目次
はじめに
今回の記事から、2022年の特典航空券で行くロサンゼルス弾丸旅行の記録です。
2022年10月11日には入国の人数制限も撤廃され、海外旅行客が増えつつある昨今ですが、一方で円安とサーチャージの高騰の影響もあり、長距離路線のサーチャージは相変わらず高止まりです。日本からサンフランシスコやロサンゼルス往復だと、諸経費だけで12万円前後かかります。
今回の旅行にあたって、本当はハワイ路線の特典航空券を探していたんですが、ビジネスクラス以上の席に全く空きが見つかりませんでしたね。海外旅行が解禁になり、みなさんこぞって特典航空券を発行しているようです(まあ、わたしもそうですが)。急激に予約のハードルが高くなってきているので、予約を入れるなら早い方がよさそうです。
今回はANAの特典航空券を利用して旅行しました。3年間貯めこんでいたANAマイルは、シンガポール、サンフランシスコと弾丸旅行を繰り返して残り少なくなっていたので、マリオットや楽天のポイントからマイルをかき集めて何とか捻出し、予約することができました。
特典航空券のメリットは、日帰りや1泊2日の行程もお得にできること。ほとんどの有償チケットは2~3日以上でないとお得なチケットを購入できないので運賃が高くなります。弾丸旅行こそ特典航空券が有効です。
ということで、今回も特典航空券の弾丸旅行でロサンゼルスを目指します。
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ロサンゼルスへの旅に出発
今回の旅の始まりは羽田空港からです。
羽田空港第3ターミナルの国際線保安検査場前は、徐々に人が多くなってきています。遅い時間帯だったので、プライオリティレーンはオープンしておらず、保安検査場は以前より待ち時間が生じていました。
出国してすぐ、目の前にあるエスカレーターを昇ってカードラウンジ「SKY LOUNGE」を訪問してみました。クローズまで1時間くらいの時間帯なので人は多くなく、落ち着いた空間でくつろぐことができそうでした。
そのあとANAラウンジに向かいました。写真で見ると席がありそうですが、この10分後くらいには席がほとんどなくなってしまいました。まさしくイモ洗い状態です。コロナ禍以前から利用客が多くて圧迫感のあるラウンジでしたが、プライオリティ・パスの対象ラウンジになったこともあり、くつろぐというよりあわただしくて疲れてしまうラウンジになってしまいましたね。
シャワールームの予約をすると30番目くらい。受付で訊いてみると、無理かもしれないけどキャンセルが出ることもあるので待ってみては、とのこと。何度も訪問したことのあるラウンジなのですが、いつも混雑していてシャワールームを利用できたことがありません。
幸い?搭乗時間の10分前に順番が回ってきたので、5分でシャワーを浴びて、ゲートに向かいました。もう搭乗開始してるかな。
うーむ、遅延ですなあ。あまり記事にしていないですが、私の乗る便は遅延が多いんです。国内線・国際線に関わらず、半分以上は遅延するんですよね。ANAにしろJALにしろ、定時率(15分以上の遅延がないこと)は95%を越えているらしいですが、私が絡むと50%を切っちゃいます(泣)。
遅延は私にとって平常運転なのでもういいんですけど、遅延の確定が搭乗時間直前になるのはやめてほしいですね。到着機材の遅れなんて「1時間以上前からわかってたよね!」と言いたくなります。いったんラウンジを出ちゃうと、戻るのが面倒になるし、せっかく確保した席が無くなってたりするし。ゆっくりシャワーを浴びれたのにとか。愚痴ばっかりですみません。
今回の予約クラスはビジネスクラスで、搭乗は2番目(Group2)です。ダイヤモンド会員とファーストクラス(Group1)に次いで搭乗です。
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NH106便 ロサンゼルス行き 新型ビジネスクラスに搭乗
搭乗機はボーイングB777-300ERです。2019年よりANAのB777-300ERは順次改装されていて、いくつかの機材のビジネスクラスがTHE Roomという新型シートに変更されています。少し前に搭乗したサンフランシスコ線のB777-300ERは旧型のANA BUSINESS STAGGEREDでしたが、今回は新型シートですよ。テンションが上がります。
おなじB777-300ERでも新型シートが導入されてない機材もあるため、どうしても新型に乗りたいなら予約時にチェックが必要です。通常予約なら予約時にわかりますが、特典航空券だと機材までわからないのでいったん通常予約画面で確認することをお勧めします。新シートはロンドン、ニューヨーク路線や、一部のロサンゼルス、シカゴ線に導入されているというはなしです。
