【国内鉄道旅】番外編4 博物館明治村のクラシックトレイン

はじめに

2015年に愛知県犬山市にある博物館明治村(通称は明治村ですね)に行ってきました。日本全国に鉄道博物館はたくさんありますが、こちらは明治の町を舞台にした博物館で、鉄道に特化した博物館ではありません。とはいえ、貴重な列車が運行されていて、実際に乗ることができます。鉄道好きには外せないスポットです。

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最寄り駅は名鉄犬山駅

正直なところ、関西から明治村へのアクセスは非常に面倒です。新幹線あるいは近鉄特急でJR名古屋駅に向かいます。そこから名鉄犬山線で名鉄犬山駅に向かいます。特急や急行で30分くらいかかります。さらに、バスで20分くらいかけて明治村へ。

名古屋駅(名鉄バスセンター)から明治村に向かう路線バスもありますが、1日1~2本くらい。時間も1時間30分くらいかかります。時間はかかるけど、乗り換えが無いので楽です。帰りはこのバスで帰りました(車内で爆睡)。明治村は名鉄の子会社みたいなものなので、名鉄を使ってもらわないと困るんでしょうね。

明治村は明治時代を模した街並みを観光できます。明治村と名付けられていますが、大正や昭和前期の建物もあります。実際に利用されていて移築された建物も多く、重要文化財などに指定されています。

そんな街並みと共存する鉄道を眺めてきました。

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明治村の街中を走る「京都市電」

まずは、街中を走る路面電車「京都市交通局狭軌1形電車」です。JR西日本の鉄道博物館がある「梅小路公園」にも動態保存されています。乗車料金500円と少し高めのお値段ですが、1日券だと800円なので、そもそも1日券での利用を想定しているのでしょう。

専用軌道を走行する区間もあります。車両の前にネット(救助網)があるのは、事故防止用らしいです。

電力はトロリーポールと呼ばれる長い棒で、架線から供給を受けます。進行方向を変える際には、このように手動で付け替えが必要になります。この付け替え作業も、見せ場の一つですね。

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SL乗車(富士身延鉄道1形)

明治村ではSLも走行しています。蒸気機関車9号(富士身延鉄道1形)と12号(国鉄160形)が運営されています。写真は9号のほうです。

「とうきやうえき」から「なごやえき」まで、わずかな区間ですが、蒸気機関車の客車に乗ることができます。

木造の客車は歴史を感じさせます。公式HPによると、日本最古の客車だそうです。

転車台を使った機関車の回転・付け替え作業も注目ポイントです。現在でも、日本各地でSLが観光列車として運行されていますが、転車台を使って付け替え作業をするのはレアです。多くは、機関車の先の部分に客車をつけたりするので、ちょっと不格好になりがち。明治村ではちゃんと機関車を回転台で回転させてから付け替えています。すばらしい。

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鉄道局新橋工場と御料車

東京の新橋にあった工場が移築され、明治村に保管されています。国の登録有形文化財です。

皇族の専用車両「御料車」も保管されています。残念ながら、中に入ることはできません。

高級感と重厚感が漂っていますね。リニア・鉄道館とちがって、人出が少ないので、ゆっくり落ち着いて鑑賞することができます。

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まとめ

2015年に訪問した明治村の鉄道乗車体験でした。JR東海のリニア・鉄道館や、JR東海・西日本の鉄道博物館は、人出が多くて人波に負けそうになります。明治村は、少し交通の便が悪いので、訪問客はそれほど多くなく、落ち着いて鑑賞できます。鉄道を目的としない方も多いですからね。

3密を避ける必要がある今(2022年現在)だからこそ、おすすめの観光スポットだと思います。

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