【弾丸旅行世界一周旅行記29】ランブラス通りからモンジュイックの丘へ

ゴシック地区を縦走するライエタナ通りと並行して、ランブラス通りという目抜き通りが走っています。ライエナタ通りからカテドラルの脇を抜けるとランブラス通りに至ります。さあ、ランブラス通りを観光しましょう。

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ランブラス通りを散策する

ライエナタ通りからカテドラルの海側の通りを海岸線と並行に歩くと、サン・ジャウマ広場にでます。あまりよくわかりませんが、球状のオブジェがならんでいました。

それを横目で見ながらさらに進むと、レイアール広場があります。バルセロナの街には、建物群の中にこのような小さな広場がところどころにありますが、レイアール広場が特に有名なのは、その街灯にあるそうです。

レイアール広場は、ガウディが建築士免許取得後最初に設計したといわれる街灯があります。といってもあまりガウディっぽい印象はなく、カフェが立ち並ぶ普通の広場です。ガイドブックの情報がないと、普通に通り抜けてしまいそうですね。

広場を通り抜けるとランブラス通りに至ります。ランブラス通りは中央に歩行者専用の広場が縦走しており、カフェなどの青空店舗が並んでいます。

ランブラス通りの少し入ったところにガウディ作のグエル邸があります。このグエルさんはガウディのスポンサーをしていたお金持ちさんとのことで、バルセロナのいたるところにグエルの名のついた建物があります。内部の観覧もできますが、バルセロナはヘルシンキと異なり、建物の観覧のたびにお金が必要なので、外観の鑑賞のみでパスしました。

ランブラス通りを海に向かって歩くと、海岸の手前に細く高い建築物が見えてきます。高さ60mのその建物はカタルーニャ語でコロンの像。コロンって何のことかわからなかったのですが、コロンブスのことだそうです。バルセロナはコロンブスに縁のある街で、コロンブスがイザベル女王に出向のための謁見をしたのが、カテドラルの傍らにあった王の広場だそうです。日本のガイドブックには「コロンブスの塔」と記載されています。

塔の上に立つコロンブスは、視線は地中海の彼方を見つめており、手は新大陸を指しています。パッと見ると単なる塔なのですが、塔の地下から上にのぼれます。多くの観光客は眺めるだけで帰っていきますが、せっかくなのでチケットを購入します。

上にのぼりたいというとエレベーターに案内されました。エレベーターには現地の若い兄ちゃんがいて、エレベーターの操作をしています。このエレベーターが無茶苦茶狭い。エレベーターをよく見ると定員は5人と書いています。密着こそしないものの、バルセロナの兄ちゃんと狭い空間で2人きり。事前に予想だにしない光景です。無事に上に着いたときにホッとしました。

塔の上からは、バルセロナの街中や大海原を見渡せます。大海原と書きましたが、バルセロナから見える海は地中海です。私にとっては人生初の地中海なので、少しテンションがあがりますね。塔の直下に海のランブラスと呼ばれる橋が見えます。船の航行時には欄干が上がる可動橋で、見下ろしたときにたまたま上がっていました。

次に街側の景色を堪能します。カテドラル大聖堂やサグラダ・ファミリアが確認できますね。

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モンジュイックの丘を目指す

まだ昼の13時です。さんざん歩いて足が棒になりつつありましたが、次は海岸沿いの丘モンジュイックにそびえる城を目指します。コロンの像の傍にある地下鉄の駅DRASSANESから一駅乗り、PARAL・LEL駅で降ります。この駅の傍に、モンジュイックの丘に向かうフニクラというケーブルカーの駅があるはずです。

駅から出て地上に出て、ガイドブックの地図に書かれてあるケーブルカーの駅があるはずの場所に向かいますが・・・、ぜんぜん見つかりません。なんだかんだで30分程度さまよう羽目に。冬だというのに汗をかきながら、疲れてくたくたになりました。

方向感覚には自信があるので、地図さえ見れば迷った記憶はほとんどないのですが、今回の旅行では失敗が多いです。疲れ切ってもうホテルに帰る気になり、地下鉄の駅に向かいます。駅に戻ってわかったのですが、地下鉄の駅からケーブルカーの駅まで、地下で直接つながっていました。もっとわかりやすくと案内を出しておいてほしいですね。

ケーブルカーはT-10チケットが使えますので移動はスムーズでした。その先はロープウェイになります。駅間の距離も少し歩きます。

事前情報が無くて知らなかったのですが、ロープウェイはT-10チケットが使用できないみたいですね。チケットがある人の改札から入ろうとして、改札機を通れずにあたふたし、仕方なく戻って有人改札に向かいます。

ーロープウェイ駅の前に置かれていたクリスマスツリーの様子ー

観光のピーク時には列ができるのでしょうか、それぞれの改札の前には、チェーンが張られた待機場所がありました。そのチェーンをぐるっと回って有人改札で往復のチケットを購入し、ロープウェイに乗り込みます。地味に体力が奪われていっています。

いろいろありましたが、なんとかケーブルカーとロープウェイを乗り継いで、モンジュイックの丘の山頂に向かうことができました。

そこにそびえるのはモンジュイック城です。コロンの塔と同じく、地中海と市街の両方を見渡せます。サグラダ・ファミリアも街中で頭を一つ突き抜けているのが見えます。

駅から城の入り口まで少し歩きましたし、モンジュイック城は敷地が広いので城内でも移動距離があり、体力が奪われていきます。この時期のバルセロナの最高気温は23度で、結構暑いんです。

体力的余裕がなくなってきましたが、さらに観光を続けていきます。

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