バルセロナを見下ろせるモンジュイック城を観光し、モンジュイックの丘から降りていきたいと思います。次はどこに向かいましょうか。
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モンジュイックの丘から下っていく
モンジュイック城から、ロープウェイに乗って中腹まで下っていきます。そこからケーブルカーに乗るのではなく、15分程度道を歩くと、オリンピックスタジアムに至ります。
周知のとおり、1992年バルセロナオリンピックが開催されましたが、その際のメインスタジアムです。スタジアムは閑散としていました。入場は珍しく無料。観光客は中国人の団体さんバス1台分だけでした。カフェみたいなお店があったので、小腹がすいていたのもありカウンターに向かうと、もう営業時間は終了の模様。残念。
ピッチに降りることはできないようで、観客席からスタジアムを見渡します。噂ではこのスタジアムは大赤字らしいですが、きちんと整備されていました。
スタジアム周辺は地下鉄がないため、移動のためにバスを待ちます。バルセロナで初めてバス移動ですね。比較的郊外で交通の不便な場所です。本数も少ないのでなかなかバスは来ません。観光用の周遊バスは頻繁に往来していました。モンジュイック方面は周遊バスの方が便利です。
しばらく待って、やっとバスがやってきました。バスは前乗りです。運転手さんの傍からバスに乗り込み、打刻機に持っていたチケットを通そうとします・・・が、持っていたはずの「T-10」チケットがどこにいったのかみつかりません。焦りますね。
慌てて財布を出して乗車料を支払います。大きなお札を出すと、値段のところを運転手さんが指をさして「2.15ユーロだよ」とアピールされました。小銭をかき集めて(というかどの貨幣がどれかさっぱりわからないんですが)、何とか支払います。嫌な汗をかきました。ちなみにチケットはすぐに見つかりました。
オリンピックスタジアムから乗ったバスはスペイン広場行きでした。スペイン広場は、カタルーニャ鉄道の終着駅が地下にあり、バス亭も集合していて、ターミナルになっています。そこで別のバスに乗り継ぎます。
先ほどは失敗した乗車ですが、今度はきちんと「T-10」チケットを使用できました。短距離の乗り継ぎなのに、それぞれバス代がかかります。地下鉄→バスの乗り継ぎなら1回分でいけますが、バス→地下鉄orバスだと無理なのでちょっと損した気分です。
目指しているのはカンプ・ノウ。カタルーニャ語で新しいスタジアムの意味で、有名なサッカーチーム「バルセロナ」のホームグラウンドです。降りるバス停名がわからないため、ある程度勘で降りるのですが、1つ停留所を降り過ごして失敗。歩いて戻ります。
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サッカーの聖地カンプ・ノウ
カンプ・ノウは広いスタジアムです。収容人数10万人以上らしいですよ。本当はサッカーの試合を見たかったのですが、残念ながらバルセロナチームはカタールに遠征中でした。スタジアムの見学はできますので、予約していたチケットを手にスタジアムに向かいます。スタジアムの入り口はすべて閉まっていて、唯一空いていた扉には「VIP用」と書かれており、映画に出てきそうながたいのいい男性が警備していました。予約したチケットを見せると、こっちじゃない向こうだという風にジェスチャーされました。
どこから入ればいいかわからなかったので、とりあえずスタジアムの前にあるショップに向かいます。ショップの店員さんに入り口を尋ねると、ショップの隣の施設を指さしてくれました。よく見るとその建物からスタジアムに通路がつながっています。
―カンプ・ノウ内ではこのマークと指示に従って進んでいきます―
ようやく入り口を見つけたので、チケットを見せてカンプ・ノウに入っていきます。カンプ・ノウ エクスペリエンス ツアーという見学ツアー。見学ツアーといいますが、掲示されている指示に従って、個人単位で建物内を巡ります。
―記者会見席も見学できますー
まずは観客席の下にある博物館から。メッシをはじめとした選手の軌跡や、チームの盛衰を勉強できます。獲得したトロフィーなども飾られています。順路に沿って進んでいくと、観客席上方にでました。ピッチ全体を見渡せます。その景色は最高です。
そのまま順路に従って進んでいくと、今度はピッチの上に出ました。競技するフィールドの中央部には立てませんが、ピッチの外縁に立つことができます。他の観光客が写真を撮ってくれというので、ギブアンドテイクで私も撮ってもらいました。
―ピッチ脇にクリスマスツリーが飾られていました―
そのあと選手のロッカールームや放送席を見学し、トロフィーのレプリカを掲げた写真を撮っていただきと、サッカーファン・バルセロナファンにはたまらない体験をさせていただきました(私はにわかファンですが)。
―礼拝所もありました―
当然ですが、写真代は有料です。アウェイ側のロッカールーム内を見ることができました。ロッカールームにはジャグジーもあるんですね。
―アウェイ側のロッカールーム―
―ロッカールーム内のジャグジーです―
とりあえず日中の観光これで終わりです。街中を巡ったので疲れもピークに達していました。とりあえずバスでホテルを目指します。バスのルートマップとにらめっこして、最適のルートを探すのは根気がいる作業です。徐々に暗くなってきており、土地勘のない場所でのミスは取り返しのつかないことになりかねません。
うまくバスに乗ることができて、17時前にホテルに到着。とりあえず仮眠することにしました。19時に起床する予定です。
次はバルセロナの夜を観光します。
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