテレビリモコンと電話、コンセントとUSB type C充電ポート、集中コンソールがあります。
反対側の枕元にもコンセントとUSB type C充電ポート、集中コンソールがあります。また、タブレットもおかれていて、こちらでも照明や室温の調整などができます。
ソファの窓側にも電話、コンセント、USB通常型とtype Cの充電ポートがあります。
テレビモニターは角度を変えられます。隣はエスプレッソマシンなどがある棚です。
有料ミニバーのアルコール類、エスプレッソマシン、ディーバッグ類、ミネラルウォーター、スパークリングウォーターなどが置かれています。値段のの書かれた伝票が無いので、手が出せません(笑)。
収納の冷蔵庫にはミニバーが詰まっていて、何も入れることができません。スナック類もあります。
さらに下にはアイスペールと湯沸かしポットです。
客室入り口わきには、アイロンとアイロン台が収納されています。
ウォークインクローゼットです。ラゲッジスペースもあります。傘が用意されています。
引き出しには、シューブラシ、スリッパ、靴ベラ、ソーイングキット、シューミット、ランドリーバッグ、シューシャインバッグが収納されています。
棚にはセイフティボックス。
その下はパジャマです。
ウェットエリアです。左が洗面、右がバスタブ、左奥にトイレ、右奥はシャワーブースです。
洗面スペースです。洗面台は2つあります。中央のタオルの下のケースにアメニティが収納されています。
ウォルドーフ・アストリアのアメニティはAesopです。マウスウォッシュ、ボディローション、ハンドソープが置かれていました。
アメニティボックスには、カミソリ、シャワーキャップ、爪磨き、へちまスポンジ、コットンセット、シャワーキャップ、シェービングフォーム、歯磨き粉が収納されています。
洗面台の下にはタオルとダイソンのドライヤーが置かれていました。
バスタブです。ハンディタイプのシャワー、Aesopのボディソープが置かれています。お湯のたまる速度は早い方だと思います。
シャワーブース前にはバスローブが用意されていました。シャワーはハンディタイプと天井据え付けの両方あります。
シャワーアメニティはもちろんAesopです。
トイレです。人が近づくと自動でタブが開きます。ヴァニティキットが用意されています。
ターンダウンサービスが入ると、パジャマやお水などがセットされます(スリッパはすでに履いていたのでセットされませんでした)。
テーブルの上にはお茶セット&湯沸かしポットがセットされました。
枕元にはミネラルウォーターとチョコレートが置かれました。
最上階38階からの光景です。北館(キャノピーbyヒルトン大阪梅田)や新梅田(ウェスティン大阪)が見えますね。
夜景です。グラングリーン大阪~淀川にかけての夜景を一望できます。
まとめ
今回は2025年春に利用した、ウォルドーフ・アストリア大阪のアクセスとプレミアルーム・キングの客室を紹介しました。日本初上陸のヒルトン系最上位ブランドホテルで、JR大阪駅から徒歩圏内の好立地です。
大阪駅周辺の再開発に伴い、新規ホテルが多数オープンしています。その中でも最上位ランクのホテルになっていて、インバウンドの影響もあって宿泊料金もかなり跳ね上がっています。
私の訪問時は、意外に日本の宿泊客がほとんどでした。オープンしてあまり時間が経っていないので、日本のヒルトンファンが大集結している時期だからでしょうか。
超高級ホテルなので、スタッフの方が多く配置されていて、対応は細やかで丁寧です。ただし、客室数はまずまず多いので待ち時間が発生するところもあると思います。
オペレーションに不慣れなオープン直後を避け、ちょっと時間が経った時期に訪問したのですが、まだ小さなトラブルはあるみたいです。私からの助言は、①ホテルへの案内板は信用しない、②レストラン料金がちゃんと割り引かれているか確認しよう、③朝食は時間を十分にとって、の3点です。③については次回解説します。
設備の豪華さではウォルドーフ・アストリア大阪の方が他のヒルトン系ホテルより圧倒的に上ですが、ダイヤモンド会員ならエグゼクティブラウンジが使えるダブルツリーbyヒルトン 大阪城やヒルトン大阪の方がむしろお得感があるかもしれません。大阪市街のヒルトン系ホテルがどんどん増えているので、選択肢が豊富になっているのはうれしいことです。
次回は朝食やプールなど中心に解説させていただきます。