【ラウンジ体験記】アメリカン・エクスプレス：京都特別観光ラウンジ

1 はじめに
2 入室基準
3 アクセス
4 ラウンジ内の様子
5 まとめ
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はじめに

世界一周旅行を終えて上級会員の資格を無事手に入れました。この資格でさまざまな空港ラウンジが体験できるようになります。空港ラウンジ体験記として、日本や世界のラウンジの様子をアップしていきたいと思います。

今回は、今までと少し違うラウンジをご紹介します。空港でも駅でもなく、街中にあるラウンジです。アメリカン・エクスプレスが運営するカードラウンジですが、京都市東山区にある、「京都特別観光ラウンジ」を紹介させていただきます。

入室基準

京都特別観光ラウンジ　運営時間　10:00～17:00（2019年情報）

京都特別観光ラウンジは京都市東山区の高台寺圓徳院の建物内にあります。運営時間は、圓徳院の開館時間と同じです。アクセスは京阪電車の祇園四条駅が最寄になりますが、徒歩10～15分くらいを見ておく必要があります。空港ラウンジと違い、飛行機や電車に乗る予定が無くても利用できます。

通常のカードラウンジと違うのは、アメリカン・エクスプレス直営ということです。したがって、アメリカン・エクスプレス・カード以外のブランドでは利用できません。MUFGなどの、提携カードはダメです。プロパーカードの中でも、利用可能なカードが限定されています。

・アメリカン・エクスプレス・ゴールド（プラチナ、センチュリオン含む）
・アメリカン・エクスプレス・ビジネス・ゴールド（プラチナ含む）
・ANAアメックスゴールド（プレミアム含む）
・デルタスカイマイルアメックスゴールド
・SPGアメックス

未確認ですが、ビジネス系カードは利用できなくなったという情報もあります（公式HPでは利用できないと書かれていません）。利用時間は制限なしですが、週末など混雑する状況では、時間制限されます。

同伴者３名まで利用可能です。家族カードでも利用可能ですが、家族４人で利用したい場合は、家族カードなしでもOKですね。カードなしでの有償利用は不可で、カードを必ず携帯することが必要です。

アクセス

京阪電車の祇園四条駅が最寄り駅になります。

6番出口から出ると、祇園南座の脇にある出口から出ることができます。

南座を出て、右手（四条通りを東方向）に進んでいきます。

お土産屋や喫茶店などの商店が立ち並ぶアーケードです。

突き当りは八坂神社になります。神社の中を通り抜けてもいいのですが、少し遠回りになります。突き当りの交差点を渡って、右に（東大路通りを南へ）進みます。交差点二つ目の左手に細く左前方に斜めに入る小径があるので、そちらを進んでいきます。

ひたすら進みます。

上の写真の場所で右に曲がります（左奥の方に進むと、知恩院方面になります）。この石畳の道が「ねねの道」です。

しばらく進むと、右手に高台寺圓徳院の入り口があります（拝観が終わると、ここから出てきます）。今回は、こちらから入りません。まっすぐ進みます。

アメリカン・エクスプレス特別拝観ラウンジの案内が小さく見えますね。この薄暗い入り口から進んでいきます（ねねの道をこのまま南下すれば、清水寺方面です）。

細い小径を進んでいくと、写真左手奥のように、ラウンジの入り口が見えます。

この入り口を左に進むと、圓徳院の縁側に至ります。

この写真の右手の庭から入ってきます。係の方がいらっしゃらなければ、縁側に上がるところにある鐘を叩けばやってきてくれます。入室可能なカードを提示し、名前と人数を記入すれば利用可能です。ラウンジ自体は、写真の左手ふすまの向こう側になります。

当然、土足禁止ですから、靴を脱いで、渡されたビニール袋に入れます。靴は下駄箱に入れます。ラウンジでの休憩が終われば、袋を持ってお寺の拝観に向かいます。

それではラウンジ内にお邪魔しましょう。

ラウンジ内の様子

室内は空調が効いていて快適です。観光の合間に利用するには適していると思います。寺の庭園に面している部屋もあり、明るい雰囲気です。

サービスは以下の通り。

席数不明　約25席
・圓徳院書院・知客寮にてお茶のご接待
（宇治茶、梅湯、昆布茶、香煎茶など日によって変わります）
・夏季期間中は、冷たい麦茶、冷やし飴をご用意しております。
・圓徳院の拝観無料
・高台寺・掌美術館の拝観割引
・高台寺駐車場1時間無料サービス
・ご同伴者3名様までご利用いただけます。
（公式HPより引用）

いわゆる空港ラウンジとは性質が違います。お寺での休息場所であり、厳かな雰囲気です。

お部屋にはトイレがないので、声をかけていったん出る必要があります。また、携帯電話での会話をできる雰囲気でもありませんし、喫煙スペースもありません。

もちろん、飲食物は持ち込み不可で、販売もありません。その日用意されている飲み物を運んできてくださいます。私が訪問したのは夏季ですから、冷やしあめを用意していただけました。

私が訪問した時は、繁忙期週末でしたが、席に余裕がありました。人の出入りが頻繁というわけではありませんでした。入室資格のある方はある程度いらっしゃると思いますが、高台寺周辺まで来られる方はそれほど多くないと思います。もちろん、ビジネスユースに使えるものではありません。

ラウンジ利用後は圓徳院を拝観できます。拝観順路の途中に合流する形になります。下駄箱から、靴を忘れないように持っていきましょう。拝観料500円が不要となります。

寺の庭園を眺めながら、ゆったりとした時間を感じるのもいいですね。拝観が終わると、先ほどもあった、下の写真の場所に出てきて、ねねの道に至ります。

カードラウンジというよりお寺の落ち着いた雰囲気を楽しむ場です。知恩院～八坂神社～高台寺～清水寺といった地域を観光する際に、体を休める場所として有用です。京都の他の観光地を巡る際にわざわざ立ち寄る場所ではありません（たどり着く労力とメリットが釣り合いません）。また、飲食目的でしたら、付近に飲食店がいくつもありますから、そちらを利用するほうがいいと思います。