新型シートはANA BUSINESS STAGGEREDと違って、横に広い席になっています。2人横に座れそうにも見えますが、1人席です。前向き席と後ろ向き席が交互に配置されています。
The Roomの最大の特徴は、通路との間にある扉を閉めてしまうことができることです。プライベート感満載です。
中から見ても外部と遮断されているように見えます。実際のところ、上は開いているので、気を抜いていると突然CAさんの顔がにゅっと出てくることがあります(笑)。完全な個室ではありません。
テレビ脇に設置されたミニテーブルには、小さな収納があります。鏡、マルチプラグ、USB充電ポートなどが用意されています。扉の下の部分には隙間があって、扉を閉じてもUSBコードを下から出してくることができます。
アメニティとして、スリッパ、ヘッドホン、そしておなじみのグローブトロッターです。最近ビジネスクラスに乗車することが多いので、このミニケースがいくつかストックされてきました。ミニケース内のアメニティは、国際線保安検査場の手荷物チェックで引っかかるので、往路の中身は破棄せざるを得ないため(預入荷物ならOKです)、ケースだけ溜まってきています(インテリアにいいので、家に飾ってますが)。
テレビ下からテーブルを引き出すことができます。お食事のときはこちらを使用します。
もちろんシートはフルフラットになるので、体全体を伸ばしてゆっくり休むことができます。
席に着くとウェルカムドリンクが配られました。オレンジジュースをいただきました。
羽田空港から離陸です。東京の街を見下ろしながら、機体は上空に舞い上がります。
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ANAロサンゼルス線(NH106便)ビジネスクラスのお食事(和食)
深夜出発便なので、離陸するとすぐに消灯です。
ANAビジネスクラスはいつでも軽食オーダーが可能です。全席に配られるおつまみとは別に、きつねうどんを頼んでみました。
お腹を満たすの眠くなってきて、席をフラットにして就寝です。ビジネスクラスの場合、ベッドメイキングは自分でする必要があります(ファーストクラスならCAさんがセッティングしてくれます)。
フライト時間は10時間くらいあるので、前後の時間を考えても6~7時間くらい眠ることができます。フラットで眠ることができるので、全然苦になりません。キングダムの映画を見て、就寝しました。
到着2時間くらい前に食事の提供が始まりました。到着時間(15:55)から考えると昼食扱いになるのでしょうか。
前菜
平目 蕪 蜜柑ポン酢ジュレ 鶏親子巻き玉子
酒粕柿チーズ寄せ 烏賊墨さつま揚げ
主菜
鰤白味噌煮
俵御飯 味噌汁 香の物
フルーツ
和食の定食ですね。機内食でお椀のお味噌汁がいただけるのがビジネスクラスです。
日本とロサンゼルスの時差は17時間です。出発日の夜遅く22:55発で、到着が同じ日の夕方15:55と時間が巻き戻ります。10時間の飛行時間ですが、新型シートはとにかく快適で、時間を忘れてくつろぐことができました。食べて、寝て、ビデオプログラムを楽しんで、至福の時間を楽しみましたが、いい時間は一瞬で終わっちゃうものなんですよね。
アメリカ・ロサンゼルス入国
出発が大幅に遅れたので、そこそこ遅れてロサンゼルス空港に到着です。ロサンゼルス空港ターミナルBが国際線ターミナル(トム・ブラッドレー国際線ターミナル)になります。
5階の到着客のルートから3階に降りて入国審査です。ファストトラックはありません。前回のサンフランシスコでは矢継ぎ早の質問攻めでしたが、今回はほとんど質問無しでした。英語が苦手なのでありがたいです。以前の(2016年)ロサンゼルス空港入国時は機械にタッチパネルでさくっと入力して終わりでしたが、それは無くなったようですね。審査待ちの列は短かったですが、それでも通過に15分くらいはかかったと思います。
そのあと1階に降りて、荷物のピックアップと税関です。人の流れに乗っていくと、到着フロアに出ます。ロサンゼルス空港の到着フロアは利用客数のわりに狭いため、おしくらまんじゅう状態です。コロナ禍でもあまり変わらないですね。
1階到着フロアから外に出ると、バスや送迎車のピックアップエリアです。ロサンゼルス空港には電車がありませんから(2023年にモノレールと地下鉄ができるらしい)、公共交通はこちらから乗車です。
ホテルの送迎は2階チェックインフロア前になります(知らなかったので、かなりさまよってしまいました)。各ターミナル前に停留所が設置されています。時刻表やどのホテルが来るかといった情報は記載されていません。送迎バスがあるかどうかは、ホテルの公式ホームページで確認しましょう。
次回は、宿泊ホテルに向かいます。
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