【空港情報】たんちょう釧路空港 釧路湿原国立公園に面する自然豊かな空港

はじめに

2022年秋に北海道にある釧路空港(たんちょう釧路空港)を訪れました。北海道の南東、釧路近郊の太平洋に面した国管理空港です。日本国内でもかなり東に位置する空港ですが、東には根室中標津空港がありますから、最東端の座は譲ってしまいます。

空港は国管理空港ですが、ターミナル運営は北海道エアポート株式会社です。不動産会社や航空会社が出資して運営会社が設立されていて、千歳、函館、旭川、帯広、釧路、女満別、稚内の7空港を一体的に管理しています。

滑走路は南北に2,500m伸びていて、ジェット機が運用可能です。2022年現在、釧路空港を発着するのは、羽田(JAL3便、ANA1便、エアドゥ2便)、丘珠(JAL3便)、千歳(ANA3便)、成田(ピーチ1便)、関西(ピーチ1便)、中部(JAL季節便)、伊丹(ANA季節便)と、かなり多くの路線を抱えています。

釧路方面の玄関口になる空港です。北海道は広いので、道内移動も空路利用が多いです。札幌ー釧路間はJRで4時間30分、空路で1時間かかりません。丘珠空港も千歳空港も札幌市内からアクセスがいいですし、釧路空港からJR釧路駅も40分くらいで着きます。

釧路空港から釧路方面だけでなく、摩周湖方面や帯広方面にもバスが運行しています。

釧路空港は私の大好きなカードラウンジがありません(有料ラウンジはあります)。ボーディングブリッジを2つ備えた立派なターミナルビルがあり、発着便が多いので、地方空港と規模が違います。

スポンサーリンク


釧路空港へのアクセス

釧路空港の最寄り駅はJR大楽毛(おたのしけ)駅ですが、特急通過駅で他の観光地とのアクセスは良いとは言えません(釧路駅ー釧路空港連絡バスは停車します)。多くの方は釧路駅からの連絡バスでアクセスされると思います。

他にも、阿寒湖方面への路線バス、エアポートライナーや帯広方面へのライナーバスが発着しています。

釧路駅から空港へのバスは飛行機の発着時間に合わせて運行されています(逆に言うと、それ以外の空港バスはほとんど運行されていません)。所要時間40分程度です。

スポンサーリンク


羽田空港から釧路空港へ ANA741便 エアバスA321

今回は羽田空港から釧路空港に向かいます。ANA741便に乗り込みます。

第2ターミナルのサテライトから搭乗です。通常のターミナルと違ってバスでアクセスするサテライトターミナルは、羽田空港の喧騒から離れていて都会感が薄い雰囲気です。

今回の搭乗機はエアバスA321です。

国内線就航機ですが、ディスプレイが搭載されています。USB用充電ポートもディズプレイ下に備わっています。

足元には救命胴衣とマルチ電源プラグがあります。

羽田空港を発ってくらいすると、北海道が見えてきました。これは襟裳岬ですね。

釧路空港の滑走路が見えてきました。

海岸沿いを、国道38号線とJR根室本線が併走しているのが見えます。

釧路空港に着陸しました。

ボーディングブリッジを渡って、ターミナルビルに入っていきます。

スポンサーリンク


釧路空港ターミナルビルを散策

釧路空港のターミナルビルは、1階、2階、3階(屋上)があります。

1階 チェックインカウンター&到着ロビー

手荷物受取所を通って1階到着ロビーに向かいます。

正面にレンタカー受付があります。

右手に向かうと、左側に釧路の紹介ブース、右手にチェックインカウンターが並んでいます。右奥がANAで右手前がJALです。ピーチは左奥になります。

ターミナル前を散策

ターミナル前にバス停が2つあります。阿寒バスの路線バス、エアポートライナーが運行されていて、釧路市内、阿寒湖方面、帯広方面に路線があります。タクシー乗り場はさらに左の方になります。

右側は送迎車の停車スペースです。

さらに右奥に進むと、サイクルステーションがあります。近年のサイクリング・健康ブームもあり、サイクルステーションが設置されている空港が増えています。

サイクルステーションにはサイクルラックが用意されています。空気入れや自転車用工具は総合案内所で貸出してもらえるようです。また、ターミナル2階の中央トイレが更衣室利用に推奨されています。ターミナル1階にコインロッカーもあり、荷物が多い方は利用しましょう。

ターミナルの正面は有料駐車場です。

空港正面にはいろいろな動物の像が置かれています。こちらは釧路湿原にすんでいるたんちょうです。

こちらは北海道東部にすむシマフクロウです。

北海道と言えばクマですね。

ホルスタインの像です。ホルスタインは外来種ですけどね。

スポンサーリンク


2階 出発フロア

1階から2階へエスカレータで昇ります。

2階に昇ってくると、吹き抜けフロアに大きなモニュメントが出迎えてくれます。

2階には広い待合スペースがあります。保安検査場通過前に時間がある方にくつろぐスペースがあるのはうれしいですね。

2階はショッピングエリアになっています。こちらにはJAL系のBLUE SKYがあります。

フロアの反対側にはANA FESTAがあります。

釧路湿原のたんちょうをPRするブースもあります。

ANA FESTAの傍に、有料ラウンジがあります。ビジネス用のインターネットルームもあるらしいです。

釧路空港にはクレジットカードラウンジや航空会社ラウンジが無く、こちらが唯一のラウンジです。1時間500円と有償になるので、あまり利用者はいないみたい。ラウンジスタッフが席を外していることもあるようです。また、団体利用されている際には利用できません。

スポンサーリンク


3階 レストランエリア&送迎デッキ

2階からエスカレータで3階に向かいます。

3階にはレストランが並んでいます

釧路ラーメンの店舗は大盛況で、満席でした。

さてお待ちかねの?送迎デッキに向かいましょう。

デッキは整備されていて、チェアも用意されています。滑走路側はワイヤーで仕切られているので、望遠レンズでの撮影に障害が少ないです。

横に細く広くつながっています。

空港は広大な北海道の自然の中にポツンと建てられています。送迎デッキは西向き(帯広方面)に面しています。

発着便が無くて、穏やかな景色を眺めます。滑走路の左右両端まで視界にとらえることができます。

スポンサーリンク


2階 搭乗待合室へ

2階の保安検査場を通過します。私の訪問時は2レーン動いていました。出発便が重なるときはかなり列がのびます。優先レーンはないので時間に余裕を持って利用しましょう。

保安検査場内には3つの出発ゲート、2つのボーディングブリッジがあります。

出発待合室内には、ANA FESTAとJALUXがありお土産や軽食を購入することができます。

ANA FESTAで購入したかなや かにめし(918円)を機内でいただきました。冷凍食品のようで、注文してからレンジで3分くらいで提供されました。

機内へ

搭乗機が滑走路に向かいます。釧路空港ともお別れです。

着陸時は南から北向きに到着しましたが、今度は北から南向きに離陸です。釧路空港には誘導路があるので、誘導路から滑走路北端でターンします。

離陸しました。着陸時も目にした、太平洋岸の景色です。北海道の大地ともお別れですね。

スポンサーリンク


まとめ

2022年秋に訪問した北海道にある釧路空港の模様をアップさせていただきました。地方にありながら多数の路線を抱える空港で、ターミナルも大きいです。観光地なのでお土産やレストランにも目移りしてしまいますね。

送迎デッキは簡素ですが、きれいに整備されており、遮るものが少なく、北海道の景色を満喫できます。いろいろ時間をつぶすことができる空港です。

スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする